
HONDA CIVIC FK8 M/後用の【SA浜松 SPORTS ECU】データ開発テストが終了致しました。 M/後モデルではECU ID変更を始め、各ECUプログラムアドレス・一部MAP変更が行われている事からオーナー様より車両をお借りし専用データの開発テストを行わせて頂きました。
M/前同様に、ECUプログラム変更前には【HKSレーシングプラグ】交換を行わせて頂きます。
ますはFK8 M/前でセットUPした当店の基準データをベースに後期ECUにインストールした状態からスタートです。
基本となります【目標空燃比・点火時期・バルタイ】MAPをM/後ECUにに合わせたセットUPを行いながらデータロガーにて各データチェック・ノックアンプにてノッキングの有無・空燃比を確認しながらセッティングを進めて行きます。
ターボ過給圧コントロールは目標過給圧MAPと要求トルクMAPを使う事で、立上りから高回転域まで狙い通りの制御が行えるようプログラムしています。
SA浜松Specならではの制御といえば【3つのドライブモード】に対する過給圧コントロールです。 後期モデルでは【COMFORT → LOブースト】【SPORTS・+R】ではHiブーストとM/前モデル用にセットUPした、SA浜松Specに非常に近いセットUPがされていましたが、SA浜松Specでは更にFK8オーナー様が各モードにて乗りやすさを体感して頂けるよう各モードのセットUP変更を各ギア毎に行いました。
特にCOMFORTモードは実走行チェックを繰り返し行う事で、より扱いやすい仕様へとセットUPを実現しています。

SA浜松 SPORTS ECUセッティング後のパワー・トルクデータです。
実走行前の計測データの為、最大過給圧は純正よりも低めの設定ですが【4,100rpm】時には【出力値 +60PS ・ トルク値 +11kgm】と大幅な出力UPを実現しています。
最終チェックは実走行にて各ドライブモード時の過給圧特性チェックを始め、アクセル開度毎のトルクMAPチェック等を行いました。
純正でも大変魅力高いFK8ですが、SPORTS ECUインストールする事でFK8の完成度がよりハイレベルな状態となり終始FK8に魅了された最終チェック走行になりました。
オーナー様からも、ECUインストールによりエンジンのトルク感・走りやすさが向上したと満足頂く事ができました。
オーナー様この度はありがとうございました。
■主な変更点・燃料MAP ・点火MAP ・VTC MAP ・エアフロ電圧MAP
・目標過給圧MAP ・スピードリミッターカット ・電動FAN作動温度変更
・要求トルクMAP【COMFORT ・ SPORTS ・ +R】
*マイナー後 FK8 ドライブモード
・COMFORT → LOブースト仕様 *選択ギアにより異なります。
・SPORTS → Hiブースト仕様 *1・2速 LOブーストになります。
・+R → Hiブースト仕様 *1・2速 LOブーストになります。
*SPORTS ・ +Rは同じセットアップになります。
Posted at 2021/04/22 20:10:59 |
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