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2018年12月16日

プジョー505 日本販売の経緯と右ハンドル仕様について

この記事は、北海道の昭和のライオン の続きについて書いています。


プジョー505について、これまでの日本の販売の経緯と珍しい右ハンドル仕様について、備忘録の意味としてまとめておきます。

参考としたのは、私のプジョーのバイブルでもあるコチラ↓↓
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このバイブルの良いところは、日本の販売についても記載があること。とても興味深いです。

このバイブルから505の発売当初から販売終了に至るまでまとめてみると・・・

1979年発売当時
①GR・SRグレード(直4 OHV 1971cc)→ 4MT/3AT
②TI・STIグレード(PRV製直4SOHC 1995cc)→ 5MT/3AT
③GRD・SRDグレード(直4OHV 2304ccディーゼル)→ 4MT/3AT
※SR・STI・SRDグレードの装備
パワーステアリング・電動サンルーフ・パワーウィンドー・ティンテッドガラス・集中ドアロック等


1980年
ディーゼルターボ追加(直4OHV 2304ccディーゼルターボ)→ 5MT/3AT
※グレード名は未記載だが、SR・STI相当の装備との由。


1981年
西武自販により日本販売開始。グレードはTI・STIの二グレード。但し、排ガス対策として、PRV製エンジンではなく、北米仕様向けの旧いOHVタイプ搭載。トランスミッションは3ATのみ。販売価格は、TI:413万円、STI:453万円。
※この後、TI・STIグレードとも販売終了となっているが、時期について未記載。

1983年
ターボインジェクション追加(直4 2155cc 150HP)
※トランスミッションは未記載のため不明。6J×15inchホイール・195/60R15タイヤ


1984年
GTIグレード追加(PRV製新ユニット直4SOHC 2165cc 130HP)


1985年(推定)
日本でGTIグレード販売開始。排ガス対策として、触媒を装着されたこと以外は、基本的に本国仕様のまま。したがって、左ハンドル仕様のみ。販売価格は485万円。


1986年 マイナーチェンジ
①V6グレード追加(PRV製V6 2849cc 170HP)→ 5MT/4AT
②ターボインジェクション パワーアップ(直4 2155cc 180HP)

1987年
マイナーチェンジ版の日本仕様の輸入開始。本国仕様に倣い、ATの4段化、ダッシュボード及びリアコンビネーションランプの意匠変更。従来のGTIの他に、V6グレードも販売開始。V6グレードは本国仕様のエンジン出力よりもパワーダウンして165HP。販売価格は、V6:518万円。


1990年
販売終了。


ざっとまとめると、こんなところです。10年余りにわたって、プジョーのアッパークラスを担い、604生産終了後はフラッグシップとしての位置付けを担うこととなった505は偉大な存在なのです。

と、前置きはこのくらいにしておいて、ようやく本題です。

先日、みん友さんのキャニオンゴールドさんが、ご友人所有の右ハンドルのプジョー505について、その後の追跡調査報告を取り上げていらっしゃいました。

キャニオンゴールドさんのブログを引用しながら、右ハンドルの505について自分なりに考察してみたいと思います。(キャニオンゴールドさん、勝手に引用すみません(^_^.))

>①505V6RHDの生産時期について
>全国におそらく唯一、北海道に残っている右ハンドルのプジョー505 V6 ですが、オーナーのご協力により、発注に関する書類の入手に成功いたしました。

(引用終了)

キャニオンゴールドさんのブログに載っていた書類を基にグレード別の受注生産台数を以下にまとめてみました。

1987年4月受注分  1987年6月生産分
・V6 LHD (サンルーフなし) 5台
・V6 LHD (サンルーフあり) 7台
・GTI LHD (サンルーフなし) 6台
・V6 RHD (サンルーフあり) 1台

上に私がまとめた時系列からもわかるとおり、1987年は505のマイナーチェンジ版である後期型が日本で販売開始となった年です。この年に起こった大きな出来事としては国鉄が民営化しましたね。

さて、この受注内訳から読み取れることとしては、全19台中13台と7割近くをV6が占めているわけです。結構な販売比率ですね。もしかしたら、西武自販の見込み発注分が含まれているのかもしれませんが。

V6はニューパワートレーンとしても、フラッグシップモデルとしても、プジョーにとって、505に載せて販売するには絶好のモデルだったことでしょう。

この受注内訳には、ハンドル位置も記載ありますが、V6 RHD (サンルーフあり) 1台 という興味深いグレードの記載が興味を惹きます。

これは、キャニオンゴールドさんのご友人のおクルマの発注された一台だそうです。

以前、写真掲載許可をいただきましたので、掲載いたします。キャニオンゴールドさん、その節はありがとうございます。
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ご覧のとおり、日本ではたいへん希少な右ハンドルの505です。サンルーフディフレクターが付いていますね。

リアには・・・
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ウィンドーの下部中央には“SEIBU”のステッカーが貼ってあり、西武自販が正規輸入販売したことを証するものでもあります。コレは萌えます♪

この車両の写真を拝見していて疑問に思ったことがあります。私の知る限りでは、V6のアンテナはルーフアンテナが標準装備です。

現にカタログ表紙にもそれが載っているわけです。(1987年3月発行)
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なので、505V6はルーフアンテナだとずっと今まで信じてきたわけです。当時のプジョーは205や309などアンテナがルーフ前端部に備わっていましたね。

しかし、この車両の場合はトランク右側に電動アンテナが備わっています。これはいったい?

このことについて、キャニオンゴールドさんは次のとおりコメントされています。

>写真のとおり、アンテナが後部トランク横についています。(~中略~)これはオーナーに確認したところ、最初からオートアンテナで納品されたそうで、
(引用終了)

これは推測に過ぎませんが、イヤーモデルによる変更なのかもしれませんね。ルーフアンテナを止めて電動アンテナに切り替えた理由が何なのかよくわかりませんが。。。

新車販売から31年、北の大地で今も元気に活躍している右ハンドルの505にいつか出逢ってみたいと心から願うのであります。


※最後に、キャニオンゴールド様、RHDにお乗りのオーナー様、改めてありがとうございます。

ブログ一覧 | プジョー | 日記
Posted at 2018/12/16 18:02:43

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この記事へのコメント

2018/12/16 19:20:32
Gentaさんこんばんは

このたびは記事をまとめてくださってありがとうございます。
日本市場におけるプジョー505販売の経過について、改めて整理されていて、たいへんわかりやすいですね。

やはりけっこう長い期間販売されていたんですねえ。でも当時の日本ではあまり売れなかったと聞きます。それゆえに現存車も少なく、希少な存在となっています。


ブログ記載の505のカタログは、たぶん日本版だと思いますが、北海道のV6オーナーさん、全く同様の日本仕様カタログと英国仕様カタログの両方をお持ちで、最近見せて頂きました。

英国仕様カタログの表紙は、日本仕様と全く同じ写真を使っていて、ルーフアンテナを、なんと修正で消している(笑)という作りでして。もしかしたら、オートアンテナは英国向けの仕様なのかもしれませんね。

どうしてだろう?イギリス人はルーフアンテナ嫌いなのかしら?

改めて見ても端整な佇まい、上品な感じが素敵です。春になったら改めて乗せて頂こうかなと思っています。乗り味もきっと上品なんでしょうね~。

コメントへの返答
2018/12/16 21:21:15
こんにちは。また勝手に引用してしまいまして、すみません(^_^;)

ご友人のRHDのことのみ触れようと思ったのですが、やはり経緯を記しまとめておかないとわかりにくいと思いました。

バイブルから読み込める範囲でまとめてみましたが、やはりまとめてみて流れが把握できて私としても良かったです。

日本では1981年の販売開始から1986年までの前期と、1987年から1991年頃までの後期と二つの販売期間に分けられますね。

10年ほどに亘って販売されたわけですから、ロングランです。但し、前期型はほとんど売れなかったと思いますので、実質的には後期型からがメジャーになったかと思います。

それでも、販売台数は少ないはずですので、希少で貴重な存在だと思います。

仰るとおり、ブログ中のカタログは日本版です。私が保有するカタログはコレと前期型GTIのみです。

英国版はぜひ見てみたいですね。同じ写真を使っているのはよく使う手法ですよね。

>ルーフアンテナを、なんと修正で消している(笑)という作りでして。

後期型V6はよく調べたことがないのですが、導入当初からRHD仕様がオートアンテナというのは興味深いことです。英国仕様はすべてオートアンテナなのでしょうかね。

一方、カタログモデルのLHDはルーフアンテナなのかオートアンテナなのかというのは気になりますね。

カタログによると、レザーシートがOP.扱いだったそうですが、標準のベロアの方が掛け心地が良さそうな印象を受けます。

私も505のデザインは端正であり普遍的なところが好みです。

最後に、興味深い情報をご教示いただきありがとうございました。
2018/12/16 21:50:42
Gentaさん

素晴らしい解説ありがとうございます!

私もバイブルとして持ってますが、
文書の中で読むより、
時系列で並べてもらえると分かりやすです✨

自分は免許とって初めての車が205xsで
それ以来プジョーが好きってだけで、
余り知識がないので勉強になります🎵

西武自動車の505のマニュアルを手に入れたのですが、V6とGTI共通マニュアルで、ターボインジェクションの図が使われていたり、仕様がいろいろあるのか、実車と違いがあって悩みますよ😅

オートアンテナですが、
マニュアルにも記述がないですね⤵
サンルーフ付きでも、ルーフの照明スイッチは共通みたいなので、その上にルーフアンテナが付くスペースはあるはずですけど、
サンルーフのロック機構などがそのスペースにあれば話が早いですけどね😄

やはり単純に高級感を出すためですかね🎵


コメントへの返答
2018/12/16 22:22:08
こんにちは。いつもありがとうございます。

文章がつらつらと並んでいると、流れがまったく掴めないので、こうして時系列で記しまとめてみることは必要だと思いました。

キャニオンゴールドさんのブログを機に、やる気になったので記した次第です(苦笑

私は205に興味を持っていましたが、結局所有するに至らず、306で初めてプジョーの世界を知りました。

306でプジョーの歴史や成り立ちを知りたくなり、ブランドを生み出したフランスに興味を持ち、フランスから生まれたシトロエンやルノーといった他のブランドにも興味を持って今に至っています。

>西武自動車の505のマニュアルを手に入れたのですが、

結構貴重なものを入手されたのですね! 実際に所有されていれば眺めているだけでも楽しいですね。

オートアンテナの件は謎のままです。マイナーチェンジを機に変更されたのかもしれませんね。これがRHDだけなのか、LHDはルーフアンテナなのかということが気になるところです。


>やはり単純に高級感を出すためですかね🎵

実はアッパークラスの605もXMも日本発売当初はルーフアンテナなんです。505の場合は英国仕様だけでしょうかね。謎です。
2018/12/16 22:42:12
こんにちは、

サハラ砂漠 辺りで 日常使いされてるという
自動車誌の 記事を かつて よく 観たように
記憶してます。 砂漠のライオン
コメントへの返答
2018/12/17 20:10:11
こんにちは。

今回いろいろ調べものをしていて、車高の高い505(ステーションワゴン)の写真を見つけました。砂漠を走破するには絶好のモデルでしょうか。
2018/12/17 08:40:00
おはようございます。
505は自宅の近場で最近になって複数回、紺色のV6に遭遇していて、ナンバーも最寄りであることから、近辺に現役車がいることがわかってとてもハッピーです。いつ見ても端正で品のいいサルーンです。

ところで、私は北米仕様の505のカタログを持っています。無粋なバンパーや補助灯などが付けられた姿は、本来の505やプジョーの像からすると「ありえない!」と言いたくなりそうでも、アメリカ市場に売って出ようとして(何度も)挫折してきた歴史の中で健気に振舞っていた505という印象もあり、なぜか憎めません(^^;
コメントへの返答
2018/12/17 20:42:26
こんにちは。

身近に505が停まっているなんて羨ましいです! よく見かけるのですね。

最終型からすでに30年は経つわけですし、そもそも販売台数もそれほど多いわけではないですから、まず見かけることはありませんね。

今ではフランス車のイベントに参加しない限りほとんど見かけなくなったように思います。

ピニンファリーナが手掛けたデザインは端正で素晴らしいですよね。

北米仕様のカタログをお持ちなんですね。たしか5マイルバンパーの採用によるちょっと大きめのバンパーのため、見慣れている505とは印象がかなり異なっていました。まさに、「ありえない!」でしょうか(笑

アメリカで一時販売し、撤退した経緯がありましたが、505という存在を知らしめ、また、プジョーをも広く知らしめたことでしょうね。
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