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2016年05月07日 イイね!

中国発シトロエンC6に思うこと

中国発シトロエンC6に思うこと先だって4月25日から5月4日まで開催されていた、上海モーターショー2016でシトロエンC6が発表されました。

その前に、先代C6の発売のいきさつについて簡単に触れておきましょう。

C6はご存じXMの後継モデルとして2005年に発表発売されました。2005年はDS誕生50周年という記念すべき年だったこともあり、ニューフラッグシップモデルを発売するには絶好の年だったことでしょう。

XMは2000年にすでに生産を終了しており、つまりシトロエンフラッグシップモデルとしては5年の時を経てC6はデビューしたわけです。

C6は2012年12月に生産を終了。2005年のデビューから7年間に亘ってシトロエンのフラッグシップとして君臨していました。

ここで歴代のシトロエンフラッグシップモデルの生産台数を挙げてみましょう。バイブルでもある「シトロエンの一世紀」から。

  DS・ID  145万6,115台(1955~1975)  @72,805台/年
  CX     104万1,560台(1974~1991)  @61,268台/年
  XM     33万3,405台(1989~2000)  @30,309台/年

一番右端に記載しているのはざっくりとした年間の生産台数を表したもの。以前記したブログによると、C6の生産台数は2005年から2012年までの7年間でおよそ2万台強だったとか。
(参照: C6生産終了に思うこと

C6の公式生産台数が見当たらないのですが、ざっと計算しても年間の販売台数は2,859台。C6の生産台数がいかに少なく留まっていたか一目瞭然ですね。

こうして振り返ると、DSはベストセラーとでも言い切れるくらいの生産台数。C6の販売期は世界的な不況の煽りや多くのライバルたちとの競合などさまざまな要因が複合的に絡んだのかもしれません。

さて、満を持して発表された中国発C6。今やシトロエンの全生産台数の25%は中国で販売されているそうで、中国をワールドプレミアの場として選んだのは、重要なマーケットと捉えている証でしょう。

中国にはすでにC4LやC5などのシトロエンセダンがラインナップにあります。


東風シトロエンとしては、シトロエンセダンの最上級グレードが欲しいと考えるのは当然のこと。フランス本国側に強く要望して実現したのでしょう。

さまざまな記事を読んでみると、このC6のデザインはパリのスタイリングセンターと上海のデザイン部門との共作なんだとか。ノッチバックセダンとなってしまい、シトロエンらしさが若干薄れたような気がします。

開発もデザイン同様に両デザイン部門による共同で進められたそうです。フランス本国サイドも中国側の意見を決して無視できなくなり、チームを組んで進めているようですね。

先代とこの中国発C6のそもそものデザインが異なるので、両者を比べること自体ナンセンスであることは十分理解していますが、一応比べてみることにしましょう。
■フロント


■リア


■サイド


■インテリア


特にコメントすることはありませんが、ただ一つ言うならば先代はやっぱりアヴァンギャルドだということでしょうか(^_^;)

以下、ディメンション比較です。(全長×全幅×全高)mm

  C6Ⅰ(2005-2012) 4,910×1,860×1,465
  C6Ⅱ(2016-  )   4,960×1,840×1,470

全長はさらに延びてしまいました。デザインが異なるとかなり印象が異なって同じクルマのモデルチェンジとはちょっと考えにくいですね。

先代C6の生産終了から3年余りの時を経てC6が復活するわけです。中国はノッチバックセダンが好まれるお国柄なので、このC6はきっと安泰なのでしょう。

ただし、これまでのシトロエンファンにとってはかなり異質な存在と捉えられるのかもしれません。今後、シトロエンはどこへ向かってしまうのかと少し憂えてしまうのも事実です。

※中国発C6のイメージ動画を見つけたのでどうぞご覧ください。


*5月8日追記
今回中国で発表されたC6は先代の純粋な後継モデルと捉えるには早計と考えます。なので、ブログタイトルは一部替えることとしました。
Posted at 2016/05/07 15:06:59 | コメント(10) | トラックバック(0) | シトロエン | 日記

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