• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Gentaのブログ一覧

2017年08月19日 イイね!

歴代カタログに見るVWゴルフの着実な進化(真価)

歴代カタログに見るVWゴルフの着実な進化(真価)
マイナーチェンジを実施したゴルフ7.5を見学に先日ディーラーを訪れてきました。

セールスマン氏からランニングチェンジの概要説明を聴きました。評価の高いクルマにつきいたずらに替えることはせずブラッシュアップに留めたとのこと。

時間の都合でゴルフ7.5には試乗しませんでしたが、興味あるモデルなので機会を改めて試乗してみたいと強く思った次第。

さて、店を後にする際に、セールスマン氏からゴルフ7.5のカタログをいただきました。

ディーラーを訪れた際にはカタログは必ずもらうようにしています。それはクルマの研究目的という理由もありますが、やっぱりコレクションが最大の理由かな(^_^;)

ということで、ゴルフ7.5のカタログをもらったところでふと考えついたこと。もしかして、ゴルフって初代から7代目、7.5代目までカタログがあるのでは?…と。

ゴルフは世界の自動車メーカーが常にベンチマークの存在であり、個人的にはとても興味のあるモデルの一台。

そういうこともあり、モデルチェンジがあるたびにディーラーを訪れていたはず。ということで、休日を利用してカタログ整理を兼ねて早速捜索。すると・・・

初代から7.5代目までやっぱりあった!

左上から
 ゴルフ1・・・・・1980年モデル
 ゴルフ1・・・・・1981年モデル
 ゴルフ2・・・・・1987年
 ゴルフ2・・・・・1991年
 ゴルフ3・・・・・1992年
左下から
 ゴルフ4・・・・・1998年
 ゴルフ5・・・・・2004年
 ゴルフ6・・・・・2009年
 ゴルフ7・・・・・2012年
 ゴルフ7.5 ・・・・2017年

歴史のあるモデルなので、初代から7.5代目までカタログを眺めてみると壮観!

ここでは思い出に残る初代と2代目ゴルフを簡単に取り上げてみましょう。

■ゴルフ1(初代)

初代は1974年にヨーロッパでデビューし、日本で販売を開始したのは翌1975年3月のこと。調べてみたら、1980年にマイナーチェンジが行われたもよう。

つまり、これら二つのカタログ(1980年&1981年モデル)はマイナーチェンジ後ということ。残念ながら、デビュー当初のカタログの持ち合わせはありませんでした。1980年版から中を見開くと・・・






豪華な装備とは一切無縁のまさにシンプルそのもの。安全性の充実によって、今やボディサイズが大幅に拡大されました。それを考えると、初代はコンパクトだったんですね。

■ゴルフ2(2代目)

1983年にヨーロッパデビュー。ここにあるカタログは左が1987年モデルで、右がマイナーチェンジ後の1991年モデル。前席サイドウィンドウの三角窓の有無が最大の識別ポイントかな。

1987年モデルカタログから・・・

初代ゴルフからすると洗練されたのがわかりますね。

一方こちらはマイナーチェンジ後1991年カタログから・・・

こうしてみると、Cピラーがかなり太いことがわかりますよね。これが歴代のゴルフには脈々と受け継がれるアイデンティティの一つとなっています。一目でゴルフとわかるポイントと言えるでしょう。

最後に歴代のゴルフが一分間でわかる?年表を見つけました! 


1974年の発売以来、これまで43年に亘って生産販売し続けるということは凄いことです!

決して派手さはないけど、着実に進化(真価)を遂げているゴルフ。世界中から注目され、世界中で愛され続けられる理由がわかります。ゴルフって凄いクルマなのだとつくづく感じます。
Posted at 2017/08/19 21:14:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | ドイツ車カタログ | 日記
2017年04月15日 イイね!

ヤナセVWオールモデルカタログ【1983年発行】

ヤナセVWオールモデルカタログ【1983年発行】現在、VWの輸入販売はVGJ(フォルクスワーゲングループジャパン)が担っていますが、日本のVWと言って外すことのできないのがやはり輸入車販売の最大手ヤナセ。

ヤナセがVWの輸入販売を開始したのが1953年(昭和28年)のこと。

当時、ヤナセがVW車を輸入販売したことについて、YANASE’s Volkswagen History には興味深いことが記載されていました。以下、一部引用します。(下にリンク貼っています。)

日本におけるフォルクスワーゲンの歴史は、1952年に極東地域への販促プロモーションとして、ハインリッヒ・ノルトホフ社長が4台のフォルクスワーゲンとともに来日したことから始まります。

フォルクスワーゲンの名声はすでに日本でも知られており、4台は当時の梁瀬自動車芝浦工場(現在の株式会社ヤナセ本社)にも運ばれ、つぶさに観察されました。この販促プロモーションは好評で、ヤナセを含めて10数社がアプローチを試みました。

当時のヤナセはアメリカのGM社との関係がありましたが、紆余曲折を経て契約を締結。1953年からフォルクスワーゲンの販売を開始し、この年はタイプ1が105台、タイプ2が3台の合計108台のフォルクスワーゲンが輸入されました。

(引用終了)

  ≪画像は拝借しました。≫

今から64年も前にすでにVW車の販売が始まっていたんですね。当時はまだ戦後間もない時代で、輸入品はまだまだ贅沢な時代のはず。日本にVWがしっかり根付いたのもヤナセが輸入販売したからに他なりません。

1953年の輸入販売からちょうど30年後の1983年。この年のヤナセが取扱っていたVW車のオールモデルカタログをご紹介します。

冒頭写真はそのカタログの表紙。表紙に載っているVWは初代ゴルフがたくさん! 時代を感じますね。

1ページめくると・・・

『フオルクスワーゲンの走りは、なぜ、世界中のドライバーを魅了しつづけるのか。』

説明によると、走行性能を究めることの証として、ウオルフスブルグ郊外に1,100万㎢もの広大な敷地の中にエーラレシエンというテストコースを擁するとのこと。

通常であれば、ラインナップカタログはブランドのラインナップを紹介するに留まりますが、VWは走りをテストコースで訴えているわけです。クルマに対する考えが表れていますよね。興味深いことです。

次のページ。


初代ゴルフの当時の日本のラインナップ。ベーシックグレードと最上級グレードの二つのシンプルな構成。2ページ目はディーゼルのラインナップ。こちらも2グレード構成。

現代では2015年にディーゼルの燃費不正問題で日本にも導入予定だったのが見送られています。EVカーに方針を転換するとも伝えられますが、こうした実績があるので何とも惜しいことです。

続いて・・・

ジェッタのラインナップ。日本ではゴルフのイメージがあまりにも強すぎるのかセダンはなかなか受け入れられにくいのが現状。近年ではヴェントやボーラなどネーミングは変わっていますね。

さらに続いて・・・

カルマン社モデルシリーズ。ゴルフカブリオは代が変わっても初代は作り続けられていましたね。今でもファンが多いことでしょう。シロッコは復活して久しいですが、このイメージが未だに強いかな。

こちらは当時のラインナップの諸元表。


ディメンションを再掲すると・・・

■初代ゴルフCi 4Dr. 
  全長3,815mm×全幅1,610mm×全高1,410mm WB2,400mm 車両重量875kg


参考までに現代のVW各モデル ディメンション。

■ゴルフ TSI Trendline  4Dr.
  全長4,265mm×全幅1,800mm×全高1,480mm WB2,635mm 車両重量1,240kg


■ポロ TSI Trendline  4Dr.
  全長3,995mm×全幅1,685mm×全高1,460mm WB2,470mm 車両重量1,130kg


■up! Move up! 4Dr.
  全長3,545mm×全幅1,650mm×全高1,495mm WB2,420mm 車両重量920kg


今や肥大化してしまった7代目ゴルフ。もちろん安全性向上のためのクラッシャブルゾーン確保という大義名分がありますが、それにしてもずいぶんと太ってしまったもんです。

ポロと比較しても、まだポロの方が半周りほど大きいサイズ。初代ゴルフって現代のクルマからするとかなり小柄なクルマであることが一目瞭然。

そもそもVWの原点は国民の車。初代ゴルフはまさに庶民のためのクルマだったことが姿かたち、ボディサイズからしてもわかります。初代ゴルフには国民の車たるシンプルさがしっかりと存在していたんですね。
Posted at 2017/04/15 22:10:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドイツ車カタログ | 日記
2017年01月29日 イイね!

1987モデル アウディ総合カタログ【1986年12月発行】

1987モデル アウディ総合カタログ【1986年12月発行】今からちょうど30年前の1987年。日本はバブル景気がまさに始まろうかという時代でした。

当時の日本の輸入車事情は今とは大きく違っていて、輸入車の輸入販売元で名を馳せるヤナセはたくさんの輸入車を扱っていました。

西ドイツ(当時)はメルセデスベンツにVW、アウディ、アメリカはGMグループのキャディラックやシボレー、ポンティアックなど。

現在はブランドごとの完全専売でショールームに他ブランドが並ぶなんてことは絶対あり得ませんが、1987年当時はまだヤナセのショールームにメルセデスやVW、アウディ、そしてアメ車が並んでいた時代でした。

今回ご紹介するのはヤナセが取扱っていた1987年モデルのアウディの総合カタログ。冒頭写真が表紙です。

表紙は写真や画すらない非常にシンプルなもの。グレードラインナップを紹介する程度のカタログですが、全22ページにも及ぶ厚いつくり。

1ページめくってみると・・・

いきなり目を惹く真紅のアウディ・クワトロ。斜め後ろからのこのアングルって実に画になるなぁ(^^)

『アウディを超えるのは、いつもアウディ・・・』 というキャッチコピーは名言かもしれません。

ここからは当時のラインナップを一気にご紹介。









1987年モデルは以上8つのモデルという構成。たいへんシンプルなわかりやすいグレード構成となっていたのですね。

当時はメルセデスオーナーが同じヤナセで扱っているアウディを奥様のためのクルマという位置付けにあったのは否めなかったはず。1992年にアウディ&VWがヤナセから撤退し、独自で輸入販売することとなりました。

その後、アウディはブランドのイメージ戦略によって、今やBMWやメルセデスに並ぶプレミアムブランドへと成長を図るに至りました。ヤナセと決別したのはそうしたことが理由だったのかもしれません。

アウディのプレミアムブランド化については、モータージャーナリストの清水和夫氏が次のようにコメントしています。(外部Webサイト)
(参照: 清水和夫に聞く四輪駆動車の世界 SYEインタビュー(2005年2月) )

アウディの新しい価値を作り出すために、アウディでクワトロを発案したフェルディナンド・ピエヒ博士(ポルシェ創業者の孫)は高速乗用車4WDという構想と具現化しました。

ピエヒはアウディというブランドを、クワトロで高めようとしたのです。つまり、BMW、ベンツに対抗するブランドに育てるための秘策であったわけですね。それのために4WDという手段を用いて、それを実証するためにWRCに打って出て、その後アメリカのIMSAとかレースの世界にも、アウディは4WDで参加したのです。

(引用終了)

高速乗用車4WDという新しい発想のクルマを具現化させたことがプレミアムブランド化に至るそもそもの出発点だったようですね。モータースポーツにも積極的に参戦チャレンジし、ブランドイメージを着実に高めていったということですね。

アウディにしてみれば、BMWやメルセデスと肩を並べるに至るには相当の苦労はあったのだと思いますが、結果としてプレミアムブランド化は大成功だったのでしょうね。

そういうわけで、現在のインポーターでもあるアウディジャパンの2017年ラインナップは・・・

A1からA8、さらにはQシリーズやTT、R8まで大幅に拡充されました。SシリーズやRSシリーズなんていうモデルも含めれば凄いことになります!

ほとんどのモデルにクアトロがラインナップにあるのはアウディの最大の特長。アウディにとってプレミアムブランド化のきっかけをつくった機構でもあるだけに絶対外せないのでしょう。

最後に、1987年1月発行の“Quattro”のカタログから。





カッコ良すぎる! 今見ても惚れ惚れするデザインですね。

1987年当時の販売価格は1,170万円也! 当時としてはかなりの高額モデル。極々限られたオーナーだけがハンドルを握ることを許されたモデルなので、羨ましい限りです。

Audi quattroの紹介動画を見つけたのでどうぞご覧ください。
Posted at 2017/01/29 10:58:08 | コメント(4) | トラックバック(0) | ドイツ車カタログ | 日記
2016年08月26日 イイね!

BMWジャパンのフルラインナップカタログ【1986年2月発行】

BMWジャパンのフルラインナップカタログ【1986年2月発行】
ドイツのBMW社の全額出資の完全子会社化した日本法人が、BMWジャパン社。設立は1981年9月のこと。今から35年前のことなんですね。

今回ご紹介するのは、BMWジャパン社創設から5年後の1986年2月発行のBMWフルラインナップカタログ。35年の歴史からすると、初期の頃のカタログとなるでしょうか。

表紙には… 『BMW:革新のダイナミズム、未来へ』 というキャッチコピーが掲げられています。高らかなメッセージとも読み取れるもので、目指すところがBMWらしいもの。表紙に写るのは初代7シリーズ。

1ページ開いてみると・・・

BMWというクルマのポリシーや企業コンセプト、オーナーの資質といったことの記載が見られます。興味深い記載を一部抜粋引用すると・・・

『ありふれた品質や性能ではなく、真の個性と卓越性をそなえた車として、つまり人生を積極的に生きる方のシンボルとして、BMW車は選ばれていると言ってもいいでしょう。』

BMWというクルマは、その背景となるものを理解した上で自らハンドルを握る方が面白いのかもしれませんね。

また、このページにはグレードを示すリアバッヂも。3シリーズから始まって、5シリーズ、6シリーズ、7シリーズと4つのグレード体系。今やニッチモデルが増えてしまってわけがわからなくなってしまいましたが、30年前はまだまだシンプルで明解だったのですね。

続いて・・・

7シリーズとしては初代にあたるE23。現行型は昨年デビューした6代目G11。30年の間に5世代も変わってしまったわけですね。全高が高く、サイドウィンドウ面積も大きく、なだらかに下がるトランクは時代を感じさせます。現代のBMWからすると、却って新鮮ですね。

続いて・・・

6シリーズとしてはこちらも初代にあたるE24。この頃に販売されていたのは635CSi という直6 3.4Lを搭載したモデルのみのモノグレード。カタログの説明によると・・・

『大型サルーンのスペースや、4ドア車の実用性を必要とせず、真のスポーツ感覚を愛される方にこそ、このクーペの魅力を知っていただきたいのです。』

なるほど、やはりこのクルマはそれなりに選ばれたオーナーがハンドルを握ってこそ似合うのでしょうね。また、こんな記載もあります。

『西ドイツ、BMWファクトリーの生産ラインから生み出されるBMW635CSi の数は、一日に20台を超えることがありません。生産台数が限定され、細部にわたってBMW独自の技術と情熱が注ぎ込まれているのです。』

一日に20台にも満たない生産台数とはBMW635CSi は極めて希少性の高いモデルなのですね。世界中に送り出されているわけですし、日本への割り当てはかなり少なそうです。

実は初代6シリーズE24は個人的に好きなBMWの一台。当然買えるはずもありませんが、流麗なデザインは今でもハッとさせられます。

続いて・・・

5シリーズとしては2代目にあたるE28。先のE23初代7シリーズに近似性を感じるデザイン。
この当時のグレード体系は・・・

M535i・528e・524td・518i という4つの体系。何ともシンプル。M社が手掛けたM535i はハイグレードというわけですね。

続いて・・・

3シリーズとしては2代目にあたるE30。全幅が1,645mmとコンパクトな5ナンバーサイズのナローボディ。


318i はMTも選べたということですが、30年経った今でも3シリーズはMTを選べるのでこれはずっと変わらない姿勢ですね! 

最後は・・・

サスペンション、エレクトロニクスシステムなどについて紹介。一部引用抜粋します。

『私たちは過去数十年間にわたる徹底的な研究開発によって、すべての車に最高のラクジュアリー性とスポーツ性を与えることに成功しました。一度でもBMW車に乗っていただければ、絶え間ない研究の中から生み出された車と、他の車との差がいかに大きいかを、すぐに理解していただけるに違いありません。』

永年にわたって研究開発し続けた結果、最高の一台に仕立てたのがBMW。3シリーズから7シリーズまで、また現代までに亘ってポリシーを貫いていると言えるでしょう。こういうところが技術屋たる所以なのかもしれませんね。BMW、ぜひ一度は“駆け抜ける喜び”をじっくりと味わってみたいなぁ(^_^;)
Posted at 2016/08/26 23:20:14 | コメント(6) | トラックバック(0) | ドイツ車カタログ | 日記

プロフィール

「@svx-407-c5 さん、チベットスナギツネに似せたのかってくらいに似ていますね(笑 LMに至ってはレクサスで一番儲けていそうです。儲けていそうです。価格設定も正しいのか怪しいですよね(-_-;)」
何シテル?   04/23 22:17
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/4 >>

 1234 56
789 101112 13
14151617181920
21222324252627
282930    

リンク・クリップ

Avatar blue 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/22 20:58:34
PSAのAH01ディーゼルエンジン年越せず終了か?? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/11/21 20:54:57
メルセデス・ベンツがエントリーモデルを削減。高級路線にシフト 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/05/30 21:11:11

愛車一覧

シトロエン C5 エアクロスSUV シトロエン C5 エアクロスSUV
正直なところ、SUVは一生縁がないものとずっと信じてきました。ところが、フェイスリフト版 ...
プジョー その他 プジョチャリ (プジョー その他)
2001年秋頃に307がデビューした際に、モニターキャンペーンを実施していて、プジョーの ...
プジョー 406 セダン プジョー 406 セダン
左ハンドルかつMTという稀有な存在。日本仕様は「Sport」とネーミングされたグレード名 ...
ルノー ルーテシア ルノー・スポール ルノー ルーテシア ルノー・スポール
ルノークリオR.S.のコンパクトながらルノースポールが手掛けたエンジンなどのチューニング ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation