
福岡から従兄弟夫婦が8月23日、24日の2日間京都観光に来るとの事で、女房共々1日だけ案内することにしました。
希望を聞いた所、桂離宮、三千院を見たいとの事でしたが、桂離宮の参観は抽選による許可制で、今まで何回か申込みしましたが複数名で当たったことがありません。
ネットで申込み状況を見たところ、ほとんどxでしたが24日はキャンセルが出たのか午前9時から4名空きがありました。
ダメ元で申し込んだ所、数日後幸運にも4名の参観許可メールが来たので帰郷日下記の順でインプレッサを駆使し案内してきました。
宿泊ホテル(三条烏丸)→「桂離宮」→「建仁寺」→(昼食)→「三千院」→「宝泉院」→JR京都駅。
「桂離宮」
回遊式庭園を宮内庁京都事務所の人が45分程度かけて案内してくれました。
<松琴亭>

最初に見えてくるのがこの茅葺きの茶室で、内部の市松模様の意匠は有名ですね。
<書院>

右側から古書院、中書院、楽器の間、新御殿と雁行型に増築されています。
桂川の氾濫から守るため高床となっています。尚、この書院郡の内部は非公開でした。
<月波楼>

古書院の北側にある茶屋で、天井を張らず屋根裏が表しとなっています。
松琴亭が冬向きの茶室、こちらが夏向きの茶室とのことです。
「建仁寺」

京都市中心部にある栄西を開山とした京都最古の禅寺です。本坊には俵屋宗達筆の「風神雷神図屏風」が置いてあります。
もっとも本物は京都国立博物館で保管され、展示してある物はレプリカですが今回は陶板製(上)でした。以前行った時にはCANONがデジタル処理した複製(下)でしたが、リアル感が半端なかったです。
方丈前の枯山水の石庭。

竜安寺の石庭も良いですが、こちらはシンプルで伸びやかな拡がり感があります。
法堂の天井

2002年に創建800年を記念して描かれた双龍図。新しさと迫力があります。
この寺には風神雷神図屏風を始め、海北友松のふすま絵など美術品が数多くありますが、他と違って写真撮影は自由で寺のおおらかさを感じます。
(昼食)

従兄弟が京都らしさを希望していたので建仁寺近くの天ぷら店「圓堂」を事前予約。
店の前では和服姿の仲居さんの迎えがあり「おいでやす」の声で中へ。坪庭がある和室の個室で
雰囲気も良く、味も最高でした。
予算オーバーでしたが、喜んでもらえたので良かったです。
「三千院」

建仁寺から車で45分で到着。暑かったので直近の駐車場もガラガラ、観光客も十名前後で
じっくり回れました。
宸殿から往生極楽院を撮影。
わらべ地蔵

40mmで撮影し拡大したのでぼけてしまいました。望遠レンズでの撮影がお奨めです。
わらべ地蔵側から見た往生極楽院。
「宝泉院」

三千院から徒歩で5分位奥へ行った所にあります。
ここは天台宗の小さな寺院ですが、建物の額縁効果で、抹茶をいただきながら庭を堪能しました。
最も美しい秋は超満員になるとお茶を運んでくれた人が言っていました。
朝8時の迎えから京都駅到着の夕方4時30分まで4箇所を巡りましたが、真夏の京都の平日は渋滞もなく観光客も少ないので、余裕で案内できました。
Posted at 2017/08/25 12:39:10 | |
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