• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

みのやまのブログ一覧

2012年09月08日 イイね!

思い出

思い出--------------------------------------------
自衛隊は是か非か


  是と思うものは手を上げろ

次に

  非と思うものは手を上げろ



たしか高校一年生の時

「政治経済」の授業で、いきなり挙手をさせられました。

クラスの人数は45~47人だったと思います。

「是」は私を含めて2名。

他は全員「非」





--------------------------------------------


私は別に政治を勉強したり研究したりを生業としていたりというわけではありません。

政治家を志しているのでもありません。

製造業に従事する、そこいらにいるおっさんです。

なのに、どうして政治に関わる記事をUPしたりコメントしたりするか。

それには少年時代のある思い出が今も自分の中に灯を掲げ続けているからだと思うのです。

今回はそのお話をちょっとだけ。




さて、時間はずっと遡って私の幼少時代。

私の母は、先の大戦の最中に小学校へ入学した世代です。

終戦直後には、自分で教科書に「墨塗り」をしたって話を幾度も聞きました。

空襲の怖さや、戦後の物資不足がいかに惨めであったかを、就寝時には枕を並べて幾度も繰り返して語っていました。

食事の前には欠かさず家族全員で合掌して

「箸とらば 天土御代の御恵み(はしとらば あめつちみよのおんめぐみ) 兵隊さんありがとう」と唱えた。

なんてことも幾度も聞いて私は育ちました。

(私は唱えたことはありませんが)

ですから、私は「兵隊さんありがとう」に違和感を感じないようなバイアスが幼少期に既にできあがってあったのかもしれません。





さて、すこし時は過ぎて1970年代後半、まだ世の中には

教科書問題

靖国問題

慰安婦問題

南京事件問題

の無い時代であったにもかかわらず、いわゆるサヨクや進歩的文化人は元気がよく、浅間山荘事件後のシラケ気分もなんのその、革命がだめなら合法的に自衛隊を潰せとばかりに国家や自衛隊を攻撃していた頃です。
 (この攻撃は村山富市が自衛隊を合法だと認めるまで続いたのです)

 (というか、この後しばらくしてサヨクは自分たちの力が衰えてきて、それを回復もしくは延命されるために「諸問題」を捏造する必要がでてきたのかもしれませんね)

いわく、自衛隊は憲法違反。

それも9条違反というのならまだ分かりますが、元気が良すぎたんでしょうな。勇み足でか、こんなことまで言ってました。

自衛隊は憲法18条違反だ というのです。

第18条
 何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない。(中略)苦役に服させられない。

なんと志願制である自衛隊を苦役禁止を理由にして違憲だというのですな。

   (これって、広義の強制性っていう慰安婦問題の「方便」に考え方が似てますねw)


私は小学校高学年でしたが、すこし背伸びをしてたんでしょうね。

当時売り出し中であった竹村健一氏の著書なんぞ読んでまして、

その中にこの憲法18条をもって、国を守るという崇高な使命を持っているはずの自衛隊を、違憲と騙る左翼って変だぞっていう旨の行りがありました。

このとき、私のなかで「兵隊さんありがとう」と「崇高な使命」が綺麗に結合したのですね。


  (竹村氏の これだけ手帳 とか デリーシャス とか流行ったのはこのしばらく後のことでした)






そしてさらに時が過ぎて、冒頭の「政治経済」の時間。



    是と思うものは手を上げろ



思わず手を挙げちゃいました。


まさかたったの2人だけとは思いませんでしたが。


政治経済の授業はその後、幾回かに渡って(2週間くらいでしたかね)クラスを「是」派と「非」派とで二分してのディスカッション。

「是」派は私の他にもう一人いたのですが、これがまったくの戦力外。

私に「力になれなくてごめんね」と優しいのですが、本当にまったく何もしてくれないのでw

実質「是」派は私一人。

私は一人でクラスのほぼ全員を相手取って論破しなくてはいけないので大変ですw


そして、自衛隊の話のはずなのに、どうしても先の大戦の話になってしまう。

ですから論破するには過去と現在の両方に整合性を持たさなきゃいけないので一層大変w

数日後にはまた政治経済の授業があるので、それまでに自分の意見に筋があることを証明する資料を集めなければいけません。

しかし、当時はインターネットなんて便利なものはありません。

本屋や図書館に行って「それらしき」本であることを自分の目や鼻を使って嗅ぎ分けて見分けて、その本をむさぼるように読んで、「おいしいとこ」を見つけだして、

しかも店頭では堂々とメモなんて取れませんから、そのセンテンスを覚えて咀嚼しなくてはいけません。

それに、地方都市ですので本屋に行ったところで、それらしき文献は極めて少ないですし、図書館だってそういった「危険な書籍」wはほとんど無いので、見つけ出すのが大変でした。


本屋さん。(いつも)立ち読みしてました。ごめんなさい。
   (あ、いまだにしてるけど・・・・w)


さて、ようやく先の大戦の直接の原因がアメリカによる石油禁輸とハルノートであることを知るわけです。

小中学校の歴史の教科書にはそんなこと載ってません。ハルノートって名前くらいは有ったかもしれませんが、それが何物かなんて中学生レベルで知ってる奴なんていません。

また、戦争直前の新聞が戦争賛成一色で、 政府や軍部は甘い。何をしているのだ! とまるで火病状態であったことも知るわけですw

      (日中戦争については、まだこの頃の私の念頭には無い)

知ると、それを次の授業で発表するわけです。

すると反論があるんです。


石油くらいが何だというのだ。
石油くらいのことで戦争なんかするはずがない。


なにせ、人命は地球よりも重いとだけ吹き込まれて15年間も育てられている人たちですし、石油不足で苦労なんかしていないから、どうにも府に落ちないようです。

実はそこから遡ることしばらく前、昭和48年にオイルショックがあったのです。

しかしまだ小学校低学年のガキですから経験といえるようなものではない。トイレットペーパー買うのに行列作ったことをTVで見てた程度。

  (あとで分かったことですが、オイルショックの間も日本の石油輸入量は増え続けていました)

その中途半端な経験を根拠として反論してくるのがいるんですな。

オイルショックの時だって戦争は起きなかった。と。



で、仕方がないから次の授業までに調べるんです。なぜ石油禁輸が戦争を起こすほどの理由になるのかと。

しかし、資料は無いですからね。自分で稚拙ながら論理を組み立てるわけです。

当時のことはわからずとも、今、石油が無くなったらどうだろうか。それって当時だって同じことなのではないかと。

まぁ、高校生が思いつく範囲ですからね。そんなに深くはありません。

  まず直接的に燃やして自動車や船舶や飛行機を動かす燃料。

  それと産業機械の動力燃料や潤滑材。樹脂の原料。

  それと発電。

  食料と石油の関係

たとえば米を作るんだって、米を作るには種籾を入手するのにも水を得るにも、農薬にも、刈り取り機械にも、流通にも、炊飯にも石油由来のエネルギーが使われている。

石油が無ければ米も食えない。

それは一例だけど、当時の繊維を主力とする軽工業や芽生え始めた重化学産業だって石油を必要とした。

だから先の大戦は一部の軍部の暴走などでなく、産業界も一般人も新聞もこぞって戦争賛成だったのだと。

   (商売人は本能的に戦争を嫌います。しかし大戦直前には商売人であるところの財閥すらも戦争を反対しなかった。むしろ推進。)



でもまた、次の奴が言うんですわ。現在の防衛予算が無かったら、日本の福祉はもっと進むと。

あるいは防衛予算分の税金を取らなければ日本の経済はもっと繁栄するんじゃないかと。


  (当時は 防衛費1%枠 なんて考え方があって、防衛予算はGNPの1%までという強い自主規制枠(三木内閣の閣議決定)があったのです。)

  (しかしながら防衛予算は福祉予算よりも多かった。いまでは考えもできないことですけどね。)




この宿題もまた次の授業までに勉強しなきゃいけません。


この時に必死に見つけ出してヒントをもらった本は、堺屋氏の「油断!」。小説ですが、


戦後の日本の経済発展は、石油が安定的に安価に入手できたからであって、その効果の前には防衛費負担程度は軽く吹っ飛ぶ。と。



まだまだ受難wは続きます。



酷いことに、「是」か「非」の判断基準を、「国として必要か不要か」に置くのではなくて、

憲法9条に書いてるから「非」だ。歯向かう奴は憲法違反だ。(つまりは「黙れ」)などと頭ごなしに言う者までいましたな。


    (それじゃ「授業の課題」となっているディスカッションが成立しませんw)


純粋自衛のための自衛力まで放棄するってことがどんなに愚かなことか、自分でちゃんと考えたことないんでしょうな。

この意見に対しても反論しなくちゃいけません。なにせこっちは一人ですから。


で、また勉強して

世界の国は全て自国の軍は自衛のためだけのものと言っている。どうして日本だけが専守防衛の自衛隊を持ってはいけないのか?

憲法が現実にあっていないのではないか。と再反論するわけです。




まぁ、高校の授業程度のレベルでしたので、この程度で「非」派は黙っちゃいましたね。

大勢側は私に宿題を押し付けるだけで、自分たちは何も勉強しませんもの。

信念はない。情熱もない。センチメンタリズムだけでものを言ってるんです。

そして大勢いるので、「誰かがやってくれるだろう」と。


しかしこっちは一人きりなので本気でしたからね。


まだ当時はハト派とかタカ派とかって呼び方が流行ってましたが、私はまだその意味がよく分かってもいなかった少年時代。

懐かしい思い出ですな。


   (ハトだってクチバシや爪で突っつき返すけど、「非」派ならば「クチバシを抜いちゃえ」とか「爪を剥いじゃえ」とか言うのかな?「非」派って残酷ぅw)


授業(ディスカッション)には教師はほとんど口を出しませんでした。

そして、その学期の終わり。渡された成績通知表。

当時は10段階評価で、10が一番良いのです。


果たして政治経済の成績は・・・・・


「10」でしたw


がんばって良かった。

30年以上も昔の記憶ですので、少しは脳内美化されてるかもしれませので少し割り引いて読んでくださいねw

それでも、今思えば良い教師に巡り合えたと思います。

先生も結構楽しまれたんだろうな・・あの授業。

恩師ですね。

お名前・・・忘れちゃいましたが・・・・・  <(_ _)> オアトガヨロシイヨウデ

Posted at 2012/09/08 21:28:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2012年09月08日 イイね!

やっと政権再交代。

いよいよ総裁・代表選。

民主党は野田・赤松・馬淵・原口あたりが立候補しそうですな。

細野は小賢しいから、「敗軍の将」というキズは受けたくないようです。

そういえば海江田とかタルトコなんてのはどこいっちゃったんでしょうか?

まぁ、民主党のことはどうでもいいです。

おそらくは自民党の総裁が次期総理大臣でしょう。だからそれに焦点を当てねば。

立候補しそうなのは谷垣・石原・石破・安倍・町村各氏。

総理の椅子がかかっているのですから、各氏皆必死になっていただきたい。

ダイヤモンド社のアンケートでは



www谷垣氏、人気無さ杉。ワロタw

そりゃそうでしょ。使い方の理念こそ民主とは違えど、民主よりも声高に消費税アップを言ったらいけません。野党は野党らしくしなくちゃw
押し通すだけの強烈な理念かもしくは空気を読む力がなければね・・・。
かれ自身も書いてます。もう「しんどく」なったと。

ほらこれ。



ほら、「しんどく」って・・・ww


というわけで、ここでは安倍さんが一番人気。

かく申す私も安倍さんを推したい。

やはり品格が違いますな。





なにせ実績もあります。





これも思い出した。これほどの演説を、野田はじめ民主の有象無象やら橋下にできますでしょうかね?








で、このような共同宣言となったと。

-----------------------------------------------
日本国とインドの両首脳は、

日印関係は、両国が地域及び世界全体の情勢に対して同様の認識を有していることに基づいていると確認し、

民主主義、開かれた社会、人権、法の支配に対する共通の決意を認識し、

アジアそして国際社会の平和と安定及び発展の促進に向けた相互の貢献に対する深い尊敬の念を確認し、

日印両国が相互の発展と繁栄に利害を有するパートナーであること、そして、強くかつ繁栄するインドは日本の利益であり、強くかつ繁栄する日本はインドの利益であることを認識し、

日印両国が海上交通路の安全に対して共通の利益を有していることを認識し、

テロとの闘いに対する共通のコミットメントを確認するとともに、日本の海上自衛隊によるインド洋における補給支援活動を含む日印双方のテロ対策の取組が、テロリズムの根絶に向けた国際社会の取組の中で重要な位置を占めていることを認識し、

核兵器のない平和な世界を求めるパートナーとして軍縮と不拡散を追求し、拡散に共に対抗していくとの共通のコミットメントをあらためて表明し、

常任・非常任双方の議席における国連安全保障理事会の拡大を含む、国連の包括的改革への共通のコミットメントを再確認し、

両国間の長期にわたる政治的、経済的、戦略的な利益と熱望そして関心の収斂によって促進される戦略的グローバル・パートナーシップが確立されたことを確認し、

相互協力の着実かつ質的な向上の必要性を認識し、

両国の外交当局間、防衛当局間及びその他の関係当局間における実践的な協力の増進を通じて将来にわたって協働していくことを決意し、

両国間の安全保障協力を促進するための包括的な枠組みを構築することを決定した。

協力の要素

 日本国とインドの安全保障協力には次の分野が含まれる。
 1.アジア太平洋地域情勢、長期的戦略及び国際的課題に関する情報交換及び政策調整
2.アジアにおける多国間枠組、特に東アジア首脳会議、アセアン地域フォーラム及びアジア海賊対策地域協力協定における二国間協力
3.2006年5月に防衛首脳間で署名された共同発表の枠組みにおける防衛対話・協力
4.海上保安当局間の協力
5.輸送の安全
6.テロ及び国境を越える犯罪との闘い
7.平和維持及び平和構築に関する経験の共有
8.災害対策
9.軍縮・不拡散
 
協力のメカニズム

 二国間における上記の協力を具体化するためのメカニズムには次のものが含まれる。
 1.以下の枠組みによる外交当局間の協議が実施される。
 a.外相間戦略対話
 b.外務次官間の会合
 c.局長級による軍縮・不拡散協議
 d.日印官民戦略対話
 
2.以下のような様々な枠組みによる防衛当局間の協力が実施される。
 a.防衛大臣間の会合
 b.防衛政策対話を含む日本の防衛事務次官とインドの国防次官間の会合
 c.局長級による防衛当局間協議
 d.各軍種の長の間の交流
 e.海上自衛隊・インド海軍間におけるスタッフ・トークス
 f.二国間及び多国間の訓練を含む軍種間の交流
 g.双方の防衛関連機関への留学生及び研究者の相互派遣(例 インド国防大学、防衛研究所)
 
3.インド国家安全保障顧問と日本のカウンターパートの間における協議が実施される。
4.両国の海上保安当局は、両国の海上保安当局間で署名された協力に関する覚書に基づき、連携訓練や会合を通して、引き続き海上の安全、海上治安、海洋環境の保護等にかかる協力を推進する。
5.輸送の安全に関連し、両国の海事当局及び民間セクターによる海運政策フォーラム、鉄道実務者協議が実施される。
6.局長級による安全保障対話が実施される。
7.両国の外務省を含む政府機関の間で、日印テロ協議等のテロ対策協力を促進するための二国間の協議が実施される。
8.マネー・ローンダリング及びテロリストへの資金供与が疑われる取引に関する金融情報当局(FIU)間における情報共有の仕組みが検討される。
9.インドにおける津波防災地図の作成に関する協力が実施される。
10.双方は、それぞれが有する知見の共有を通じて、防災、災害への備えに関する能力構築を促進する。
11.宇宙航空研究開発機構(JAXA)とインド宇宙研究機関(ISRO)の間で災害管理分野において協力が実施される。
 
実施

 日本国とインドは、上記の分野における安全保障協力を促進するため、具体策を盛り込んだ行動計画を作成し、早期に両首脳に報告する。

2008年10月22日
 
日本国内閣総理大臣
麻生 太郎
 
インド共和国首相
マンモハン・シン

http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/india/visit/0810_ahks.html

----------------------------------------------------------------------

そりゃ、安倍さんの政見や政策の全てをマンセーできるというわけではありません。
しかし「致命的」なものを持ってさえなければ、よりベターな人を支持するってのが大人です。
ベストな人が居ないから投票しないなんてのはいけませんぞw

「致命的」って言葉を使いましたが、なにをもって「致命的」というのは皆さんが決めることですね。マスゴミをはじめ、外野にとやかく言われて従うというものではありません。参考にするのはおおいに良いことでしょう。そして必ず反対の意見も収集してから、自身のセンスで決めましょう。それが「民度を表す」というものですな。

がんばれ安倍ちゃんw

Posted at 2012/09/08 13:28:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「・・・」
何シテル?   12/29 21:17
山里にひっそりと暮らしております(^^ ********************** ブログタイトルについて ちょうきゅうな=ちゃんとした、きまり...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/9 >>

       1
23 4567 8
9101112 131415
16171819 202122
23242526 272829
30      

リンク・クリップ

PROVA カラードワイドミラー ドア 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/11/04 00:37:51

愛車一覧

マツダ アテンザスポーツワゴン マツダ アテンザスポーツワゴン
スカイアクテイブじゃありませんがw
カワサキ エリミネーター125 カワサキ エリミネーター125
優雅なる休日のお友達♪
マツダ ボンゴフレンディ マツダ ボンゴフレンディ
平成11年式 4WD WL-T RF-V AFT 長いこと頑張りましたw

過去のブログ

2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation