ちょっと時間が経ってしまいましたが、3月の下旬、2015年のキャンプ1発目張ってきました。
行先は房総半島の太平洋岸、勝浦市。某雪峰主催の初心者向けイベントへの参加です。
寒の戻りでしょうか、温暖なイメージとは裏腹に肌寒い週末となってしまい、期待していた桜の開花もまだまだ、といったコンディション。
せっかく勝浦にきたので設営前に朝市を徘徊。

夕飯の鍋に入れる具材を物色したのですが結局余り目ぼしいものは見つけられず、
駅近くの鮮魚店へ。
実に美味しそうな金目鯛が売っていたので薄切りに捌いてもらおうと交渉したところ、「鍋にするならもっといいのがあるよ」とのことで、奥の冷凍庫からアコウダイの切り身を出してきてくれました。冷凍なのがちょっとアレかなとも思いましたが、経験上この手のサジェスチョンには従っておけば間違いないので、キンメに激しく後ろ髪惹かれつつも素直に買いました。値段もキンメより安上がりだったうえにアラも付けてくれたのでお得な買い物だったかな。
アコウダイって魚は詳しく知らなかったのですが、後で調べてみると結構な高級魚みたいですね。
昼前に会場である「オートキャンプしあわせの丘リゾート」へ到着し、雪峰の担当者さんにご挨拶のあと、早速設営です。
時期が合うと敷地内のソメイヨシノが素晴らしいそうなんですが、この日はこの画像の河津桜くらいで、ほとんどは開花していませんでした。
昨年購入したツールームテントは結局2回しか張れず、手順等すっかり忘れてしまっているので再度設営講習を受けました。
購入検討時の講習では担当者の言っていることがさっぱり理解できなかったのですが、自分で設営を経験してみてからの講習を受けると、内容がスッと入ってくるもんですね。お蔭で前回よりかなりスピーディーに建てることができました。
子供と広場で遊んだり、キャンプ場には珍しい露天風呂に入ったりしているとあっという間に夕方に。

3月末とは思えない冷え込みだったので、夕飯は焚火台でサザエを焼きつつ、先程買ったアコウダイを使った水炊きで暖をとりました。実に上品な白身で、アラのお陰で出汁も良く出て大変美味しかったのですが、もう少しコッテリした具材が欲しくなりました(笑)
夜は気温が5度くらいまで下がり、もはや寒中キャンプの様相を呈する中、厚着をして就寝。予報通り夜中に結構な雨が降り、テントの耐水性能を実感することが出来ました。雨のせいか寒さもそれほど厳しくならず、子供もグッスリ。
---------翌朝------------------

おはようございます。夜明けともに雨は止みました。
乾燥撤収は難しいかなー。。とか思いながらひとりコーヒータイム。
とにかく寒いので焚火を起こし、朝食は水炊きの残りに冷凍うどんを投入。簡単かつ暖まります。
その後、晴れ間が出てテントはみるみる乾き、無事乾燥撤収することが出来ました。父親と違ってコミュ力高いうちの子は、昨日の昼から近所のテントに顔を出しては大人に相手してもらっていたらしく、撤収中もお気に入りのお姉さんのテントに我が家のように入り浸っており、邪魔になることもなくサクサク撤収完了(笑)
そんなこんなで昼ごろには慌ただしい1泊キャンプが終了しましたが、真っ直ぐ帰るのもなんなので、もう少し房総を楽しみましょう。
まず向かったのはいすみ市にある「ホタルカフェ」さん。長閑な田園風景の中に突然こんなオサレハウスが現れます。

こういう店、奥さんが大好きなんですよ。
フードメニューはキッシュとタルトしかないのですが、とりあえずこちらで昼食にします。

窓際からこの眺めですよ。

混んできたところでテラス席が開設されました。こちらも良いですね。
キッシュが焼き上がるまでの間、子供と田んぼ周りを散策。

恐らく水が張られたばかりではないかと思います。物凄い数のおたまじゃくしがいて割と気持ち悪かったのですが(汗)、子供は喜んで走り回っていました。

ピント失敗(笑)
焼き立てのキッシュとタルトは美味しかったですよ。1個づつだと少ないかと思いましたが、意外にボリュームがあって、素敵な空間の中でお腹を満たせました。
続いては、お隣の大多喜町へ。
いすみ鉄道沿線各所には沢山の菜の花が咲いていて、良い雰囲気。当然撮り鉄さんもあちこちで見かけました。
こちらは東総元駅。関東ではもう殆ど見ることのできない国鉄色と首都圏色の旧型気動車、いいですね~。

ディーゼルエンジンを搭載する乗り物同士ということで記念撮影です。
桜が咲くともっと鮮やかな風景になることでしょう。
この駅にやってきたのは、すぐ近くにある「大戸の洗い越し」を見学するため。洗い越しというと私は真っ先に奥只見のR352を思い浮かべるのですが、あの雰囲気とは全く違う洗い越しがここにありまして。
折角車高のあるCX-5ですから、渡河としゃれ込んでみたいのですが、残念ながら一般車両通行禁止だそうなので、付近にクルマを停め、
細い道を川岸に向かって下って行きます。
これが「大戸の洗い越し」。

50m以上はある夷隅川の流れの中に、道路が沈んでます!
川の流れは結構速いです。
流れの向こう側には確かに道路が続いています。

向こうの岸には畑しかないようで、この道はあくまで農作業用に整備されたものみたいです。
子供と一緒に裸足になって恐る恐る歩いてみましたが、川の水が冷たすぎて数mで撤退(苦笑)
夏場は気持ちいいかも知れませんね。子供は結構楽しかったらしく「つめたい!つめたい!」と大ハシャギしながら、何度も入水→撤退を繰り返しておりました。
ここはバイク乗りの方には良く知られた存在だったらしいのですが、世の中には想像を遥かに超える発想をする方がいらっしゃるようでして、なんでも川の中で洗車するようなマナーの悪い輩が多くなったとかで、数年前から農作業車以外は通行禁止になったのだそうです。残念ですけど仕方ないですね。。
そんなこんなで早春の房総半島でのキャンプ&ツーリングを満喫し、この後間近に迫ってきたMFCTに備え千葉マツダさんでSKY-Dオイル交換チケットを1枚消化してから帰宅しました。
残念ながら期待していた桜はまだまだでしたが、この位の寒さであればうちの装備でもそこそこ快適なキャンプが成立することが分かったのが大きな収穫でした。今回は周りのサイトで他のキャンパーの装備も色々と見ることができたので、参考にして今後に活かせるといいですね。
次のキャンプはGWの前半。海辺でのんびりと過ごす予定です。