新インフルエンザが、また猛威を振るってきた。
うがい、手を洗うことを盛んに報道している。
あなたは、正しくうがいや手を洗っていますか?
それでは効果的な方法を紹介しましょう。
順番は手を洗って、うがいをする方が効果的です。
手を洗う方法
洗い方を紹介する前に手を洗っても汚れが残る部分を見てみてください。
上記の写真は手に手洗い教材の専用クリームを塗り教育しないで普通に手を洗ったときの写真です。
このクリームはブラックライトで照らすと白く光る性質があります。
よって白く光っているところが汚れが落ちていないところになります。
手首、手の甲、親指、指の先が特に汚れが残っています。
それでは紹介しましょう。
1.手に洗剤を付けて泡立てます。
2.手のひらを擦り合わせて洗います(10秒)
3.手の甲と指の間を洗います(左右の甲を5秒づつ)
4.指の間を洗います。(左右の指の間を5秒づつ)
5.指先を洗います。(左右の指先を5秒づつ)
6.親指を洗います(左右の親指を5秒づつ)
7.手首を洗います(左右の手首を5秒づつ)
8.流水で手をすすぎます(10秒)
正しく洗うと上記の写真のように殆ど白く残った部分がなくなりました。
うがいの方法
1.コップに水またはぬるま湯を用意します。
2.口に1/3~半分ぐらいの水を含み、正面を向いたまま「グジュグジュ」っと口の中をゆすぎます(2回)
これは、口の中の食べかすなどを流すことが目的です。
3.口に1/3~半分ぐらいの水を含み、顔を上(天井を向くように)に向けて、口を開けながら、「あー」や「がー」と声を出す。
または出すつもりで「ガラガラ」と、のどをゆすぎます。
1回に10秒ぐらいかけて、2~3回行います。
これは、のどを水で潤して、埃や菌などを洗い流すことが目的です。
マスクのつけ方
マスクを材質から見てみましょう。
材質には、主にガーゼと不織布があります。
ガーゼは通気性や保温、保湿はいいようですが、ホコリ、花粉、微生物などのバリアーとしての性能は低いようです。
一方、不織布はサージカルマスクやN95に使用されており、花粉や微生物などのバリアーとなりえます。
それぞれのマスクの特徴についてみてみましょう!
サージカルマスク
・医療用として古くから病院や医院で使われている
・細菌を含む粒子(4~5μm)を95%以上除去できる
・感染した人の咳などによって微生物を含んだ粒子が大気中に拡がるのを防ぐ
→患者から感染していない人への感染経路を防止することを目的としたマスクです。
N95マスク
・結核やSARSなどの感染防止に使用されている
・Nとは、耐油性がないことを示し、95は試験粒子(0.3μm)の95%以上を捕集(阻止)できるという意味
・微生物を含む大気から人への感染を防ぐ
→汚染された大気から感染していない人への感染経路を防止することを目的としたマスクです。
インフルエンザウイルスの大きさは0.1μmと小さいが通常は唾液など液体の飛沫と一緒に飛散します。
飛沫の大きさは5μm程度で、市販されている不織布マスクでも十分捕捉可能です。
マスクと顔に少しでもすき間があって空気が漏れていれば、ウイルスを含んだ飛沫を吸い込む危険性が高まるので、マスクの装着の仕方が重要になります。
さあ、つけてみましょう。
サージカルマスク(不織布製マスク)
これが、サージカルマスクです。
表裏を確認します。
上側には針金があり、内側になる方には折り目が上になるようにします。
写真は外側になります。
鼻の形に針金を合わせて着用してください
インフルエンザの予防には鼻と口を覆うようにしないと効果ありません。
鼻の部分を片手で押さえながらゴムバンドを耳にかけ、アゴを包むようにマスクを下のほうまで伸ばします。
マスクの両脇を押さえて肌に密着させます。
マスクが顔に密着しているか確認します。
まず、両手でマスク全体を覆い、息を吐き出し、空気の漏れをチェックして、密着のよい状態にマスクを合わせます。
注:マスクのゴムバンドが長すぎて隙間が出来てしまう場合には、ゴムバンドを結ぶなどをして長さを調整してください。
注:正しくマスクを装着できないときは使用しないでください。
これでは効果ありません。
N95マスク
白色の鼻金を上にしてマスクを顔に当てます。
片手でマスクを押さえながら、上のゴムバンドを後頭部にかけ、
次に下のゴムバンドを首の後ろにかけます。
下のゴムバンドの両端部を持ち引っ張り長さを調整します。
その後、同様に上のゴムバンドの長さを調整します。
両手で鼻金を顔に合わせて押し曲げ、顔面にピッタリと密着させます。
マスクが顔に密着しているか確認します。
まず、両手でマスク全体を覆い、息を吐き出し、空気の漏れをチェックして、密着のよい状態にマスクを合わせます。
注:正しくマスクを装着できないときは使用しないでください。
マスクの取扱い方と使用後の廃棄方法も感染防御には重要なことです。
・マスクは、
1日1枚使い捨てにする
・洗濯や消毒をして繰り返し使うことはしない
・はずすときはなるべく表面に触らないようにしてゴムバンドをつまんではずす
・使用中もはずすときもなるべく表面に触らないようにする
・マスクをはずした後は、正しい手洗いをする
・マスクの共用は絶対にしない
・マスクを捨てるときには、蓋のついたゴミ箱やビニール袋に入れる
これをマスターして健康に気をつけながら楽しく暮らしましょう。
Posted at 2009/08/27 07:47:27 | |
知恵袋 | 暮らし/家族