世界選手権で戦う以上、いろんな国のドライバーが参加しているWRCですが、やはり、他のモータースポーツと違うところは、助手席にコースの状況を知らせるコ・ドライバーの存在。
タイムコントロールの到着時間や走行燃費、グラベル・クルーというチーム専属のコース状況を知らせるスタッフからの情報を基に事前にドライバーが作成したペースノートを修正したり、いわばドライバーにとっては女房役みたいなもの。
そのコ・ドライバーにとって大きな障害はやはり言語かもわかりませんね(汗)。
同じ国のドライバーなら母国語でも平気ですが、違う国のドライバーと組むことを考え、バタネンやカンクネンのように、フィンランド人同士であろうが英語でペースノートを作る人もいます。
その中でちょっと変わったペースノートをつくっていたのが、今の核弾頭、ラトバラの元祖ともいうべきかの
アルミン・シュワルツ(笑)。
ハンヌ・ミッコラと世界タイトルを獲り、TTEで後に藤本吉郎さんと組んだスウェーデン人のアーネ・ハーツやフランス人のデニス・ジロウデ除き、ドイツ人コ・ドライバーと組んでいたとき、WRCのオンボード映像で彼の走っているシーンをみているとき、コ・ドライバーが読み上げるノートは、一瞬、英語かと思ったのですが、要所ごとにあまり馴染みの薄い言葉で読み上げていて、ちょっと不思議に思ったのですが、
よぅ~っと聞いてみると、独特の訛りといい、発音といい、ずばり彼の国のドイツ語を入れていました(苦笑)。 だったら、全部ドイツ語にすればといいと思ったりしますが(笑)、これも外国コ・ドライバーと組むことを想定した上での配慮なのでしょうか。
最近ではあまり聞かれませんが、70年代では、ドライバーに限らず、コ・ドライバーも、英語が話せないとワークスチームで仕事が出来ない(特に北欧系)ことがあったことから、時代が変わっても、言語はこの世界での成功には今でも大きな要素なのでしょう。
けど、某マタドールのペースノートはそれを無視した個性的なものでしたが(爆)。
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WRC | 日記
Posted at
2010/06/05 11:53:47