
今日は、わたしのお気に入りなラーメンをご紹介します。
鎌倉駅東口を出て、小町通りを八幡宮方面に歩きだします。
しばらく行くと、左手に煎餅屋さん、そして右手に漬物の土産物屋さんがある十字路に差し掛かります。
そこを右、ちょっと歩いた右側にある中華料理屋さん【鎌倉赤坂飯店】です。
ここの店、
雰囲気がかなり変わってるんです。
まず、店内をのぞいて席が埋まっているようなら、店の外でおとなしく待ちましょう。カウンターがいっぱいでも、相席できるようなら大丈夫です。すすっと入ってみましょうね。
カウンターの中では、かなりの年季の入ったご夫婦&息子さんと思われる3名がで切り盛りしています。その動きはかなりスローモーに見えはしますが、ところがどうして無駄が一切ない動きです。うーん。言葉発せずに阿吽の呼吸というやつですな。もくもくと料理に打ち込んでいる姿にストイックささえ感じます。
鎌倉赤坂飯店
神奈川県鎌倉市小町2-11-2
12:00~15:00
火休
さて、
この店には
いくつかのルールがありまして、
・ドアを開けて入ったら必ず自分で閉めなければならない。
少しでも開いていたら、確実に怒られます。
・注文は自分からは決して言ってはならない。聞かれるまで言わない。
お冷もじっとしてれば出てきます。時には辛抱も大切です。
1人1人順番につくっているから、注文のタイミングは混雑時はしばらく待たされます。先に聞くと
「聞くから待って下さいよ」とぶすっとした声でいわれます。
・子連れは禁止。小学生もだめです。
うるさいからという理由です。
まだまだあると思います。ポイントはたったひとつ。
怒らせてはダメ。普通に怒られます。そして、
相手が誰でも怒ります。容赦はありません。
次に、カウンターの上にかかったメニューボードに目をやりましょう。
1番から26番くらいかな?ずらっと並んだ番号の下には例えば、1番 ラーメン、15番 卵炒飯のように品名が書いてあります。注文が決まったら品名についた
番号を覚えましょう。
「どうぞ・・・」息子さんが囁くようにうながします。
「○番と○○番で。」
品名で答えるとほぼ
確実に番号で言い直されるでしょう。
ただし、ラーメンと餃子は品名でも構いません。
面倒臭い?そんな店行きたくないでしょ?
とはいうものの、そんな店内はいつも常連さんであふれかえっています。
ここで、商売をする店側の姿勢とか論じてもしゃーないので、すっ飛ばしていきましょうね。
怒られるのは一見さんばかりです。それでもそんな一見客を常連に変えてしまう、次は怒られないようにしようとまた
来させてしまうパワーをここの料理達はもって生まれてきます。何を注文してもレベル高いっすよ。
ここでのわたしのお勧めは、ラーメン(600円)と排骨麺(1200円)です。
どっちも量は少なめに感じますので、ライスかチャーハンをつけるとよいでしょう。
最初はラーメンをお勧めします。いわゆる中華料理店のスープなんですが、すっきりとしながらコクをあわせもった丁寧な出汁とりを感じます。上等な清湯です。この店のすべての料理の味のベースを知ることができるでしょう。
今日は、ラーメン600円を注文しました。
さぁ、ラーメンの登場です。
当然に化調はビンビンですけどね。麺は中太で柔らかめかな。
怖くて硬めなんて言えないけどね。
チャーシューも本ロースで味のあるものです。
最近の中華料理店のラーメンはあくまで多くのメニューの一部であって、ラーメン専門店のような素材に特化した特徴とかこだわりに欠けるきらいを感じがちだけど、ここはやはり別格なものを感じますね。
もう一方の排骨麺は、値段の価値ある本格的なものですよ。厚く切った骨付きロースをカラリと揚げたものがどどんと乗っかって、上から蓋しちゃうもんだから、スープを最後までアツアツでいただけます。
あ~麺硬めって言いて~
怖くて言えないけどね。
店の雰囲気 ★★☆☆☆
スープの好み ★★★★☆
麺の好み ★★☆☆☆
総合的なもの ★★★☆☆(緊張感のある生活が懐かしい人に)
Posted at 2009/08/14 11:38:15 | |
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【鎌倉市】ラーメン | グルメ/料理