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2011年05月20日 イイね!

中国メディアは放射能漏れ報道を避けているのか?~日経ビジネスオンラインのコラムから

中国メディアは放射能漏れ報道を避けているのか?~日経ビジネスオンラインのコラムから中国の様子が描かれています↓

----------記事引用(一部を省略しています)--------

中国メディアは放射能漏れ報道を避けているのか?

「日本の放射能漏れは最近なんでニュースにならないの?」といぶかる網民

遠藤 誉 日経ビジネスオンライン2011年5月19日(木)



中国最大の検索サイト「百度(Baidu)」で

3月11日以降は「日本大地震」「日本地震最新消息(情報)」「日本核泄露(放射能漏れ)」「日本沈没」……



5月11日午前10時に同じ百度検索で「日本」と打ち込むと、いきなり「日本動漫」という候補が出てきた。

次が「日本電影」で、「日本動画片」「日本地図」……と続き、終わりの方にようやく「日本核泄露」「日本大震災」があるのだ。

ちなみに、その中の「日本核泄露」をクリックすると、「日本放射能漏れに関する最新情報」という大きな項目が出てきた。

その中の一つに「日本の放射能漏れは今どうなってるの? なんで最近ニュースにならないの?」という書き込みがあるのを発見した。百度掲示板だ。

確かに――。
中央電視台(中央テレビ局、CCTV)は、震災が発生した当初、NHKの映像をそのまま用いて、日本と同時刻にニュースを放映していた。
まるで同時中継をしているかのようだった。特集も組み、原発事故も詳細に報道していた。ネットは、どのウェブサイトも、「マグニチュード9.0巨大地震」などと題した特集をトップページの最も目立つ場所に配置していた。
だからこそ、日本人と知るとタクシーの運転手が乗車拒否をしようとするほど過剰反応を示していたのだ。

ところが、そう言えば、テレビもネットも、いつの間にか国際問題の焦点を「リビア」に移している。特集番組も「リビア」が目立つ。
NATOが民間人を爆撃して死亡させたニュースとか、NATOが加わっても、カダフィ側をなかなか倒せないのは、どういうことだといった「冷笑」が垣間見られる。
特に、アメリカのあいまいな態度への「皮肉」も散見される。「皮肉」とは「民主主義を標榜するアメリカが支持した政権を、民主勢力が倒した」という構図を指している。特に「西側には“石油利権”への思惑があるのが歴然としている」という論調が目立つ。


<日本の放射能漏れは、なんで最近ニュースにならないの?>

さて、百度掲示板の中には、何が書いてあるのだろうか。

その項目をクリックしてみると、「誰か知ってる?」という質問に対して、回答のような書き込みが並ぶ。

・和諧されたのよ、きっと。真相を知ることはできないわ。
 (「和諧社会」とは現政権のスローガンで、「調和のとれた社会」という意味だが、網民たちは政府のネット検閲により情報や書き込みが削除されることを「和諧された」と称している。「和諧」と同じ発音の「河蟹」という文字を当て、「ネット情報が削除されたことを「河蟹されちゃった」というパロディで表現する。)

・そう言えば、ここのところすっかり放射能漏れに関するニュースがなくなってるわね。あまりに損傷が激しくて、制御できなくなってしまったんじゃないの?

・(あまりに危険で)誰も検査に行くことができない状態なんじゃない?

・2番目のチェルノブイリになったのよ。

・ニュースがなければないほど、状況がそれだけ悪いってことじゃないの? それは官製メディアの原則でしょ?

 そう言えば、原発事故に関する日本の報道について、「日本も中国と同じ程度に官製メディア報道しかしないじゃないか」という批判がひところ目立っていた。

 特に東京電力が発表する情報の不透明さに対する不信感は、日本全体への不信感につながり、低濃度放射能汚染水を海に排出した時にピークに達した。

 どの大手サイトにも数十万から数百万に及ぶ書き込みがあり、日本への不満が満ち満ちていた。

・海は人類の大海だ。日本にはそこに「毒」を流す権限はない!

・日本は何というモラルの低い国なのか! 世界各国は日本に賠償を求めるべきだ。

・なぜ自分たちの過ちを、他の国の人に背負わせるのか?

・地震や津波が壊滅に追いやったのは家屋ではない。
日本という国への信頼だ。原発事故が起きるまでは、日本の技術や、死を恐れぬ武士道精神は世界の敬意を集めていた。
しかし、東電幹部は末端の作業員だけを置き去りにして「危険な現場」から逃げようとした。
そして今、自らを犠牲にして他人を救うのではなく、他人を犠牲にして自社の利益だけを守ろうとする東電、他国を犠牲にして自国だけを守ろうとする日本の化けの皮が剥がれてきた。壊滅状態になったのは、日本への信頼なのだ。

・日本の技術も地に落ちた。もし本当に優秀な技術を持っているなら、なぜこのような原発事故を起こしたのか。事故処理が、なぜここまで後手に回り、制御を失ってしまっているのか。おまけに近隣諸国の同意も得ずに、放射能汚染水をいきなり海に排出した。これは国際法に違反する行為だ。

・全世界が日本の救援のために必死になっている時に、日本は他人の生活を脅かすことに必死になっている。何という悲しい、悪辣な民族なのだ!

・日本よ、この地球上から消えされ!

 こうした激しい抗議がネット空間を熱くしていた。
 その「熱さ」が、ふと消えている。百度掲示板の網民たちのやり取りは、そういった変化を敏感に表しているものと受け止めていいかもしれない。

<海産物に対する放射能漏れの影響を懸念する声>

「日本放射能漏れに関する最新情報」の中には、この百度掲示板以外に、私の興味をそそった項目があった。
 それは「浙江省の海産品は日本の放射能漏れの影響を受けない」というタイトルの項目である。
「日本の放射能漏れは我々が食べる水産品に影響を及ぼしてないか?」という質問に対して、海洋漁業局の副局長が5月9日、2011年浙江省

水産品管理工作会議で「影響を受けない」と回答。次のように説明した(杭州網―毎日商報)

「なぜなら、太平洋の海流には一定の規則があり、黒潮(暖流)と親潮(寒流)は日本の東部、北緯35度と45度の海域で混ざった後、西から東に向けてアメリカ西海岸の方向に流れていくからだ。ここのところ、我が国は日本からの水産品を輸入禁止にしているので、市場に出回っている水産品のほとんどは国産だ。従って、浙江省の海産品は安全なのである」


日本の放射能汚染の影響を完全否定した上で、最後に「食品添加物や残留薬物に関しても審査を強化しているので安心してほしい」とつけ加えた。

食品添加物に関して、ここのところ、ネットをはじめとする多くのメディアが警告を発している。

<黄色い花がついたキュウリは新鮮か?>

5月15日には「スイカ畑が地雷の陣地に?」というタイトルの記事が人の目を奪った。

江蘇省の農村で、爆発したスイカが大量に地面に転がっている写真を掲載している。
スイカをより大きく、そしてより甘くする「膨張甘味剤」を大量に用いたために、スイカが熟する前に爆発してしまったのだという。

その日、中央電視台のニュースキャスターは「皆さんはキュウリを買う時に、先端に黄色い花がまだついたままになっているのを新鮮さの目安として選びますよね?」
と怒りを込めたような声を張り上げた。
ふと画面を見ると、「そうでしょうか?」というキャスターの声とともに、やたら大きな(長さも直径も7~8センチはある)黄色い花を付けた、か細いキュウリが映し出されている。
「花がついてれば、それでいいという考えは捨てましょう。これは新鮮さをアピールするために、花を長く持続させる薬剤を使ったキュウリなのです。(みのやま注:女性ホルモン剤らしい)
その薬剤を使いすぎたため、肝心のキュウリの部分は成長が止まっています。あなたはこれを食べたいですか?」
彼女の指とほぼ同じ長さしかないキュウリを一つ持ち上げてカメラに近づけ、キャスターはもう一度、顔一杯で怒りを現わしていた。

おお――。
放射能汚染海産物をウンヌンしている場合ではないではないか。
その日のネットには、「中国の悪性リンパ腫の急増は、食品添加物が原因の一つか」というニュースも大々的に流れていた。5月14日に開かれた第12回中国抗癌協会が発表したそうだ。


<抑え目な放射能漏れ報道は、何を警戒しているのか?>

ここのところネットには、日本の原発事故に関して「中国不要軽描淡写了(中国は当たり障りのないことだけを書くな)」(「写」は「書く」の意)という、網民による書き込みが散見される。
例えば5月14日、日本の報道によれば、福島第1原子力発電所1号機で燃料棒が溶け落ちる、いわゆる「メルトダウン」が起きていたことが明らかになった。
その原子炉建屋の地下には、大量の水がたまっていることも確認されている。この水は、格納容器から漏れた高濃度の放射性物質を含む汚染水である可能性が高い。
事故当初から予想されていたはずなのに、そこまでは行ってないだろうという楽観的期待に基づいて東京電力は最初の「工程表」を発表している。
さらに、原子力安全委員会はメルトダウンがあるだろうと認識していたのだから、その認識を政府も委員会自身も自ら無視したと言っても過言ではない。
政府と東電の対応は「欺瞞」あるいは「隠蔽」と言われても仕方ないだろう。これは普通ではない、大変な事態だ。

このような大きなニュースを、中国では、中央電視台もネットもあまり報道しようとはしていない。一人の作業員が亡くなられたことだけを繰り返し取り上げている。
しかも、その原因が放射能によるものか否かは、今のところ不明だという注釈を毎回つけている。
つまり、ネットの書き込みにある「軽描淡写」現象があるように、筆者にも感ぜられるのだ。

その原因は、中国の原発開発にマイナスの影響を与えるからという側面があるかもしれない。自国民を刺激して放射能に対する過剰反応を招くことは中国の原発開発にとっても決して良いことではないのである。だから「和諧」された可能性は否定できないだろう。
だが、もしかしたら、「汚染というなら、中国の農薬汚染や食品添加物汚染はどうなっているのか」という反論を避ける意味もあるのだろうか。

地震発生の初期段階ですでにメルトダウンに関して知っていたにもかかわらず「隠蔽していた」として、韓国は日本政府のやり方を批判している。

それでも中国の中央電視台は、10秒間ほど、炉心溶融に関するニュースを客観的に述べただけだった。

あるいは、これはひょっとすると、5月21日からの温家宝首相訪日への配慮なのかもしれない。

----------引用ここまで---------

酷いものですね。(笑えないなと思う個所もありますが)


労働改善のデモも中共(中国共産党)は事実上禁止しました。

どんなネタであれ国民が熱くなることを絶対に避けたい中共。

ちょっとガス抜きが出来たかな~と判断すればさっと「無かったこと」かのごとくにしてしまう。

国民の熱狂はかならず矛先を党に向けてくる。

中共もその政府も国民を信じていません。共産党員だって党から信じられているとは限りません。

そもそも人民が人民を信じていません。食品添加物にしても残留薬物にしても食べる人のことは一切考えない。

海洋や待機や土壌が放射線で汚染されたことは大変に残念で悔しい事ですが、

     ・全世界が日本の救援のために必死になっている時に、
      日本は他人の生活を脅かすことに必死になっている。
      何という悲しい、悪辣な民族なのだ!

  とか
     ・日本よ、この地球上から消えされ!

  とかまで言われる筋合いではありません。所詮「ガス抜きされている」だけなのに。


さんざん環境汚染・商品汚染しているくせにね(o´`;)

日本の内部を叩いて是正させるのは日本人固有の仕事です。

外野は黙っておれ!です。

ただでさえ、いまの政権と政府は外国民の言うことばっかし耳を傾けちゃうんですから・・

     ・日本よ、この地球上から消えされ!

なんて暴言すら日本では本気で採用されそうですわ(^^;


Posted at 2011/05/20 22:02:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月20日 イイね!

自民、不信任案いつ提出 「6・1」党首討論にらみ最終調整~産経新聞

自民、不信任案いつ提出 「6・1」党首討論にらみ最終調整~産経新聞「時流に乗れない」のもここまで酷いとは・・・タニガキさん・・・゚(゚´Д`゚)゚

-----------記事引用ここから---------

自民、不信任案いつ提出 「6・1」党首討論にらみ最終調整~産経新聞

2011年5月20日(金)08:00

自民党執行部は、内閣不信任案を26、27両日の主要国首脳会議(仏ドービル・サミット)後に提出する方向で最終調整に入った。

党内にはサミット前の提出を求める声も強いが、谷垣禎一総裁はなお慎重姿勢を崩さない。

6月1日に菅直人首相のサミット報告を兼ねた党首討論が予定される。

ここで福島第1原発事故の対応などを徹底追及し、不信任案提出の動きを加速させる。そんなプランが有力となりつつある。

◆あおる領袖

19日の自民各派総会では、領袖(りょうしゅう:頭目あるいは長のこと)が声をそろえて早期の不信任案提出を促した。

古賀誠元幹事長(古賀派)「菅首相が日本を代表しサミットに出るなんてとんでもない! かけ声だけで国民が評価するのか。体で示さなきゃいかん」

伊吹文明元幹事長(伊吹派)「急流を乗り切るためにはやっぱり馬を代えなければいけない」

町村信孝元官房長官(町村派)「大義名分はいくらでもある。政府が少し会期を延長しチマチマした補正を出しても不信任案を出さない理由にはならない」

麻生太郎元首相(麻生派)「政権担当能力がないということが明々白々ならば、明らかに倒閣を考えざるを得ない」

各派領袖は5月2日の平成23年度第1次補正予算成立直後の不信任案提出を求めたが、谷垣氏は見送った。勝算は十分だっただけに谷垣氏ら党執行部への不信は渦巻いている。

そんな圧力に押され、谷垣氏は17日の党役員会で「政府が国民の不安を解消できないならば不信任案も考えなくてはいけない」と明言した。

ところが「平成23年度2次補正予算案を編成せず会期通り閉会した場合」との条件つき。

これでは首相が少額の追加補正と小幅延長で「不信任封じ」を仕掛けてきたら谷垣氏はうかうか乗りかねない。

19日の領袖たちの「大合唱」には「次の次はもうないぞ」という谷垣氏への“最後通牒”も込められていた。

◆造反組鈍く

谷垣氏ら党執行部が不信任案の早期提出に慎重なのは、首相が中部電力浜岡原発の停止要請後、民主党造反組の動きが鈍ったからだ。

ある党役員は「現状では可決に必要な81人には遠く及ばず30人程度にとどまる」と打ち明ける。

が、会期末は6月22日に迫る。谷垣氏が倒閣への強い決意を示さなければ、不信任案提出に向けた地ならしは進まない。

むしろ自民、公明両党が結束して政権と対決した方が、民主党内の反首相勢力は息を吹き返すと読んだのだ。

首相は24日にサミットに出発し、帰国は29日。勝負はその後となる。

自民党の逢沢一郎国対委員長は19日の与野党国対委員長会談で31日に衆院予算委員会を開きサミット報告を行うよう要求した。

すでに翌6月1日の党首討論は合意済み。ここで首相を徹底追及し、不信任案提出への流れを一気に作り出すとの作戦が透けてみえる。

谷垣氏は19日、不信任案提出時期を問われ「視野を広く考えていく」と言葉を濁した。秘めたる決意の表れなのか。それとも-。(佐々木美恵)

-------------引用ここまで----------

常に攻める。攻めていると国民にアピールする。
そして少しづつでも確実に追い込んで、チャンスを作る。
そして小さくともチャンスと見れば逃さず強く攻める。

これは普通の場合でも野党がすべき当たり前のこと。
それすらできてません。タニガキさん。

まして、与党は普通でない集団。恥と責任を知りません。
そして支持率1%でも辞めないと言う首相。

折角追い風があっても、国民が民主党の正体に気づいても、
それでも愚図愚図・・・・・。

もう自民はホントに力がないと思い知らされます。困ったものですね。

(麻生さん安倍さん新党つくんないかな~w)

それでも今は自民にがんばってもらわないと(^^;

少なくとも自民なら悪さはしない。それだけでも今は十分だと思えてしまいますw

一刻も早い民主党征伐を!

Posted at 2011/05/20 21:02:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月19日 イイね!

世界に誇る日本力 ~ニューズウイーク誌

世界に誇る日本力 ~ニューズウイーク誌少々長文ですがそのまま引用させていただきます<(_ _ )>

---------記事引用
(ニューズウイーク誌日本版2011年5月18日号から)--------


世界の鏡に日本はどう映っているのか。自国の現状や問題点を語る際、日本メディアは長年、こんな発想を出発点にしてきた。

この基本姿勢の延長には、日本が「世界に劣っている」「世界から取り残される」というたぐいの主張があった。

それはさまざまな形で表現されてきた。

毎年のように総理大臣が代わる状況に世界は「あきれている」という外国人識者のコメントを引用する新聞。

サムスンをはじめとする韓国企業の勢いにソニーなどの日本勢が「取り残された」と主張するビジネス誌。

スポーツの国際試合で日本が負けると「世界の壁は厚かった」とおきまりのせりふを絶叫するアナウンサー。

こんな具合に日本人は常に「世界」を意識してきた。

「追いつけ追い越せ」という合言葉が叫ばれた明治の開国期や戦後復興期のように「世界」の背中を追いかけることが日本を突き動かす原動力であり、メディアにとってある種の筋書きあるいは「物語」であり続けた---これまでは。

実はこの記事の冒頭の一行目は25年前の本誌創刊号に掲載された特集記事での書き出しだ。

今その一文を読んでも違和感が無かったとすれば、日本人の意識は25年前から大して変わっていないことになる。

これまで「世界」に自らを照らし合わせ、その影を追い続けた裏には、進んでいるのは「世界」のほうであり、遅れているのは「日本」だという前提があった。

つまり、日本は「進んでいる世界」の一部ではないという認識だ。

「世界の鏡に・・・」というコピーは「国際化」が流行語のように叫ばれた25年前にはある程度時代に即したものだったのかもしれない。

しかしその後日本は変わり、世界も変わった。日本と世界の関係も変わったし、世界が日本を見る目も変わった。

そして今3・11東日本大震災は日本人にとって国の等身大の姿を見つめなおすきっかけになった。

未曾有の国難を前にこの国は「がんばろう!日本」というムードで一色だ。それは復興への決意でもあると同時に日本の底力を世界に示そうという意思の表れでもある。

震災後、繰り返しテレビで流された公共CMは「団結力」が日本の強さだという。「日本の力を信じている」と訴えかけるものもある。


<優位さを実感できない原因>

しかしこうした曖昧な言葉だけで日本の強みを片付けてしまっていいのだろうか。

「がんばろう」や「団結力」といった表現だけではこの国の本当の力はわからない。日本の底力を見直そうとするムードもいずれ消えうせ、風化してしまいかねない。

国家的な悲劇に見舞われた今こそ、これまでこの国に閉塞感をもたらしてきた原因と真剣に向き合い、それを清算する機会にしなくてはならない。

これまで日本は経済でも文化でも先進的な国だったにもかかわらず、それを自覚することなく「進んでいる世界」の一員でないと思い続けていた節があった。

一見、世界から学び続けようという真摯な姿勢に見えるが、この時代ではもはや日本人に自己卑下のメンテリティを刷り込むゆがんだ考えでしかない。

この有害無益で不健全な発想をいいかげん「卒業」しておいいはずだ。

そもそも日本は言われてきたほど「劣った」国ではなかった。昨年本誌の「世界成長力&幸福度ランキング」で日本は9位だった。

人口が5千万以上の国の中では1位で、医療保険制度の質の高さや暮らしやすさが評価された。

また本誌のエコ企業ランキングでは上位25社のうち実に7社が日本企業で、国別では最多だった。

にもかかわらず、当の日本人がその優位を認識できずに居た。

原因はおそらく2点に集約される。

第1に、世界との対比に明け暮れてるあまり、自国を客観視できず自己卑下にメンタリティが染み付いていること。

経済的には押しも押されもせぬ先進国になっていたのに精神的にはいまだに「追いつけ追い越せ」という途上国的な発想から世界を見てきた。

第2に、外国からどう見られているかを気にするわりには、この国が世界でどんな役割を果たしてきたかをはっきりさせてこなかったこと。

本当に考えるべきなのは外国からどう見られているかではなく、日本が何をしたいのかということのはずだ。

国内外のメディアの一般論としてこの国は衰退に向かっていると言われてきた。確かに毎年のように総理大臣が代わり、いまだ景気低迷から抜け出せていない。

先進国の中でも最悪水準の公的債務を積み上げているし、外交面では領土問題で周辺国に付け入る隙を与えている。さらに震災後の復興という果てしなく思い課題を背負っている。

もちろんこうした状況から目を背けて現実逃避するべきではない。だが日本のポジティブな側面に目を向けないこともまた現実を見ていないことにほかならない。

ではこの国の本当の実力とは何か。

技術やものづくり、文化が世界的に評価されていることは既にさまざまなメディアで指摘されている。アートや建築、食文化まで絶賛されているし、映画、音楽で権威ある賞を取った日本人は大勢いる。今回の災害でも、日本人の我慢強さや秩序を守る国民性が世界から称賛された。

しかし、日本の強みはそれだけではない。バブル後遺症の「失われた20年」や少子高齢化問題など多くの課題を抱えてはいるが、発想を変えればこういう見方もできる----むしろ日本は世界に先んじてさまざまな課題に取り組んできた国だ。と。

この国の経済は長年たたかれ続けきたが、戦後、日本が90年代初めにバブル崩壊を経験するまで、どの国もあれほどの経済危機に遭遇したことはなかった。

90年代当時、欧米のエコノミストらは威勢よく日本の経済政策をこき下ろし、この国は「世界の反面教師」と揶揄された。

だが08年に世界金融危機が起こると状況は一変した。世界はそれまで日本が取り組んだ課題の難しさを理解していなかったのだ。

90年代当時の経済政策に不充分や迷走は確かにあったものの、ここ数年は前代未聞の危機に対する試行錯誤の時代だったとする声が出てきた。

日本批判の急先鋒だったノーベル賞経済学者のポール・クルーグマンは「日本に謝らなければならない」と「謝罪」した。


<日本は課題解決先進国>

少子高齢化も同じだ。「ジャパン・シンドローム」とも呼ばれるこの問題の解決策を見いだせていないのは事実だし、福祉、年金システムの再建も進んでいない。

だが同時に日本には高度な医療制度があるし、世界的にも優れた社会保障制度を誇っている。

一方で他の先進国でもこの問題を解決した国はない。

台頭が著しいともてはやされている韓国や中国にも日本の比ではないほど深刻な少子高齢化問題が待ち受けている。アメリカは日本ほど高齢化が進んでいないにしても社会保障に深刻な問題を抱えている。ジャパン・シンドロームは世界の問題になりつつあるのだ。

こうした問題の解決策を日本がリーダーシップをとって提示していけば、日本は世界の「反面教師」ではなく「課題解決先進国」という手本になり得ると三菱総合研究所の小宮山宏理事長は言う。

「公害問題からエネルギー問題まで、日本は技術力と市民の力でどの国も解決したことのない世界的な課題を克服し前に進んできた」と小宮山は言う。

日本のメディアはあまり伝えていないが、21世紀型の国際問題はGDPや軍事力といったハードパワーを競い合うものから、気象変動や核不拡散エネルギー資源などの全世界に関わる問題に重点が移り始めている。

日米関係や北朝鮮の脅威といった狭いレベルの国際問題ではない。こうしたワールドワイドな課題に関して日本は十分に指導力を発揮できるポテンシャルを持っている。

まず日本には豊富な経験値がある。

70年代にオイルショックでエネルギー効率の改善を迫られた日本は省エネ化を進め、世界屈指のエコ大国へと進化した。

開発援助や復興でも同じだ。日本の国際貢献に懐疑的な意見もあるが、それは事の本質を見誤っている。

「カネは出すが人は出さない」と酷評された湾岸戦争時代からのトラウマを乗り越え、日本は国連PKOを地道に続け、民生支援で人的貢献を果たし、丁寧な仕事で世界の信頼を勝ち取ってきた。

元外務次官の薮中三十二(みとじ)が『国家の命運』で指摘しているように日本のアフガニスタン支援は量も質も国際的に突出している。

震災後、各国がすぐさま支援を用意したのも日本から受けてきた恩を返したいと思ったからにほかならない。

こうした経験を経て日本は世界が共有できる普遍的な「価値」を生み出した数少ない国の1つだ。

欧米が民主主義や資本主義という「価値」を生み出してきたように日本も環境力やものづくりといった世界的な価値を創造してきた。

一言でそれは「経済力と環境の調和」に集約される。

これは今後の世界が一層必要とする価値だ。

中国政府が2月、環境問題が経済に与える影響に懸念を表明したことはまさに経済と環境保護の両立の難しさを示している。


<「自画像」を描ける国へ>

新しい世界環境の中、どうすれば日本は本当の実力を発揮し、存在感を高められるのか。

この国は確かに経済大国だが、国際政治の舞台では決して大国ではなかった。この「ねじれ」を自覚してこなかったため日本は世界でどんな役割を果たすべきか自画像を描けずにいた。

慶応義塾大学の添谷芳秀教授(国際政治学)はこの状況を「国家像の分裂」という。「分裂していることを自覚的に踏まえて、そこから意味のある外交論や体系的な戦略論をあまり考えてこなかった」

これを克服するには、この国が等身大の自画像を描き何をしたいかを明確にし、それを世界に向け発信しなければならない。

そのためには今まで以上に世界をより正確に知り、日本がどんな立ち位置にいるのかを知る必要がある。

1つの答えは、日本の得意分野や開発援助、核不拡散といった「ミドルパワー」外交を展開することだと添谷は言う。いずれも日本が長年取り組んできたことだが、国家戦略としての認識が不足していた。

「この資源と日本人の自意識を集約して戦略論を打ち立てれば日本は生き返るだろう」

決して敗北主義的な発想ではない。この国の 潜在力を認識すれば日本は再び活力にあふれた国になれるし、それは夜郎自大になることとは違う。

現政権の体たらくや震災のダメージを考えると当面は難しいかもしれない。それでも諦める理由など無い。

日本が世界屈指の大国になったのも個性的な1人のリーダーの指導力があったからではない。むしろ国民が底力を見せボトムアップでこの国を焼け野原から復興させ、世界屈指の経済大国へと成長させた。

今回の震災でも頼りない政権の代わりに国民が自ら立ち上がっている。

元カーネギー財団研究員で日本関連の記事や論文を多く執筆したデビン・スチュワートは周囲から「なぜそこまで日本について悲観的なのか」とよく言われてきた。ある大手銀行のエコノミストにもそう聞かれたスチュワートはこう答えた。「私が日本を悲観視するのをやめるのは、日本人自身が悲観的な考えを捨てたときだ。」

この震災から立ち直ろうとしている日本人にとって、それは決して難しいことではないはずだ。

---------記事引用ここまで---------




危機感を煽るだけの「ダイヤモンド」や「エコノミスト」や「アエラ」等には出来ない、というか、出てこない発想と視点で書かれていますねw

国家観をもつにはどうしたらよいかの提言ですね。

本来、存在するから存在するのだという理由だけで国家の存在価値は十分なのですが、日本人の美意識では、国家の存在に何かご利益(りやく)がないと存在価値を感じとれないのかもしれません。




>私が日本を悲観視するのをやめるのは、日本人自身が悲観的な考えを捨てたときだ




自虐的と言っても良いでしょう。絶望を自ら招き入れるなど愚の骨頂です。絶望はキルケゴールの言うところの「死に至る病」。個人のみならず国だって国民の自虐は絶望を呼び、国の滅亡に直結します。

日本人が自虐的意識を感じやすいのは、明治から昭和に至るいわゆる帝国主義時代の残渣に触れる瞬間です。

「戦争犯罪」なんて言葉(その言葉は負け戦だったから多用されたのですが)を言われたら反射的に縮み上がるように染められています。

戦争犯罪は戦争後に「こじつけられた」ものがほとんどですし、そもそも戦争犯罪があったとしても、それを行ったのは現代の日本人ではありませんし、当時の日本人の多くが「行え」と命じたわけでもありません。

しかし現在その残渣はあまりに着色が酷くて、触れたものを黒く染めようとする力が強すぎます。着色した者が込めた思念が強すぎるのですね。

なぜ強いかといえば、最初に米英に染められたときの色よりも、その後60年をかけて内外から不断に染直しを図られたことによります。長く幾度も繰り返し戦争犯罪を連呼しているのは誰かということです。

早くはコミンテルン、その作り出した日本共産党、あるいは全闘共、いまでも尾を引く革マル・中核。その隠れ蓑の一部労組。日教組、社会党、マイノリティを武器に特権を欲しがる団体。

それらの勢力を裏から応援する特ア。それらの勢力を支持基盤とする政党。彼らは常に染め色を濃くしようとしています。どこまでも日本を貶めそうと止まる事を知りません。

過去の歴史を現代の価値観でのみ捉えようとすれば誤解を生むだけです。その誤解を左巻きは意図的につくりだそうとします。それに耳を傾けてはいけません。

お詫びすれば関係が良くなる。そんなことは対左巻きや対特アではありえません。彼らが欲しいのはより多くの「特権」ですから。

例えるなら、止血剤を塗っているつもりでヒルジンを塗っているようなものです。

誤解することをを防ぐには、出来るだけ当時の価値観がわかるように当時の客観的な資料に幅広く触れるしかないのでしょうね。当時を知っている年寄りの話は戦後60年超となった今ではもう聞くことは困難になりました。

左巻きの毒デムパの解毒剤は今も昔も「常識」でしかありません。当時の「常識」を見に着けるように努力するのですね。

そういった当時ものの資料は、古書店に多くあったものが、いまでは特ア系と思しき者が買い漁っていくという危機にあるそうです。


さて、上記記事の提言も抽象的なきらいがありますのでいまひとつパンチに欠けますが、すくなくとも国家観や前向きな国民意識を作り出そうとする意気込みは感じ取れます。

国家観なきところに善政も興隆もありえません。

少なくとも現政権よりもちゃんとした国家観と、常識と、常識的な歴史観をもつ者への政権再交代を急ぐべきです。

Posted at 2011/05/19 17:04:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2011年05月15日 イイね!

リアガードバー入手

フレンディにはかつて
リアスキッドバーがオプション設定されていて
今でもたまにオークションで中古品が出品されていたりします。
いや、もう12年以上も前に設定が無くなっていますから
チュウブルでなくオオブルですねw


今では全く流行りません。この手のアイテムは。
シーラカンスみたいなものです。


世間曰く
重量物は燃費に悪い。
ゴッツイのは歩行者に優しくない。
自然に優しくない。
いわゆる「エコ」でない。

ま、そういった指摘は間違ってはいないのでしょうが
それでも、気に入った古いクルマを大事に乗るのも
自分にとっては精一杯の「エコ」なんです。
そして、いにしえのアイテムを纏うことがさらに
クルマへの愛着が増して、つまりは「エコ」が進むと。

・・・と、自己正当化を一所懸命にしているのは
オークションで↓を購入したことについて、自己弁護をするためw
※ニョーボに叱られちゃうから。


上の写真のスキッドバーと違うぞとお気づきでしょうか。
そうです。これはデリカスペースギア用のリアバー。

平成9年式車に付いていたということですのでフレンディより
お兄さん(お姉さんかも?)。これもオオブルです。
けれど年式の割りには綺麗なほうだと思います。凹みもないし。

で、どうしてフレンディ用でないかと申しますと・・・
それは・・・カタチが好きでないから。
どうして真ん中が下がっているの・・・orz


入手したものは一直線の形状なので好みです。

さてこのスペギ用のバー。もちろんそのままではフレンディには装着できません。
今後ボチボチとブラケットを作成するつもりです。

で、そのためにはこのままですと位置合わせ作業すらままなりませんので
まずは・・・



ディスクグラインダーでスパッと切っちゃいました。

もったいないことをするんじゃないよと思われる
スペギオーナーの方がもし居られましたらごめんなさい(^^;

さてさて、今回はちょっと苦労しそうな予感。
でも、取り付けるまで楽しみですねw



Posted at 2011/05/15 23:55:26 | コメント(5) | トラックバック(0) | クルマ
2011年05月13日 イイね!

ひゃくしき

計画停電があった3~4月。

いっときは懐中電灯と単一単二乾電池は一斉に店頭からなくなりました。

まだ以前のようには戻ってませんが、それなりに入手できるようになりました。

先日ダイソーで見つけたこれ↓




なんとアルミボディに金メッキが施してありますw



金といえば・・・やはりこれ。

黒マジックで書いときましたw




お値段表示を兼ねてたりして・・ww



Posted at 2011/05/13 22:54:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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