
精神の分野から見て、世の中には大きく分けて3パターンの人間が居る。
「心が健康な人間」と「心が病んだ人間」と「周りの心を病ませる人間、自分の病みを周りに感染させる人間」の3パターンだ。
実際に、社会において「怨みや憎しみや妬み」という悪意によって、周りの人間の精神や神経の病気を産み出し、トラブルや犯罪を誘発、増加させる性質の悪いのがこの3つ目のパターンの人間である。
今日はこの3つ目のパターンの人間について記しておく。
このタイプの人間が、自分の中に溜まっている怨みや憎しみや妬みによって心の病気を感染させていく手段、その基本的技術としては「日常的な心理操作」を使う。
現実に行われている心理操作としては、地球の滅亡や破滅という現実離れした空想で信者を脅し、不安や罪悪感を煽り、信者の心の不平不満や不安や依存心を操る新興宗教の教祖が代表的である。
また詐欺師も同様の心理操作を使うが、詐欺師は宗教ほど空想的なことではなく、騙そうとする相手の人生や先行きの不安を煽ったり、相手が心の中に溜め込んでいる不満や不平不満や依存心を突付くやり方が多い。
両者共に、具体的なものを何も指さない曖昧なことでの相手への脅迫や、具体的なものではない曖昧なことで相手の罪悪感を煽ったり、具体的なことを何も言わずに曖昧なことで周りの不安や依存心を煽るのである。
いわゆる「具体的」「現実的」が無い、曖昧な言葉を使う現実逃避人間がこの手の心理操作を巧みに操って、いい人を装って相手に近づき、相手を騙し、人の心を誑かすのである。
もうお分かりだろうが、このタイプに流され、騙され、誑かされるタイプは、依存心や不安が強く、また不平不満を溜め込んだ人間が多く、そういう人間ほどこの3つ目のタイプの格好の獲物となる。
このタイプの心理操作の特徴は「具体的ではない曖昧なことで」というのがポイントだ。それはこの心を誑かし、人を騙すタイプの人間が「責任」ということに対して極度に過敏になり、脅えているからだ。
この人を誑かし、騙すタイプは、その心に、無意識にいつも「現実的な責任」を取らされる事を極度に恐れ、常に「自分が逃げられること」を最優先に考えている、責任から逃げることばかりを考えているからだ。
だから具体的なことを追求すると、途端に弱腰になって慌てて誤魔化したり、何も聞こえない痴呆症のような態度をしたり、逆ギレして相手に喚き散らしたりするのである。
これがこの3つ目のタイプの軟弱さ、脆弱さの証明となる。
犯罪のパターンと同じだが、自分を見つけられない軟弱な人間が、自分を見失った脆弱な人間に騙され、誑かされて、その弱さからくる悪意によって自分を見失い、被害者であった自分が加害者になっていく。
悪意を溜め込んだ脆弱な病人に騙された人間が、その依存心という弱さによって精神や神経を犯され、その心の不安や不平不満を怨みや憎しみや妬みに変えられ、今度はその軟弱な被害者が脆弱な加害者へと変貌していく。
心理操作の怖さはここにある。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2010/01/23 00:25:17