※ 内容はコピペだよ・・
クラシックカメラ好きな俺がひたすら、カメラ構えてるあややの画像張って、構えてるモデルになった実在の機種について解説してみる。
あんまりはっきり書き込まれていない物に関しては機種の断定がどうしても不精確になるが悪しからず。
多分、M型ライカ。M3、M4、M2のうちのどれか。貼り革が交換されている。
距離計連動式っていう、一眼レフより一世代前の機構。要はカメラの中で三角測量して、距離を測ってピントを合わせる。ピント合わせが非常に精確に出来るから今でも人気があり、デジタルでも機種が存在する。
70年代以降、日本の一眼レフが世界を圧巻したが、その前はこのM型ライカが世界の報道を支えていた。(だいたいWW2~東京オリンピックくらいまでが黄金期)
元のカメラの画像
ちなみにデジタルの機種はライカM8、M9。エプソンが出しているR-D1シリーズ。エプソンのは発売してから5年以上が経つ、超旧式機種だが距離計連動式デジタルというジャンル自体が狭いから今でも高値で取引されている。
10万くらいは普通に飛ぶ、意地悪な店から買うとふっかけられる。買うときは熟練者を。
明らかにバルナック型ライカ。M型ライカが発売される前の報道はこいつが支えてた。(1930年代~40年代が黄金期)
M型ライカ同様、距離計連動式。
セルフタイマーがあるのと、窓の大きさからみてライカIIId(1940発売)という製造数500以下の超珍品の可能性がある。
それかライカIIIfセルフタイマー付き。こちらはライカで最も多く製造されたモデルで大して珍品ではない。
ライカIIIdは遣独潜水艦作戦、太平洋戦争中にドイツに潜水艦を派遣して、日本からドイツへ生ゴムやボーキサイトetc資源を、ドイツから日本へは最新のレーダーetc技術を交換する作戦を行った際に数台、日本に持ち込まれた可能性もある。
あとバルナックライカは比較的、構造が単純なため、世界中のメーカーがコピーライカを作ってた。
戦中はドイツからの輸入が途絶えたのと、戦後はドイツの戦後賠償の一部としてドイツの特許が全部、消失したため。
日本のだとキヤノンIVsb改、ニコンSが有名。
当時の日本製品は安かろう悪かろうのイメージがついていたが特にニコンSは朝鮮戦争で本家ライカのカメラがシャッターの機械油が凍りついて動けなくなったのを尻目に、悠々と稼働し続け日本メーカーの実力を世界に知らしめた。
ちなみに私はライカIIIcを保有していたが、距離計とシャッターが狂ってしまい、調整にかかるお金が恐ろしい数字だったので売却してしまった。
元のカメラの画像(ライカIIIf)
こちらもバルナック型ライカ。
ただしセルフタイマーがないのと、スローシャッター部分が黒色でない(=スローシャッターが省略されていない)こと、視度調整レバーが巻き上げ分にないことからライカIIIa(1933年発売)と推測。
余談だが、ストライクウィッチーズのバルクホルン大尉のカメラもこれではないかという説もある。
ライカが愛機なのは公式設定、1940年という時代からしてバルナック型のうちのI型、II型、III型、IIIa型、IIIb型、IIIc型のどれかなのは間違いない。
1940年当時の最新機種はIIIc型だが、給料の大半を妹の治療費につぎ込んでいる大尉が最新型の機種を購入できるとはとうてい思えない。(当時のライカのカメラは家一軒分くらいの値段。地価が違うとはいえ高価)
当時の旧モデルのうち、空中撮影が可能なようにストラップが付けられたのはIII型かIIIa型のみ。III型は最高シャッタースピードが遅く、被写体が高速で動き回る空撮には不十分なのでIIIa型の可能性が高いと。
元のカメラの画像
多分1959年発売のニコンF。一時は世界の報道陣のカメラを独占した名機。
57年発売のライカM3で距離計連動式カメラを作ってもドイツの技術力に太刀打ちすることは不可能であることが確定的になった。
そこで世界のカメラメーカーは距離計連動に変わる、新しい機構のカメラを模索する。その回答が一眼レフ。
ニコンF以前にも一眼レフは存在したが、シャッターを切ったあとファインダーがブラックアウトするなど欠点が多かった。
それ故、実験室で顕微鏡と接続することなどが主な仕様用途の非実用的カメラと見られていた。
ニコンFは一眼レフの多くの欠点を解決して、初めて報道用カメラとして実用的な一眼レフとなった。
ちなみにこのカメラの交換レンズの径(マウント)の規格は今のニコンのデジタル一眼レフでも同じ。つまりニコンの最新のデジタルカメラにも、付けようと思えば50年前のレンズを取り付けられる(ちょっとレンズの改造が必要な場合有り)。
重い、でかい、頑丈が取り柄。ベトナム戦争で銃弾を受け止めた、学生運動取材中に棍棒で殴られたときにカメラで防御したが壊れなかったなんてエピソードもある。
あと私の愛機もニコンF。ボロボロだけど、もう愛おしい、絶対捨てたり売ったりなんかできない。
元のカメラの画像
※注意
1977年以降に発売されたAiという機能がつく前の物を改造せずにはめ込むと、規格は同じですが場合によってはデジタル一眼本体の故障を招く恐れがあります。76年以前の非Aiレンズの装着にはレンズの改造が必要です。尚、廉価機種であるニコンD3000、D3100、 D5000、D5100は例外的に故障の恐れがありません(つまり古いレンズでも機能は制限されますが安全に装着できます)。
新しいデジタル一眼に50年前のレンズをはめ込むことは可能なことには可能ですが、カメラ本体との組み合わせが安全であるかを確認する知識ある、もしくはカメラ本体が上記の廉価機種ある、もしくはレンズを改造しない限りあまり勧めることはできません。
どっからどう見てもニコンFM10(たしか90年代後半くらいに発売)。実物同様、向かって左側にFM10って書いてあるし。
ニコンがフィルムカメラ製造部門を整理した際に、生き残った最後の機種。最後にして最高級機種のF6と共に今も製造されている。
実はニコンと名前がついておきながらコシナって会社の製品。軽くて使いやすい万能一眼レフ。写真学校とかで推奨機種になってたと思う。
もちろんその4のニコンFとはレンズの互換性を保っている。
ちなみに元カメラの画像はニコンの公式ページ。現行品だからまだ製品紹介が残ってた。
元のカメラの画像
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/film/fm10/
確証はないけどプラクティカ。東ドイツのペンタコン社製。
ツァイスイコンという戦前からあるメーカーがドイツの敗戦で、ドイツの東側にある工場と技術者を接収されてしまった。
戦後に、東西ツァイスイコンは別々にコンッタクスという機種名(戦前の超高級カメラのブランドの継承)を発売したが、商標に関する訴訟が起きて東側が負ける。
プラクティカは発売できなくなった東版コンタックスが改名した結果、生まれた機種。
レンズの径がM42っていう非常に広く採用されている規格なので、使いやすい。
ただし東側製とだけあって質感はライカやニコンに劣る。(なんか金属の食感がなめらかじゃない。)
私個人としては東のツァイスの方が良い製品、作っているからプラクティカも結構好きなカメラに入る。
レンズの選択肢も広いし。
西側のツァイスは日本メーカーの台頭で経営難に陥ってカメラから撤退。コンタックスブランドは日本のカメラメーカー、ヤシカに身売りした。
元のカメラの画像
二眼レフ。女の子の手にすっぽり入るサイズから推測して、ベスト判フィルムという規格の物と思われる。
ベスト判フィルムはよくコンビニとかで売っているフィルム(35mm×24mm)よりも1コマ辺りのサイズが大きい。(およそ4cm×4cm)もちろんその分、解像度やら画質もいい。
ちなみに撮影素子の面積がでかいと画質が良くなるのはデジタルも同じ。
画素数ばかり見られてるけど、実はもっと重要なのは光感知センサーのサイズだったりする。
高級なデジタル一眼レフと廉価なコンパクトデジタルのセンサーは画素数が同じでも面積の数十倍の差がある。
もっとも最近は超大型センサー搭載のコンパクトデジタルもあるが。
実在する二眼レフでベスト判フィルムを使う物といえばベビーローライが有名(1957年発売)。ベビーローライならカラーリングから戦後モデルと思われる。
残念ながらベスト判フィルムは既に製造されていない規格で、このカメラを実用することは現代ではほぼ不可能。(ブローニーというもっと大きなフィルムをカットしたり、使用期限切れのデッドストック使う人もいるけれど)そのためほぼコレクターアイテム扱いのカメラ。
実は発売当時、日本のヤシカがこれの模造品、ヤシカ44をローライ社に無断で製造販売して、訴訟沙汰になったことがある。made in japanといえば安かろう悪かろう、真似物ばかりなんて言われていた時代の話ですが。
ただカメラ向かって右面にピント調節レバーがついていない(見えにくいだけ?)ことからヤシカフレックスの可能性も捨てきれない。(大きさ的におかしいが)
カラーリングに関してはベビーローライは戦前型と戦後型で微妙に違うので、曖昧です。
元のカメラの画像(ベビーローライ)
見た印象だけどゾルキー4
ソ連が作ったバルナックライカのコピー。
元々、バルナックライカを見た目から機構までそっくり真似て作ってたが、気が済まなくなったのか「独自の改良」を加えて本家ライカとは似ても似つかなくなった。
そういえばどっかで神主の本家射命丸のカメラのレンズが紅いって指摘があったので、それについても。
あれは多分、偏光フィルターをレンズの全面に付けているからだと思う。
こんな感じのやつをねじではめ込んで↓
レンズを保護したり、特定の光を除いたり、減光したりetc
狙う表現によって付け替える物です。
フジのFP-1