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2018年01月14日

新春企画・高級車3台乗り較べ記~LS500・MIRAI・S560~

新春企画・高級車3台乗り較べ記~LS500・MIRAI・S560~ 試乗記はアルファ・ロメオジュリア以来ごぶさたしていましたが、今回ご縁がなさそうな3台を比較試乗することができましたので、報告します。

今回はあえてクルマレビューではなく、普通のブログ記事としてアップしてみます。








◆レクサスLS500 I Package
ちょっと長めの試乗コースを薦められ、静岡のワインディング「日本平」の山坂道などを試させてもらう。V6・3.5Lターボは素直なフィーリングで好印象。10速ATは全くシフトショックなし。ハンドルの手ごたえも精緻でインフォメーションに富んだもので、大柄なセダンを苦もなく走らせる。昔の国産高級車の「船」のようなフィールは皆無。車の完成度としては非の打ちどころがないが、後ほど乗ったメルセデスの方が高級車のしてのキャラクター、乗り味、滑らかさの質が一段と高く、上には上があるというのを実感。


◆MIRAI
レクサスLSに乗った後だと、ドアの締まり音や遮音性、ハンドルの手ごたえなどが全然違う。車両本体700万円で、200万円の補助金が出るとのことだが、高級車という手応えはなし。パワーソースの違いはあれど、滑らかさという点では、新型リーフの方が上ではないか。回生ブレーキのフィーリングももう一歩の感じで、実験車的色彩が濃い。カタログも2015年以降改訂されておらず、トヨタ自身もMIRAIの位置づけに困っている様子。今買う価値は?と感じた。


MIRAIのパワーユニット

◆S560 4matic Long
全域シルキースムーズ。走る、曲がる、止まるがひたすら滑らかであることに感銘。レクサスより静かで、やわらかく(しなやかと言った方が適切か)、レクサスより1速少ない9速ATでもギクシャク感はまるでなし。
現行モデルはいかつさよりもエレガンスを追求した内外装で、個人的には好み。
難点を上げるとすれば、ハンドルのメッキ部分が日光に当たるとまぶしくて操縦の妨げになること、ディストロニックプラス(ACC)がCやEと違った操作で分からなかったこと、座面の長さが大柄な欧米人向けと感じたことくらいか。
メルセデスは、Cのアジリティ、Eのコンフォート、Sのラクシュリーと、車づくりの味付けをいい意味で明確に変えている。それはどの車に乗っても同じ印象のVWとは違う点であり、価格対価値比の考え方が明確なことは好ましいと思う。


LSは単体で乗ると非常にいい車だと思ったが、Sクラスと比較すると、ここまでスーパーハンドリングマシーンにしていいのか?という自らの立ち位置に若干の迷いがあるように感じられる。
Sクラスは、高級車の何たるかを完成度が語りかけてくる乗り味であった。

∴後学として、高級車としての説得力はレクサスやMIRAIよりも、メルセデスS560ロングに分があると感じたのでした。(おわり)
ブログ一覧 | 試乗記 | 日記
Posted at 2018/01/14 14:18:08

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この記事へのコメント

2018年1月14日 15:45
こんにちは!

MIRAIは高級車と言うよりも、コストがかかってしまった高価格車なんでしょうね。次世代車の切り札として力をいれた燃料電池車ですが、世の中がすっかり電気自動車にシフトしてしまい、インフラ等々普及の難しさのネックとも相まって先行きが不透明ですね。

いずれの車種も乗ったことはありませんが、やはり日本車は機械としては優秀ですが、商品と言いましょうか、高級車のなんたるかはやはり欧州の方がその歴史とも相まって一日の長なんでしょうね。
コメントへの返答
2018年1月14日 16:40
こんにちは。

MIRAIは確かに高級車ではないです。燃料電池車のコンセプト自体は斬新なので、更なる熟成を図ってほしいです。そのためにはインフラの普及がネックですね。その点ガソリン・ディーゼル乗用車は今なおアドバンテージを保っていると言えますね。個人的にはハイブリッドは2つの動力源を持つことがムダな気がして、それほど環境に優しい車には思えません。
LS500は高級の薫りがしましたが、メルセデスはさらにベテランな1ランク上の「何か」がありました。意地と矜持というものでしょうか。
2018年1月14日 19:51
こんばんは。

私も全く同感で、MIRAIは別にしてLS500よりもS560を選びたいですね。

確かにご指摘の通り、今度のLSは走りに関しては相当なものを持っていると思います。が、このクラスにとって大切な事はスーパーハンドリングマシンになる事ではなくてトータルバランスだと思います。

今度のLS、やはり30年前に登場したインフィニティQ45を思い出してしまいます。走りに関しては凄いものがありましたが、やはりこのクラスは走りだけじゃ無かった訳で…

MIRAIは現状でこれだけの内容をこの価格で作ったという所に意義があったと思いますが、それ以外にはあまり食指が動かないんですよね。
コメントへの返答
2018年1月14日 20:42
こんばんは。
ハイブリッドでない新型LSにどうしても乗ってみたくなり、ついでに近隣のトヨペット店とヤナセ店にも立ち寄った次第です。
新型LSがトヨタ渾身の作であることはハンドルを握っていても感じることはできました。山坂道では前が詰まっていたので「ドライブ」という感覚でしたが、それなりに楽しく運転できました。私的にはまあ、いろんな制約や要件がある中で、バランスがとれた車だと思いました。

奇しくもLSがQ45に近づいてしまったのは、何かの因縁ですかね。力が入っているはずのエクステリアは、「何か長細いモノ」以上の感銘を受けることはありませんでした。

S560は、往年のギラギラした雰囲気を引きずってはいますが、メルセデスを何台も乗り継ぐ人が多い理由というのを何とはなしに感じとれました。メルセデスはいつも「最高の普通」だと思うのです。
権威主義的な面が鳴りを潜め、クラシックモダンになった内外装も好感が持てました。

MIRAIは予想していた期待値を少し下回る感じの出来栄えでした。
トヨタの全方位戦略は、トップメーカー故の苦悩も浮き彫りにしているようだと今回のLS、MIRAIの試乗を通じて感じました。

プロフィール

「最近の車のなかでは、アルファロメオ・ミラノは結構いいと思います。随所に歴史をオマージュしているのが素晴らしい。」
何シテル?   04/16 22:16
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな40代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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