
同一車種で排気量の違う2種のエンジンがあるビアンテですが、面白いのがエンジンの特性差以外は同一なのに驚きです、変速ギヤ比が全く同じ..
ってことは、車両重量の約10kg差はありますが、エンジン特性がそのまま乗り味の違いになる。
エンジンチューンの世界では排気量の僅か10ccで大きく特性が違ってきます。
20Sと23S(ともにFFで)は、パワーで約15ps、トルクで約2kgm..
これはノーマル車状態では気持ち力があるな程度の体感と想像しがちです。
最高速を出すにはパワーが大きく影響しますが、発進加速や市街地および登坂能力ではトルクが影響します。
また回転数でのトルク発生特性が大きく体感上の違いとして現れます。
<20S>
アイドルから1500rpmまで急激にトルクが立上り最大トルクの80%(16kgm)でて、そこから最大トルク発生回転数の4500rpmまでリニアに延びていきます。
発進時のビアンテの力強さが体感できるのは、この急激に立上るトルクと市街地での常用回転数で、トルクの80%以上を常に使っているからです。
いうなれば、20Sは発進から勢いよくイケイケどんどんでキビキビ走る、または燃費を気にするならアクセル開度を抑えれば省燃費運転ができるクルマといえます。
<23S>
アイドルから2000rpmまでリニア(緩やか)にトルクが発生し最大トルクの90%(19kgm)がでています。
これは発進時から、ゆとりある(20Sに対し)発進ができる、が、20Sの急発進的な特性に対し、リニアな出力特性が体感的に違いを感じさせない!っというよりも20Sが過激といったほうがよい。
特徴的なのは、3000~4000rpmにかけてトルクの谷ができていて、体感的にはアクセル踏んでるのにカッタルいなぁという領域があります。(それでも20Sよりも出力はでている!)
そして4000rpm手前から今度は急激にトルクが最大値(21kgm)まで立上ります。
次にセミ・チューンを行った場合の違い(体感)について、小生のイメージですが..。
20Sは吸排気系(エアークリーナーまたはチャンバーとマフラー)を換えることにより、トルク(当然パワーも)が一枚上がります(大体10%程度でしょか!?)、
大雑把に考えると、やっと23Sと同等の出力が体感できるかってことと、急激な立上り特性で加速とかが良くなったと感じる..。
(但し、並んで走ると23Sの方がやはり速い!)
面白いのは23Sだと考えています!
3000rpmからのトルクの谷がセミ・チューンでリニアな特性に変るのではないかと!?
この谷が無くなった場合、体感的には気持ちよい延びをする扱いやすいエンジンになるのではと考えています。
結論! 誰か23Sで早くマフラー(もちろんエアークリーナーも)換えて体感レポートしてくださいぃぃぃ!
Posted at 2009/12/17 01:37:11 | |
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