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2018年08月16日

メガーヌ3 プレミアムラインとGTラインはどちらが良いのか

メガーヌ3 プレミアムラインとGTラインはどちらが良いのか 今から7年も前の2011年5月のこと。もうすでに先代となるルノーメガーヌ3(H/B)が日本で発売開始となりました。

そもそも、メガーヌ3がヨーロッパで販売開始となったのは2009年1月のこと。日本で販売開始となったのは遅れること2年!

実はメガーヌ3はR.S.モデルを2011年2月に先行販売開始していました。つまり、3ヶ月前ね。なぜ、メガーヌ3はR.S.の方が先行販売したのか?

当時のルノージャポンの販売戦略として、ライバルひしめくCセグメントにおいて、まずスポーツモデルを先行販売して、メガーヌ3のハンドリングやシャシー性能の高さをアピールしたかったからとのこと。

他にはまずない販売戦略と言えそうですが、これはルノージャポンのお家芸ともいうべきFTS戦略を活かした方策なのでしょう。

メガーヌ3日本発売当時は、プレミアムライン(コンフォート志向)とGTライン(スポーツ志向)の二つのグレード体系となっていました。

個人的にはスポーティな味付けはそれほど好みではなく、選べるのであれば、当然コンフォート志向のプレミアムラインと思い込んでいました。

当時、ルノーディーラーへ出向いて、プレミアムラインの試乗をする機会を得ました。その経験をおぼろげながら思い出すと、「柔らかい足廻りながら少々硬い」という印象。

なぜならば、当時は先代のC4ピカソを所有していたので、どうしてもそちらとの比較となってしまい、C4ピカソの方が乗り心地の面ではより良いという結論でした。

当時はGTラインの試乗も当然したいとずっと思っていたのですが、試乗車の用意がなかなかなくて、気付けば時間が経ってしまいました。結果として、GTラインの試乗はせずにいました。

あれから7年が経て、最近になって、プレミアムラインとGTラインってどちらが良いのだろうと、ふと思うようになり、思い始めたら気になって気になって仕方がありません(苦笑

過去のWeb記事をさかのぼって調べてみると、興味深いサイトにたどり着きました。下にリンクを貼りました。(元ワークスドライバーでモータージャーナリストの津々見友彦氏が試乗。)
引用先:AUTO PROVE 2011.7.7

以下、一部抜粋引用します。また、項目別に勝手にわけました。

■プレミアムライン
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>今回はプレミアムラインからハンドルを握ってみた。欧州育ちのFF車らしく、ステアリングの直進性は素晴らしく高い。アクセルのオン・オフに関わらず、常に直進性は強い。そしてそこから1〜2cm程度の小舵角時には、ややダルな反応を示す。これは意図的な設定であり、過敏な反応を嫌った結果の味付けであろう。

◎シート
>シートはフランス車の個性でもあるソフトな座り心地でありながら、身体のサポートをしっかり感じることができるタイプ。サイドのサポートもしっかりしている。リヤシートも同様にソフトな座り心地で、ドイツ車の固いシートとはまったく異なるところだ。ちなみにシートはフォルシア社との共同開発によるものだ。

◎タイヤ
>装着されるタイヤは205/55-16で、試乗車はミシュランのエナジーセイバーというエコタイヤを履いていた。その乗り心地はソフト、フランス車特有のサスペンションの足の長さを感じ、ストローク感たっぷりなフィーリングを残してくれる。

■GTライン
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>GTラインの狙いはフランス車特有の個性を少し薄め、どちらかといえばドイツ系のテイストに近づけている。つまり、どことなくカチッとした乗り味になっている。サスペンションもプレミアムラインより締め上げられたスポーツサスペンションであり、スタビライザーもひとまわり太いサイズに変更されている。

◎タイヤ
>装着するタイヤは205/50-17で試乗車はコンチネンタルのスポーツコンタクト3であった。その乗り心地も非常にうまくまとめられており、しっかりしたサスペンションフィールを味わうことができる。しかし決して硬いという印象はなく、RSと同じレカロのスポーツバケットシートの座り心地と相まって、とても若々しい印象の乗り心地である。
(引用終了)

私がプレミアムラインを試乗した時のいい加減なコメントよりはとってもタメになる印象記です。GTラインはプレミアムラインよりさらにサスペンションを締め上げ、スタビライザーを太いものに変更されていることからも性格がわかります。

素の味付けのプレミアムラインの方が良いのかとずっと信じていたのですが、これを読む限りではGTラインもまた良い印象を受けます。

GTラインでは固められた足廻りに対してコンチのスポコンとのマッチングが良いのでしょうね。うまく性能を引き出しているのかもしれません。GTラインのシートがレカロとは知りませんでした、、、

でも、シートだけで言えば、プレミアムラインの方が良さそう。「ソフトな座り心地」、「身体のサポートをしっかり感じることができるタイプ」という記載をみるととても気になります。もう7年も前に試乗したのでシートの印象はすっかり忘れています(苦笑

記事は次の言葉で締め括っています。引用します。

>フランス車のアシの長い、ゆったりとした乗り味を理解する人にはプレミアムライン、そしてドイツ車を好んできた人にはGTラインをという選択はいかがだろうか?
(引用終了)

プレミアムラインとGTラインにはそれぞれメリットがあれば、デメリットもあるはずです。柔を取るか剛を取るか。結局のところは、好みの問題でしょう。どちらが良いかなんて答えの出ない永遠のテーマかもしれません(^_^.)

GTライン、今にして思えば試乗しておけば良かったです(苦笑

※津々見友彦氏のインプレッション動画を貼っておきます。



※8/20 21時追記
メガーヌ3のモデルコードとシャシーについて、みん友さんの《》 nekさんが興味深いブログを取上げていらっしゃいます。ご参照ください。  (参照: メガーヌⅢ研究
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Posted at 2018/08/16 22:11:24

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この記事へのコメント

2018年8月17日 0:09
こんにちは。

メガーヌ3、懐かしいですね。
結果的には、RS以外見向きもされなかったという印象です。

個人的には、プレミアムラインにわずかに試乗した記憶がありますが、フランス車の香りすらしないクルマだったとの印象です。
GTラインにいたっては、それ以上に全くだったのではないかと想像しています。
あ、そういえば、モデル末期のGTラインに乗った記憶がよみがえってきました。全く興味を持てなかった記憶があります。
「良いクルマ」=「80年代~90年代前半までのフランス車」と思っている私にとっては、メガーヌ3だけでなく、クリオ3、トゥインゴ2と、この時期のルノーは、最悪だと思っています。(オーナーさんすいません)
クリオ4から多少”らしさ”が戻ってきたように感じており、メガーヌも「ゼン」を導入してほしいと思っています。”らしい”かどうかわかりませんが。
(その点、シトロエンはなんだかんだ言っても非ハイドロでも”らしさ”が残っているように思います。羨ましいです。)
コメントへの返答
2018年8月17日 22:25
こんにちは^^;

7年前にプレミアムラインを試乗した印象を少しずつ思い出しました。フランス車のベーシックグレードたる柔らかさを期待して試乗してみたら、やや硬いという印象を受けました。つまり、足廻りの味付けはどちらかと言うとドイツ車に振った感じなのかもしれませんね。

プレミアムラインですらそういう味付けなので、GTラインはさらにドイツ車に近い味付けなのでしょう。

結局のところ、GTラインは試乗した経験がないのでわかりませんが、やはり乗っておくべきだったと思います。

R.S.は販売の主力でしたが、意外やGT・GT220は陰に隠れた名車かもしれません。GTラインよりも硬めかもしれませんが、MTのみの設定はやはり希少です。

現行メガーヌ4にもゼンは設定を望みたいですね。
2018年8月17日 19:03
最近になってメガーヌIII研究にとても嵌りました(笑)
なぜかというとなんとモデルコードが2種類あって、シャシも2種類あったことが分かったのです!

ノーマルとスポールとかいうことではありません。B95(スペイン製)とB32(トルコ製)。日本ではB95しか販売されていないので1種類だけなのですが、オーストラリアや東南アジアと一部の欧州で2種類展開された模様で、見た目はほとんど同じなので間違え探しレベルになりますが、分かりやすい点としては、B32はスペアタイヤが初代メガーヌなんかと同じ剥き出しの吊り下げ式になっています。

B32とは何かといえば、車高を少しだけ高くして、トルコ生産でローコスト化して主に新興国向けに販売されたそうです。ただなぜか先進国であるオーストラリアやシンガポール仕様もB32なのですが、豪華仕様のPrivilegeも用意されており、一見ローコスト仕様とは思えない内容になっています。

話が脱線しましたが、日本仕様のプレミアムラインは海外のPrivilege仕様だったようですね。末期にZenが設定されるまで日本はGTラインばかりだったので、初期のプレミアムラインは希少な感じがします。特にベージュ内装が良いですね。豪州では未設定です。
コメントへの返答
2018年8月17日 22:37
こんにちは^^; 興味深い情報をありがとうございます!

メガーヌ3って突き詰めると奥が深いのですね。一見すると、極普通のCセグメントモデルですが、意外ですね。

一つの国で異なる二つの種類が展開されていたことは面白いことです。スペアタイヤが吊り下げ式になっているのは、悪路が多い土地柄で修理のしやすさがそもそもの理由なのでしょうけど、車高を高くしていることも悪路走破の多さが理由なのでしょうね。

グローバルに展開しているルノーなだけに生産国によって細かな違いがあるとはとても興味深いことです。

GTラインは前期型から後期型まで一貫して販売し続けていたのに対し、プレミアムラインはアッという間に販売終了したのは残念に思いました。

ベージュ内装のみというのもプレミアムラインの特徴でした。ベージュサンドレのボディカラーであってもでした。豪州で未設定というのは意外に思います。
2018年8月17日 21:27
こんにちは。

メガーヌ3の発表はもうそんなに前になるんですね。
初期のモデルは日産製のパワートレーン、(メガーヌ2に比べ)特徴の少ないエクステリアで、個人的に印象の薄いモデルです。メガーヌ3は結局試乗した記憶がありませんが、乗っておけばよかったです。

現行モデルではGTに試乗しましたが、乗り味は極めてソリッドだったので、個人的には好みではありませんでした。GTラインの乗り味に興味がありますが試乗車がありませんね(笑)。
コメントへの返答
2018年8月17日 22:43
こんにちは^^;

ヨーロッパでは2009年デビューなので、来年は丸10年経つんですね。早いものです。

巨匠ル・ケモンの傑作で特徴的デザインだったメガーヌ2に比べると、3は至って普通のハッチバックとなり、個性が薄れた感は否めません。

日産とのアライアンスの相乗効果により、パワートレーンが共有化されたのはメリットだったのでしょうね。

私もメガーヌ4はGTに試乗したのですが、硬さを強く感じました。GTラインはぜひ試乗してみたいところです(^^)
2018年8月18日 9:05
こんにちは
うちで3のGTlineに乗っていますがR.S.と同じシートではないですね(笑)
GTlineと限定のGT、GT220はヘッドレストのロゴが違うだけで同じシートだったと思います。

確かに乗り味や安定性は素晴らしいのですがやはりCVTじゃなかったらもっと良かったのにと思っているところです。

メガーヌⅣのGTlineも試乗してみたいですがなかなか試乗車出てこないのが残念なところですね(汗)
コメントへの返答
2018年8月18日 10:23
こんにちは。ようこそお越しくださいました。

R.S.はバケットシートなのでデザインはまったく異なりますが、GTラインも同じくレカロを採用しているのかもしれませんね。とすれば、デザインが同じGTやGT220もレカロでしょうかね。

いくらハンドリングが素晴らしくとも、パワートレーンやトランスミッションが好ましくないと、全体の印象も良くはありません。CVTよりもDCTやトルコンが組み合わせれれば最高かもしれません。

メガーヌ4GTラインは現行モデルでは本命だと思っているのですが、試乗車があれば良いですね。

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「@ロボ部長 さん、2桁ナンバーというのは凄いですね!しかもオリジナルを保っているなんて。もう感動モノです。」
何シテル?   04/11 20:50
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
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