
今日は午前中から直行して
東京の平和島に行ってきました。
とあるスーパーさんに自社商品を売り込みに行っているんですが、
思いのほか好感触で、まずはホッと胸をなでおろしました。(^^
しかし食品業界もこの不景気で商品の改廃が一段と激しくなってきていますなぁ。もしうまくいったとしても喜びはつかの間。今度は生き残りのために頑張り続けなければならないだけです。
そんな
真面目な話はよしとして、
今日はせっかく遠方まで出ていくので、めぼしいラーメンのお店まで見つけて家を出発していました。
商談も終わって車を動かし始めた頃には時計が
丁度,お昼になろうかという頃でした。
わたしも相変わらず動きに無駄のない
ナイスなタイムキーパーぶりを発揮しております。なんせ
時は金なりと申しますしぃ~
実は夕方までに川崎方面や、三浦半島方面の取引先を訪問することになっていたのです。
ささ、時間がありませぬ。
先を急がねばε≡≡ヘ( ´∀`)ノ
次の取引先がある川崎方面に車を走らせました。
東池袋大勝軒直系 喰我
神奈川県川崎市川崎区大島3-14-17
11:00~15:00(麺切れ終了あり)
日・祝休
外では残り少ない夏を惜しんで蝉が鳴いている。
訪店時間は12:40分頃。店の前に待ちのお客はなし。すんなりと店内に入れたが、カウンター11席のみの店内はすでに満席状態でした。ここは、あの山岸氏の東池袋
大勝軒からの独立店であるとのことで、店内には山岸氏の写真やら、のれん会のマップやらが貼られています。
店員は店主らしき人、奥さんとそのお子さんかもしれないなという3人でした。
皆お揃いの
「東池 大勝軒」と入った紺のTシャツをお召しでございます。
ここは食券制。食券機付近に貼り紙があります。
「当店の麺は普通もりで
他店の約2倍です。」
当店 300g 他店140g
中盛り 450g +100円
大盛り 600g +200円
大勝軒系といえば所謂つけ麺である
「もりそば」が常套でしょうが、山岸氏全盛期の頃の味を知っている訳じゃあないですが、今まで色々な大勝軒系列のお店で食した感想として、正直 この「もりそば」というものにそこまで騒ぐ
「何か」があると感じられていませんでした。
(-_-)
そこで、今回はラーメン 730円にしてみることにしました。そういえば、大勝軒系では「もりそば」以外を試した事がなかったなと思ったのでした。その店について広く知らざれば多くを語ることなかれということ。良い意味で期待を裏切ってくれることに
大きな期待を寄せることにしたのですぅ。
さぁ、ラーメンの登場です。
早速スープを掬います。のっけから食欲をそそるスープの色あいをかましますな。そっとレンゲを鼻先に近づけます。節がふんわりと香ります。そして一口
ずずっ
んまい!!!!!!!!!ゝ(*´Д`)ノ
なんじゃこりゃ、オイオイいきなり来ちゃったよ。
かなり好みの味ですがな。
鶏がらなどの動物系の濃厚な出汁がしっかりしたボディを形成しております。意外や飲み進めると魚介系の風味はおとなしめです。
いや~~やや乳化の進んだ甘味をもった柔らかな口当たりですが、なんせ醤油との塩梅が絶妙ですね。(^^
スープには若干の胡椒のピリリも感じられますな。
いや。マジで侮るとこだった。(大汗;)
麺は中太のストレート麺で若干黄色がかかっている。
スープを持ち上げるというより見事に
麺肌に汁気が馴染んでいる感じ。麺自体にまだ茹で湯の熱気が十分にこもっていて、その麺の量から丼の大半を支配するが、そのおかげでいつまでも
スープを冷めさせない。こりゃ面白い。
そしてこの麺ときたら独特の
プリプリな弾力感が堪えられない。
いやはや、このスープにしてこの麺ありといった相性をしめしているのね。
そういえば、ラーメンの食券を店員さんに渡す際に、
「ラーメンは太麺と細麺どちらにしましょうか?」
と聞くもんだから、
「どちらがおすすめなんですか?」と切り返した
店員さんは
太麺だという。
食してみて、こんなにスープに相性の良い麺があるならこれ一本でもいいんじゃないかと思った。
麺の太さやタイプってのはお客の好みもあるんだろうが、店として一つの旨いラーメンを完成させる上で麺とスープの
相性は重要な要素でもあるはずだ。
よくある話で、旨いと有名な店から独立したと聞いて馳せ参じると、たいして旨くもなくがっかりさせられる事がありますよねぇ。
よく見れば麺は店主の修業先と同じ。なにが違うって
スープが麺に全然追いついてないんだよなぁ。
例えば家系、あの酒井製麺の麺肌ツルリのもっちりした太い麺には、それなりにガツンとした麺に負けないスープを合わせなきゃということですな。
おそらくこのお店にしてもスープありきでこの太麺が生まれたのだと思う。
修業先でスープの作り方を習ったのが大きいのだからね。
ああ、イケネ!!!
これもまずここの細麺をまた試してみなければ
何とも言えないけどねぇ(^^;)
気がつけば完食!!!!スープまで残さずきっちりいただいた。
いや~~今日はいい出会いと発見があったものだ。
またここにきて、今度こそは
「もりそば」を試してみよう。
ふと、感動の面持ちで至福の時間の中にいる自分に気づくと、壁にかかった額には
東池袋 大勝軒の
創始者 山岸氏の言葉があった。
らーめんは鶏ガラ、豚ガラ、人柄
人柄ねぇ。
少し照れくさく感じた。
なんだか山岸氏ご本人が作るラーメンを食べてみたい衝動にかられる。
人柄がピンと利いているのか?今ではもう食べることはできないのだろうな。
やはり、ここの店主の作る味と似ているのかなぁ~~(^^;)
そしてグイと一杯の水を飲み干すと、
店内に貼られた山岸氏の写真と目が合ってしまった。
「山岸さん。ありがとう・・・」
心からつぶやきが漏れる。
外ではまだ蝉が鳴いていた。
店の雰囲気 ★★★☆☆
スープの好み ★★★★★
麺の好み ★★★★★
総合的なもの ★★★★★(あなたのガラは味濃いめ?)
Posted at 2009/08/26 19:52:39 | |
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