
MFCT関東ラウンド「オープンレシプロ1250NOMALクラス」にエントリーし、久し振りにTC2000を走ってきました。
ここ数年仕事が重なってMFCT夏の陣には参戦できていなかったのと、バイキンマン3耐が開催されなくなったこともあり、筑波はめっきり走る機会がなくて、調べてみたらTC2000の走行は2016年7月の3耐以来、MFCT筑波は多分アクセラ時代、2011年以来の参戦でした。
今回ちょっと思うところもあり、当初午後から実家に行くはずだった家族を騙して説き伏せて同行してもらいました。
当日は朝から結構な雨。このクルマにしてからタイムは重視していないので、正直ウエット走行もちょっと楽しみにしてたんですが、気まぐれな天候は急激に回復し、1組1回目が終わる頃にはレコードラインがほぼほぼ乾いてしまう珍しいコンディション。3組目の我々は完全ドライでのヒート1となりました。
パレードランに家族を乗せスタンド裏からパドックにワープ送り届け、いよいよコースイン。レコードを外れると若干の水分が残っていますが、問題にならないくらいの量でした。
序盤はタイヤブレーキを温めつつクリアラップを探すのですが、狙った通りに団子状態を抜け出せ、アタックに入ると周回毎にタイムアップするという予想以上の流れ。雨上がり直後で気温が低いせいかクルマの調子も絶好調。あっさり2年前の自己ベストを更新し「清水和夫氏超え」を達成(笑)。ちょっとブレーキに違和感を感じクーリングラップを挟んだところこれも大当たりで、翌々週にベストタイムという、「何やってもうまく行くぜ」状態。こんなことは今まで経験がありません。頑張ってる感は余り無いのに何故かどんどんタイムが出て、すっげー気持ちよく走れました。上手くいくときってこんなもんなんでしょうか。
GPSLAPSの表示は何と16秒2!(後に正式リザルトがプラス0.5秒なことを知る)
多分初めて電光掲示板にカーナンバーが掲示されました。うれすぃ。(画像提供:にゃごさん)
リザルトにはクラスレコード更新を示す「R」が付きました。このクラスのレコードホルダーはアクセラ時代に各地でご一緒したあの「プレマシー軍団」の方でしたから、随分久し振りの更新になりますね。
今回は改造可能範囲のより広いMOREクラスにもう1台、同じKE2AWなCX-5の方が参戦されており、朝イチでおーじさんから紹介頂きご挨拶させていただきました(余りお話できる余裕がなくて申し訳ありません)。
こんなクルマでサートラに参戦する奇特な人(失礼!)が私以外にもいらっしゃったのかと感心しましたが、私がどう頑張っても2分を切るのがやっとだった菅生で6秒も速い驚異的なタイムを出した方だと聞いていたので、クラスも違うしきっと遥かに上のタイムを出されるのだろうなと思っていました。
ところが1回目リザルトを見ると私の方がチャート上位でした(驚)。NOMALクラスがMOREクラスを上回る下剋上な展開はモータースポーツの醍醐味ですし、MFCTでも何度か見たことがありますが、自分がなってみるとやはり熱いものがありますね。申し訳ありませんが静かにニヤつかせて頂きました。
インターバルではメディア4耐ならではの多彩なパドックイベントで家族と楽しく過ごし(ただしイバライガーは息子の心を捉えなかった)、午後の2本目に臨みましたが、GPSLAPSのベストタイム表示が自分へのプレッシャーになってしまったのか午前ほど上手く噛み合わず、タイヤも垂れてズルズル、更には暑さで次第に集中力が切れてしまい危なくなってきたので、最後の2周はクーリングでお茶を濁し(滝汗)何とかチェッカーを受けました。
そんなわけでヒート1を大きく下回る平凡なタイム。一方MOREのCX-5さんはさすが順当にタイムアップされ、私のタイムを上回りました。ただ、私の午前の記録には惜しくも届かなかったようで、総合結果には私の方がちょっとだけ上に表示されました。
ただ次回以降はきっと私の手の届かない領域に行かれてしまうんではないでしょうか。。
そんなこんなで1人クラスなので表彰もされないのに何人かの方から祝福やお褒めの言葉を頂きましたが、中でも印象的だったのは、観戦していた妻がマツダ社員と思しきスタッフの方から「あのCX-5の方のご家族ですか?」と声をかけられたという話でした。「とてもスムーズに走られてますね」と仰っていたそうで、もしかすると2台のCX-5が僅差で争っていたことがマツダスタッフの間で話題になっていたのでは。。いたらいいなあ、、
以前にも書いたことがあるのですが、「マツダドライビングアカデミー」の募集要項に「※SUV(CX-5/CX-3)等のサーキット走行に適さない車両はアドバンスクラスではご参加頂けません。」と書いてあって、これに前から違和感を感じていたんですよね。そんなことないでしょ、SUVだってサーキットを安全に走れる!ってプリキュアみたいにずっとモヤモヤしていたので、今回のMFCTが少し考えを改めて頂けるきっかけになればいいな、と思います。
SUVでのサーキット走行を行う方はまだまだ少数派ですが、世界では動力性能の高いSUVが次々に世に出てきています。マツダでももうすぐCX-5にガソリン2.5Tが登場しますし、CX-3の2.0Gも結構楽しく走れそうです。普通車に比べると多少の重量ハンディはあるものの、これだけSUVが増殖してきている中で、サーキットでSUVが普通に活躍する未来は、そんなに遠くないような気がしています。
で、何人かの方には話したんですが今回のMFCTをもって一応、自分が走るサーキット活動を一旦ピリオドにしようと思ってます。限られた少ない稼ぎの中、子育てと金の掛かる趣味が両立できなくなってきたのが大きな理由です。
っていうか、年をとったせいか、自分が刺激的な体験をすることより子供が様々な経験をして目を輝かせているのを見てる方が楽しくなってきちゃいましてね。。
前身のMSCT筑波初参戦から約10年ほど、色々ありましたが大きな事故もなく楽しい経験を沢山させてくれたマツダとそのクルマ(アクセラ、CX-5)とビースポーツさんには感謝感謝です。
冬場の氷上走行は続けようと思っていますし、またいずれ十数年後、子供の手が離れてその時まだ余力があるようだったら再びサーキット遊びがしたいな、とは思ってます。その時の車輌がSUVかどうかは。。分かりませんが(笑)
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Posted at
2018/09/03 02:30:26