2012年08月28日
今回、エアナビAVIC-T10が画面スクロールできなくなるという故障というか、
経年劣化というか、とにかく不具合が発生して、
本来は便利なカーナビのせいで車内の空気が一触即発のやばい状況になり、
買い替えを余儀なくされました。
ただ、僕は端末とサーバーで双方向通信を行い、
リアルタイムな渋滞情報やWeb情報をユーザーがシェアできるエアナビの理念には、
意気に感受るところがあり、毎月の利用料金を支払いながら、
具合の悪い端末を騙し騙し使っていたのでした。
この仕組みは、ユーザーが増えれば増えるほど、情報の質が上がり、
もしかすると将来は交通の流れをスムーズにコントロールできるようになるのではないか
という夢が持てました。
実際、いつもとおりなれた経路を急に外れるようにナビ案内され、
タカを括ってそのまま進んだら事故で大渋滞していたなどということがよくあり、
高速のインターを迂回させられるときにも、
数十分後のFMの交通情報で納得させられることが多く、有
効な情報精度だなと信頼していたのです。
このために毎月約2000円の利用料を払っていたわけです。
ただ、理念にハードもソフトもついていけてなかったのが本当に残念です。
まず、商品を購入してから通信端末を申し込み、端末が到着してからセットアップして、
ようやく機能がフルで使えるようになる厄介さ。
これは端末はソフトバンク回線の端末ですから、普及のために販売店店頭で携帯電話なみに
その場で手続き済ませたものを渡さないと、いきなり通信機能を使うユーザーを狭めてしまいます。
端末はOSがウインドウズCEベースのせいか、メニューの階層が深くて、
希望のメニューにナカナカ行き着かないし、おまけにレスポンスも本当に呆れるくらいに遅い。
これは今回GORILLAに代えたら目に鱗なキビキビした使い心地で感動しました。
現行の機種が今でもWIN-CEベースなのかはわかりません。
地図のデザインは、圧倒的にパイオニアが優れていると思います。
建物の書き込み具合と道路の幅が運転する感覚にピッタリでした。
GORILLAの地図は街中も郊外も変化がなくてそっけない感じがしますね。
そして、致命的だったスクロールしなくなっちゃった件ですが、
画面のその場所はスクロール以外のアクションは反応するので、
これもOSを入れ替えれば復活するOSレベルの不具合のようにも思います。
(再起動では直らなかったですが)
でも、僕は山の神さまに抵抗して、最後までエアナビに殉じようと思っていたのですよ。
ところがところが、現行のエアナビを購入すると、
使っていたAVIC-T10の通信契約は引き継ぐことが出来ず、
こちらをまず解約して、あらためて通信契約を結ばなくてはいけないという
永年使い続けてきたユーザーの神経を逆撫でするような販売方法。
まともに動くならAVIC-T10をもう1台買おうかと思っても、
さすがに売ってないわけですから、何だかですね。
それと、以前に書きましたが、中古になると、通信契約を引きずっていてエラーが出るはずですから、
具合の良さそうな中古の機械を探しても面倒なだけだし、
自分の使っていたものも何だか申し訳なくて下取りにも出せないし、
流通に嫌われるだろうなと思います。
これから通信契約を解除しなくてはいけないわけですが、これも面倒くさそう。
現行機種は、通信ナビの機能以外にFM-VICSがあるようですから、
通信契約しないユーザーも多いのでしょうね。
さて、今回ナビ選びをしてみて、こんなナビが売っていたらいいなと思ったのは、
購入したGORILLA CN-GP600FVDからAV機能を全部外してしまった感じのもの。
その分半値とは言わないけれど、画面の大きさとかナビ機能はそのままで、
価格2/3くらいのAVレスモデルがあったら、これが欲しい。
外国製の道案内するだけのナビは、渋滞が見えない・考慮されないのでは
ナビの便利さの半分くらいしか機能してないと思うのですよ。
だけど国産メーカーのモデルとなるとナビ機能のほかにフルセグでTVが見られる、
何千曲も貯めておけるとかオーディオとビジュアルの機能がついてきてしまって、
これは邪魔なだけです。特にポータブルナビのスピーカーから音を聴くなら、
クルマ純正のオーディオの方がマシじゃないかな。
Posted at 2012/08/28 18:29:39 | |
トラックバック(0) |
カングー | 日記