
今日は会社がお休みです。
今回はわたしの住む横浜市のラーメンを一つご紹介しようと思います。
わたしの家は「ラーメン街道」として最近名が売れてきた
環状二号線の近くにありまして、最近はそんなこともなくなりましたが、ラーメン専門店が多く建ち始めた頃にはちょっとした渋滞が発生することもあったんですよ。
今でも近隣のラーメンが好きがこぞって集まる熱いスポットであることは変わらないんですけどね。
その環状二号沿いのこの店は、先日に紹介した中目黒のぷかぷか同様に、
あの
渡辺樹庵さんのプロデュース店なんです。
さっ、それでは行ってみましょうかねっ。
☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ
麺匠 るい斗
神奈川県横浜市港南区下永谷5-1-21
11:00~14:30
15:00~21:00
火休
訪店時間は12:15頃。店舗裏の駐車場に車を停めました。
店内は満席の状態。店の外に並び2人。先に食券を買うことにします。こちらのお店は濃厚な豚骨&魚介スープが人気なんですが、今回は他にねらい目がありました。
それは
「味噌ラーメン」なんです。
初めてここのお店の味噌ラーメンを食したとき、その
味噌の濃厚さとしっかりとしたボディ。さらに後から
追いかけてくる甘みにすっかりはまってしまいました。
今日は、味噌チャーシューメン1100円に半ライス100円を選択します。
ちょっと昼から張り込んじゃったかな?
ちなみにノーマルの味噌ラーメンは800円でございます。
券売機には店主たちが渡辺樹庵さんと撮った写真が飾られていますなぁ。(^^
正直な話、ここ数年前までは味噌ラーメンというものにあまり特別な興味が沸きませんでした。
濃い目の味噌汁につかったラーメンに、野菜炒めを乗っけた程度の印象のものしか食べたことがなかったんです。
バターを入れたら美味しくなるとか、その程度のものしか当時は出会うことができなかったんですなぁ。
ところがどっこい!! ォオー!!(゚д゚屮)屮
ある日、新横浜のラーメン博物館に行った折に、他のどの名店よりも待ちの行列の長かった
札幌の「すみれ」に心惹かれて、食べたら最後、その味に完膚なきまでに打ちのめされてしまったのだ。
まさにわたしの中の
既成概念が音を立てて崩れ落ちる衝撃。
そのスープはたっぷりのラードで覆われていて、全くと言ってもいいほど湯気が出ない。
油断して飲もうとするなら火傷をするくらい
猛烈な熱さが印象に残っている。
そしてそのスープの
濃さたるや尋常じゃなく、コクとキレを兼ね揃えた秀逸なものであった。麺を持ち上げてフーフー湯煙を飛ばしながら、北国で独自に進化していったラーメン
「本場もんの味噌ラーメン」というやつをわたしは思いしらされたのだ。
この一杯には冬の寒さが厳しい北海道のラーメンのあり方を連想させるだけの十分な説得力が込められていたのですな。
まぁ、想ひ出話はこの辺にしてと。(∀`*ゞ)
着席して食券を渡す頃、お店の外の並びは6人ほどになってきていました。
店員は店主と奥さんと思われる方、そして助手の男性の3人です。わたしはカウンターの奥のほう、わたしの顔の前で一連の調理が行われるという最高のポジションを確保できました。
カウンターには
「当店のラーメンは
化学調味料を一切使わない
無化調ラーメンです」
と貼り紙がしてありますねぇ。
こちらのお店は少人数分を
小鍋で調理しているようです。鍋の中では具材が炒められている真っ最中。そして基スープのほか各種調味料のようなものが加えられていきます。味噌ダレを溶いているのでしょう、こまめに火加減を見ながら、へらで丹念にかき混ぜることを繰り返していますな。
時折、
むわっと芳醇な味噌の香りがカウンターにいるわたしを照らします。
その隣でチャーシューが
七輪で一枚一枚炭で炙られていきます。かなり厚みのあるバラ巻きのものです。わたしのすぐ顔の前でチリチリとチャーシューに焼き目が付けられていきます。
炭からパチンと脂身からジュジュっと音がして軽く醤油を纏って焼かれる肉の芳香が鼻先をかすめる。
ついつい手を伸ばしてしまいそう・・・
泥棒猫の心境というやつでしょうかね。
(;´∀`)
十分に加熱されたスープが今、丼に注がれる。
ジュワッ!!!ここでも激しい音がした。
そして今、わたしのラーメンに彩がなされていきます。
ああっつ。。早く、食べたい~~!!!!!!
さあ、ラーメンの登場です。
厚みのある丼は、なにしろ底の方まで深みもあってでっぷりした形をしています。その丼に目一杯盛り付けられているんですな。
お店の人が、
「お熱いんでお気をつけてください。」って言ってくれたけど、
おお確かに熱いよ。カウンターの上から下ろすのに躊躇するぐらいにね。
麺を茹で上げられる前にすでに丼の中に張られたスープの熱気が、
その厚手の陶器には十分すぎるほど伝達しています。
まずスープを啜ります。
やや甘めの、しっかりコクとそこそこのパンチある味噌味です。
レンゲを奥に差し込むほどに
スープが熱い。ラードでばっちりバリアがされちゃっています。
火傷までいかないけど味噌ラーメンはこの熱さがないといけないよな~~
ラードの蓋をレンゲの先で欠き崩すと
山椒の香りがふっとする。そしてごくりと飲めばニンニクや生姜の香りがこみ上げてくる感じ。かといって嫌味なほどではないな。行き過ぎた主張をせず、味噌の旨みを渾然一体となって支えている。
トッピングは前述の炙りの入った厚みのあるバラチャーシュー4枚、メンマ、九条ねぎ、そしてスープと一体になったもやしと玉葱みじんの炒めたもの、チャーシューの上にはすりおろしの生姜がちょこんと乗ってきます。
スープの出汁の主役は鶏のようか?しかしながらこのスープかなりマッチョなボディをしている。ライトなこってり濃度ではないな。そう
フルボディな感じ。もやしや玉葱の滋味がスープに溶け出してるよぅ。
ほどほどに冷めてきてもかなり飲ませるスープだ。
だけど隣にお冷は欠かせない。かなり濃厚なテイスト
素直にんまぃ~ヽ(´ー`)ノ
わたしごときがあまりとやかくいうレベルじゃあないよ。いや本当
麺を啜ります。ズズッ。
中太の平打ち麺。ツルんモッチモチの仕上がりで適度にスープを吸ってくれて、
これもんまぃ。
ズルズルというよりはわしわし麺をかきこんでしまう。とてもこのスープに相性よいもの。
小麦食ってるぞっていういい意味での粉感が素敵。
札幌ラーメンの定石の多加水のぷりぷりとは違うけど、こういうのもありなんですねぇ。
添えられたおろし生姜を混ぜると味わいにまたまた深みがうまれちゃったなぁ。
あんなに丹念に炭火で育てたチャーシューが美味いのは当たり前。
脂に口溶けを肉には適度なしまりを生んで、とにかく焦げの香りがすばらしい。
太めのメンマも先日のぷかぷか同様に良い食感です 。
最近の傾向はこういった
細かい素材へのこだわりを感じるものが多いですね~~。
少々残念なのは、理想の味噌としての
まだまだ熱さが足りないノダ。
ラーメンの熱さと格闘するような
あの日の感覚・・・
アラフォーだって火傷しそうな恋したいんだよっ。
だって「すみれ君」は
もっとわたしに対して、
激しくて熱かったんだもん。
もう、あの日は帰ってこないのかしら・・・(ノД`)シクシク
店の雰囲気 ★★★★★
スープの好み ★★★☆☆
麺の好み ★★★★☆
総合的なもの ★★★★☆(忘れられないあの人の影)