
只今発売中の【REV SPEED VOL.341号】にSA浜松デモカーZ34の記事が掲載されております。今回ご紹介頂いたのは【高くついても乗りたいクルマ】です。
記事はREV SPEED P56・57に掲載されておりますので是非チェックしてみて下さい。
SA浜松デモカーZ34はもうすぐ100,000kmになりますが、大きなトラブルは一切なく今も良いコンディションです。
大人のスポーツカーをコンセプトにSA浜松オリジナルパーツ開発を【木下みつひろ】氏と行って来た事で、主にストリート走行においての走行フィール・質感を大切にされるオーナー様がSA浜松に多くご来店頂いております。
ストリートをターゲットにしたパーツ開発に区切りができた事や、近年ではサーキット走行を楽しまれるZオーナー様も増えて来た事から昨年末より、富士スピードウェイ 本コースでの【足廻り】テストを行って来ました。

車高調はこれまで通り【OHLINS DFV SA浜松Spec】をべースに、スプリングは設定レートを幅広くラインナップされております【HALスプリング】をセットアップしました。*スプリングレート変更に伴うOHLINSショック本体の仕様変更は行う必要なく、減衰力調整でセットアップしています。

また走行中にサスペンションアーム間で発生するヨレを低減できるよう、新たに【サスペンションアームカラー F/R】 【フロント ロアアーム ピロ】を取り入れる事で、高速域からでも安定感あるブレーキング ・ コーナリング時に発生するZ特有のヨレを抑えることができました。*どちらの新製品も今後発売予定です。
今回セットアップしたスプリングレートに関してはサーキット走行をターゲットにセッティングを行いましたが、その他に関してはこれまで通りストリート走行の質感を崩さないようセットアップ致しました。
走行距離が100,000kmを目前にエンジンのO/H ・ 高圧縮仕様へ仕様変更しました。
Z34はノーマルエンジン仕様でも排気パーツを適正に組み合わせた上でECU現車セッティングを行う事で【360〜370PS】と純正仕様から比較すると【+50PS〜】という伸び幅を実現する事ができます。
現在テスト中のコンプリートE/Gは出力【400PS】トルク【43kgm】を実現しています。
これはZ33 380RSをチューニングした仕様と同等のトルク値となり、高回転域ではZ34ならではの伸びを出す事で400PSを実現できました。
エンジンの高圧縮化により低回転域からでもトルクフルなエンジン特性となり、ストリート〜高速走行においても乗りやすさは格段に向上しました。
事前に行ったテスト走行では【1′57秒台】でしたが、木下みつひろ氏とのテストを経てバージョンアップした最終仕様では【1′55.741】を記録する事ができました。
今回テストしましたFSWのような高速ステージでも、足廻り・LSDを軸に【メカニカルグリップ】を高める事でラジアルタイヤ【HANKOOK RS−4】でも1つの目標として来ましたタイムを出せた事を嬉しく思います。
■NEW OHLINS DFV車高調 SA浜松 FSW Spec
■NEW Z34サスペンションアームカラー F/R SET
■NEW Z34フロントロアアーム ピロ
Posted at 2019/03/29 20:02:18 |
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