
若い頃、KP61に乗っていました。
非力で回らないけど軽量小型FRなKP61で基本的なドライビングテクニックを教わったと思います。
そんなKP61が履いていたのが、エンケイ コンペエイト。
このシャンパンゴールドの8本スポークホイールを私は大変気に入っていました。
時は少し流れて1991年。
私はロードスター(初代脱線沈没号)を購入します。
当然ホイール交換するならコンペエイトを履きたい!と思っていたのですが。
探せど探せど、14インチのコンペエイトはPCD114.3しかありません。
ロードスター側のハブの改造を検討したり、PCDチェンジャーを買ってみたりとあがいてみたのですが、結局夢はかなわず「ならばいっそホイール交換なぞしなくていい」と純正ホイールでずっと乗ってきたのです。
そんな脱線沈没号でしたが、Zeppelin君からパナスポーツを譲り受けたのをきっかけに初めてホイール交換をしました。

M2 1001が買えなかった私には今でも1001コンプレックスが残っておりw
これはこれで大変お気に入りのホイールとなりました。
それでも、心にはコンペエイトが燻り続けていたのです。
そして一昨年、コンペエイトの兄弟ホイール「リミテッドコンペ」をコンペエイトカラーに塗装することを思いついたのです。
リミテッドコンペなら14インチでPCD100が存在します。
デザイン的な違いは耳の強化フィン程度です。
早速オークションでリミテッドコンペを購入し、コンペエイトカラーに塗装してもらいました。
真っ白だったリミテッドコンペは耳のアルミ色も含めて見事に再現されていました。
が、しかし!
ホイールキャップのサイズと形状が全く違うため、ホイールキャップの取り付けはあきらめるを得ませんでした。
そんな昨年秋、滋賀組の匠の一人、テンパーさんに相談すると「作れる」との嬉しいお答えをいただきました。
以下、匠によるサイズ計測ですw
出来上がってきたホイールキャップは見事なものでした。
コンペエイトのホイールキャップはメッキ加工がされているのですが、アルミそのままでも十分美しいと思いましたが、そこはやはり完全再現を目指したい!
そこで滋賀が誇る日本最高クラスのカッティングシート技術を持つスタジオKへホイールキャップを持ち込み、メッキ部とエンケイロゴ部をメタルシートで再現、より忠実な出来上がりにしてもらったのです。
右上がオリジナルコンペエイトのホイールキャップ。中央上はメタルシートの試験貼り。
左がオリジナル 右がテンパーさんに作って頂いた物にシート加工したもの。
ついでにタイヤ交換。ダンロップ ディレッツアZII スタースペック!
こうして、私の24年に及ぶ長い戦いに終止符が打たれました。

作成してくださったテンパーさん、色々協力してくれた怪長、ありがとうございました。
Posted at 2015/06/13 10:48:53 | |
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