
退職後8年を過ぎ、趣味のオーディオにどっぷり浸かっている毎日です。
今年5月初旬からMCモノラルカートリッジの製作を開始しました。9月22日、友人宅に4人集合し製作した5つのカートリッジ(コイルの捲き数の違うもの)を順次試聴。音質等一番評判の良かったカートリッジで本格的に製作を開始しました。
針先・アルミパイプを含むカンチレバーを作る能力はありませんので、この部分は当然ながら既存の交換針を外して使用しますが、それ以外の部品等は全て手作りです。
完成までに要した日数は142日。試作機35個。製作途中で2度の大きな設計変更がありました。
完成したカートリッジ(写真)は3種類です。
一般的なものとして、シェルに取り付けて使用する製品、そしてシェル一体型。後ろの接続パイプの短いものはオルトフォンアーム専用のもので、本体の材質は樹脂(ユニレート)と黒檀の2種類ですが、今後良い材質のものを探して製作しようと思っています。
オーディオ関係の機器は真空管アンプ、MCトランス、レコードプレーヤー、スピーカー等を製作してきましたが、今回のカートリッジについては本体はじめ部品が小さく慣れるまでが大変でした。
音質については、モノカートリッジは低域は良く出るが高域が弱いということを聴きます。
製作したカートリッジはSRK(白根録音研究所)製のモノラルカートリッジの音質を目標にしましたが、結果的には低域の分解能、高域の再生帯域等目標を超えたものが出来上がりました。
カートリッジ製作に没頭しこの間シャトルを弄る暇はありませんでした。

Posted at 2019/11/28 22:18:56 | |
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