NAVIが休刊になるということで、さすがに最終刊は買っておくかと思い、TUTAYAで購入してきました。
その昔、自動車雑誌が百花繚乱だった時代にも、大御所のCGと、その姉妹誌のNAVIは、他とは違う本物感が漂ってたものです。
その中でも、NAVIは、CGよりも着眼点がユニークだったり、何とも言えない写真や文面のおしゃれな雰囲気が気に入っていました。
自動車会社入社を目指す貧乏学生には高価なバイブルだったし、入社直後の新人にとっては貴重な情報源でありました。
しかし、何時しかネットで情報が早く、無料で入手出来るようになり、近頃ではすっかり買う事は無くなっていました。
今回最終刊を読んでみて感じたのは、どうして今までこのレベルで本が作れなかったのだろう?ということです。
当然、最終刊ということで、力が入っていたり、執筆陣が豪華だったりするかもしれません。でも、それ以上に、言いたい事、表現したい事をストレートに表現していることが、心に響いたのだと思います。
最近見た子供たちの絵と同じ種類の感動がありました。
紙のメディアにはまだまだパワーもあり、メリットもあると思います。
私も車を開発する人間の端くれとして、もっともっと人を感動させるモノを作って、車はまだまだ大丈夫!と思ってもらえるように努力しなければならないですね。
今回の特集の一つ、「自動車のこれから」については、自分が開発に関わった世界初のクリーンディーゼルと、世界初の量産EVについても色々と記述がありました。
しかし、改めて思うのは、自分がそのプロジェクトに関わっている時に、その社会的な意義について、どの程度認識して仕事に打ち込んでいただろうかということです。
もっともっと真剣に、自分の仕事の意義に向き合い、考え、思いを持っていればより良いアウトプットが出せていたんじゃないかと思ってしまいました。
何はともあれ、お世話になりました、NAVI!
いつしか車を取り巻く問題がすべて解決される時代が来るといいですね。
子供たちのスケッチにはその解決方法がいっぱい描かれていました。
少しでも早く実現出来るように頑張らねば。
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