ラーメンの話に戻りますぅ。
博多二日目の日曜日は、朝8時にフロントで待ち合わせで出発することになってます。
ゴルフ組は当然ホテルを既に出ていて、
今日はわたし、奥さん、きんちゃんと3人で
喰い倒れ組を編成しております。
今夜には北九州空港に向かい、横浜に帰らねばなりません。今日一日のおおよその行動イメージは付いてはいるのですが、なんせ知らない土地ですから上手くいくかちょっと心配ですなぁ。
今日の朝一番、
目覚めの一発のラーメンは、
事前にお店に決定してましたねっ。まず、朝一番からやっているという点、そして聞けばこのお店、
長浜ラーメンの
聖地!?のような店らしく、観光客がタクシーに乗って、
「博多ラーメンの美味しいところに連れてって」
といえばここに連れてこられるってぐらい長浜ラーメンではスタンダードなところらしいですなっ。
そうときたら、何が聖地と呼ばれるゆえんなのか、そこんところをしっかり確認しなければ、何しに博多まで来たのかというもの。
事実、路地を挟んだお店の反対側には朝もはよから客待ちタクシーが数台待機中。
まさに観光スポットさながらっっっ。
近くのコインパーキングに車を止めて、お店に向かって歩き出します。
おお~~Σ(゚Д゚;)アラマッ
思わず声を上げて、自分の腕時計を確認してしまいました。
お店への
到着時刻は午前8:30を回ったところ。
これはすんごい。(;´∀`)お店の前には並びができてますなぁ。
朝からカレーと楽天のマー君はCMで言ってましたが、ここ福岡では朝からラーメンが文化として根付いているんでしょうかね~~
さっ、どんなラーメンが頂けるんでしょ?
それではいってみましょーかね~~
☆-ヽ(*´∀`)八(´∀`*)ノイエーイ
元祖 長浜屋
福岡県福岡市中央区長浜 2-5-19
6:00~13:40頃
不定休

営業時間を見てビックリ。
13:40分頃までとはっ・・・
観光客を除けば、普段のお客さん港湾地区らしく船員か港湾労働者の人が多いのかもしれませぬ。今日も日曜日に関わらず、
作業着姿の人を多く見受けましたなぁ~~
店外の並びは15人ほど、お客さんの
回転はすこぶる速さですなっ。
食後のお客さんが塊となって店内からどんどん出てくる。こいつは思ったより早く店内に入れそうですな。列もぐんぐん縮んでいきます。そしてわたし達の後ろにも続々と人が並んでいきます。
ここは食券制になりますぅ。
まぁ、朝一発目なのでここでは、ラーメン400円を三人とも注文することに。
品数少ないので、やたらお酒類が目に付きますなぁ。
(;´∀`)
しかも、お店に
入る前から替玉の食券とはどういうことでしょうかね~~
博多っ子は入店前から替玉をする覚悟が決まっているのでしょうかっ。
わたし達はとりあえず
朝一はパス♡でっ!!
並び始めて10分くらいした頃でしょうか、
「ど~~ぞぉ~!!!!!!!」店内から女性スタッフの声が響きました。
おっ。わたし達がいよいよ店内に案内される番ですかなっ。事前に人数を店員さんに知らせていたため、気を利かせてくれて並んで座れる席を案内してくれましたっ。
店員さんは、ホールに若いスタッフが3人。厨房に2人の計5人体制。とにかく慌ただしく動く動く。
わたし達は若い女性店員に案内された厨房寄りの席に陣取ることに。
朝から
みんな下を向いて一心不乱にラーメンを啜りこんでいますねぇ。
基本的に相席は当たり前のお店みたいですよぉ。
こちらのお店もテーブル中央に、
真紅の紅ショウガが山盛りでご鎮座っ。
メニューも普通のラーメンしかないため、店員も特に注文を取りには来ませんっ。
店内に入るなり、
自動的に人数分のラーメンが出てくる
なんて単純かつ画期的なシステム。。゚(゚^∀^゚)゚。
常連さんとおぼしき人らは、入店するなり
「なま」とか注文する人もいるみたい。
これは
生ビール!? ではなく
麺の硬さのことなんだそう。
ここのお店は「油の量」や「麺の硬さ」を自分で自由にカスタマイズできるようです。
それにしたって、入店して
自発的に大きな声を上げないと、お店側から好みを伺ってくれることはありませんからご注意くださいねっ。
これは後から知ったことなんですが、
油の量は [べた] > [ふつう] > [なし]
麺の硬さは [なま] > [かた] > [ふつう] > [やわ]
この組み合わせで「べたなま」とか「なしかた」と自分好みの注文ができるとのこと。
何も言わなければ油も麺も [ふつう] で厨房に通ります。
厨房に目をやれば大きな寸胴にスープがたっぷりと煮立ち、ぐらぐらと立ち上るその湯煙からは独特の豚骨臭が漂って来ます。
このお店はいつも朝からこんなに忙しいんでしょうかね。
てきぱきラーメンが出来上がる様も見ものですが、
厨房は
まさしく大わらわの活況。
いやはや
戦場のよう(υ´Д`)ですなぁ。
厨房に並べられた丼のスタンバイが朝一からの客の入りを物語りますよぉ。。。
お腹を空かしたきんちゃんの箸をパチンと割る音が響きましたっ。
さぁ、ラーメンの登場です。
トッピングは青ねぎとそぎ落とされたような肉片が少々と
いたってシンプル♡
「ラーメン版かけそば」といったところか。
これが
かえって神々しく見えるんだから、
聖地と聞いて持ちあわせた先入観とは怖ろしいもの也。
しかし幾らシンプルとはいえ、これが一杯400円というから凄いじゃないですかっ。
さっ、スープを啜ってみます。ズッ。
うん。んまい。特に何かが突出したわけではないが、
それがんまいのだっ。v(´∀`*v)
分かりやすく言えば、
世の博多豚骨ラーメンが生もインスタントもこの店を発祥としているのではないかと思うぐらい
モデル的な旨さを表現している。
九州豚骨のこってりもあっさりも、このお店の味が基軸になっているんじゃないって感じですなぁ。
豚骨独特の臭みがそれほど強くはないけどそこそこのコクはあります。
こってりじゃ決してないですよぉ。すっきりとじっくりと飲ませるスープですねぇ。個人的には嫌いでない。これは朝からでもイケちゃうわけだっ。
なんだか、以前、ソウルに行ったとき朝に食べた牛骨スープ仕立ての
雪濃湯(ソルロンタン)の優しい味わいを思い出しました。胃にガツンとこない優しさのある味わいですなっ。
お店の雰囲気は以下、youtubeさんでお楽しみくださいませぇ。ちょっと古そうですがご勘弁をっ。
続いて麺を啜りますぅ。ズルルっ。
麺はやや細のストレート麺で、
コシがあって何ともいえない
小麦の香ったタイプであり、
スープとのマッチングも最高。そして
麺量はしっかり多い。
それにしても、朝からこんなに
替玉の声が飛び交う光景は想像だにしなかったなぁ。いかにこの長浜ラーメンが博多っ子の日常生活に深く根付いているかがよくわかるなと思った。だって、
替玉するのは、
地元の人ばっかりなんだもの。ヽ(´ー`)ノ
観光客はどちらかといえば、そんな光景を見て楽しむ人が多い様子でしたなぁ。
ここの原点は港で朝から仕事を頑張る人の腹ごしらえのためのラーメンだったのかもしれないねぇ。
最後は紅生姜をたっぷり入れて、
スープが赤くなってるぐらいになるのが長浜らしい食べ方なんでしょうかね~~
聖地という言葉の意味合いは最後まで分かることはなかったけど、
なんか
非常に感慨深いもの食べたような気がしますねぇ~~
ようし、次も行っちゃいますよぉ。v( ̄Д ̄)v
店の雰囲気 ★★★☆☆
スープの好み ★★★☆☆
麺の好み ★★★☆☆
総合的なもの ★★★☆☆(長浜ラーメンの真髄の味わい)