先日、兵庫県加古川にあるCPUの駆け込み寺「中村屋」まで行ってきました。
朝寝坊から始まり、ちょいと仕事の都合で会社へ。
PITが空いてるうちに、タイヤを普段乗りのDZ101に履き換えてプラグも9番の新品に交換。
タイヤはもともとスタッドレスを履いていたのですが、事前に中村さんより「夏用タイヤで来てください。Gの掛かり方とか変わってしまうんで。」との事でした。時期が時期だけに天候が心配でしたが、幸いにも当日は晴れ模様。やっぱ日頃の行いか?(^^)v
・・・7DAYは?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。( ̄▽ ̄;)アハ
下回りも一応チェックすると、
Eg:まだオイルが滲んでる。やっぱオイルクーラーホースロア側もか?
ラヂエター:クーラント漏れ(ほんのわずかだけど)おそらくロアホース接続部
デフ:ペラシャのとこのオイルシールからオイル漏れ(まだ滲む程度だけど)
ラテラルリンク:以前交換したばかりのブッシュに破れ(締めすぎ?)
・・・見なかったことにしよう。( ̄▽ ̄;)ウン
まあ、見なかったことにしても(笑)、痛い目みるのは自分なので追々直していくとして、聞かれて答えられないようじゃあイカンので・・・にしても、ありすぎだろ。
仕事を済ませたりしていると、結局広島発が10時過ぎになってしまい、急ぎ目で山陽道を一路東へ。
やっぱり3500で巡航すると燃費悪いなあ。(-_-;)
あまり休憩など挟む時間も無かったのですが、福山SAで遅い朝食と中村さんへの差し入れを買って、ここからノンストップで中村屋までGOです。
福山SAを出てしばらくしたところで遭遇したポルシェ(964か?)と姫路くらいまでランデブー。おかげさまで兵庫まで飽きることなくツーリングできました。(笑)
そして、ちょっと天気も怪しく・・・。
ちょいとパラパラと来たところもありましたが、なんとか持ちこたえて・・・
加古川北ICで降りて、中村屋HPの判り易い案内のおかげで迷わず到着。約束の13時ギリギリでした。
作業場の方に誰も見かけなかったので、事務所にこんにちは~。
「あれ?中村は表に居るはずなんですけど・・・?」
え!?
うぉっ!?
居らっしゃいました、FDの影に。いたずらで隠れてんのかと思うくらい、いい隠れ方で。(笑)
何してんかと思って声をかけると、いきなりハイテンションな中村さん。
そのハイテンションの根源はこれでした。
MZracingのスカッフプレート。
これの取り付けをされてたみたいで・・・
ドアの開閉に応じてMZracingのロゴが発光するスグレモノです。
FD取り付けには加工が必要・・・って聞いてたみたいですがポン付けできるそうです。
実はFC用ってのはないんですが・・・
純正のスカッフプレートの加工で簡単に付きそうですね。
イメージはこんな感じ。良いですね。
さて、この日はどうやらクリスマス会だったらしく、こんなミニケーキが用意されてて・・・
ウマッ!
コーヒーもいただきながら、セブンデーの事とか色々お話ししてから点検開始です。
まずはEgルームのチェック。
色々お話ししながら確認していくと・・・
「最近なんかやってたよね?」
あれ?
中村さん、おいらのブログ読んでる!?
ちょっとびっくり!
で、見つかった不具合が、インテークパイプ(エアフロからタービンまでのS字のパイプ)です。
タービン入り口の部分に割れが・・・。
さくさくっと液体ガスケットやテープを使って応急処置をしていただきました。
あと、クラッチペダルの高さ調整もしていただきました。
買ってからずっとこのままの高さなのであまり気にしてなかったんですが、慣れてくるとフットレスト(?)からクラッチペダルまでの移動が少なくて楽ですね。
その後Eg始動。
しかしここでも中村さんのセンサーに引っ掛かるものが。
何度か始動を繰り返し、少し怪訝な顔をしながら中村さんドライブで試乗へ。
自分の車の助手席ってじつは初めてです。
走り始めてすぐ、中村さんのセンサーに
ハッキリ異常が。
ブースト立ち上がりの一瞬は確かに正常に作動している感じらしいのですが、そこから立ち上がるはずのトルクが全然無いんだそうです。どうも燃料を噴いていないような感触らしく、ノーマルでもまだずっといいらしい。原因は社外CPU?(EgのOH時、ブーストアップに対応できるようにした、らしい)の制御がおかしいか、燃料ポンプの異常のどちらか・・・・。
足回りの不満もありましたが、そこは・・・まあ、買ってから12万キロ、一度も足周りのブッシュの交換してないですからね・・・。(-_-;)ナオシマス
さて、試乗が終わって、CPUを外すことになりました。
トルクが出ない理由がCPUなのか、燃料ポンプなのか・・・それを確かめるためCPUを開けてみようと。これでCPUのマップなどに不審な点が無ければ燃料ポンプが原因という事です。
こんな時に限って、いつも積んでいる工具セットを職場に置きっぱなしにしてしまってて、中村さんに工具を借りてCPU外しにかかります。
助手席足元に潜り込んで・・・
今までCPUをどうこうしようと思ったコトがなかったので、CPUとは初対面です。
さて、取り外したCPUの中身がどうなっているか・・・。
Σ(゚Д゚;)!?
驚愕の事実が・・・。
これには中村さんも驚いてましたが・・・。
燃料マップには回転数の軸と負荷の軸があるんですが、これが純正のものとは真逆の展開の仕方に。回転数の軸が負荷軸、負荷軸が回転軸としての並びのマップになっていました。
先程の試乗で感じたところでいうと、3000くらいで立ち上がるブースト圧に合わせて大きく増量されないといけないのですが、実際はオフブーストで回転数を上げていく程度の燃料しか噴いていない、という事です。
どうやら、日産のCPUでは正しいMAPとなるらしいので、もともとそっちのほうをやってた人がしたんじゃないかと。
詳しくは
こちらの中村さんのブログにて。
(私も初めてCPUの事を教えてもらったので上手く説明できません)
他にも点火のMAPもスタートからズレているらしく、これが最初に始動を繰り返した時の違和感のようでした。
これでサーキット走ったりしてて、今まで壊れていなかったのが不思議なくらい。
タービン交換した時、ガングロななこさんにTAS・FAS調整を教えてもらって実行しましたが、結局冷間時のストールがあまり改善されなかったのも当たり前な事でした。
(ガングロななこさん、報告してなくてゴメンナサイ。<(_ _)>直んないので、もうOHして9万キロ近く走ってたので、Egそのもののコンディションが悪いんだと思ってました。)
「CPUは大外れだけど、Egは大当たりのEgよ。助けられたね。」と中村さん。
とりあえず、
「まともなCPUってどんなものか味わえ!」
と中村さんの計らいでROMを変えて試乗へ。
まずは、中村さんドライブで試乗に。
・・・ッ!?
まずEgスタートするところから全然違う。アイドリングの音も変わったような気がします。
走りだせば、ノンブースト時からブースト立ち上がり、そこからの加速感、隣に乗ってても全く違うのがわかります!
そして試乗コース1周したところで、
「2~3周位自分で乗ってごらん。
そして・・・驚け!!」
とニヤリとして中村さんは他のお客さまもいらしてたので、そちらへ。
上限は3500までしか回したらダメよと言われてましたが、そこまででも十分。
なんだコレ!?
3000~3500のわずかな間でしかありませんが、加速が続く!(←当たり前だから)
ブースト掛かってきたとき感じるトルクの立ち上がりが更に力強く、そしてまだ盛り上がりをみせるように続くんです。(←いや・・・だから当たり前なんだって)
そして、ブーストかける領域で無いところも、フツーのオッサン車のように。トルクの無さなのか、不安定な燃料の制御からなのか・・・発生していたデフのバックラッシュもかなり改善され、まったく別の車になっていました。
ニブさ抜群のおいらでもわかるこの違い。
再度頭に響く中村さんの言葉。
・・・驚け!!
驚きました。
<(_ _)>コウサンデス
名残惜しく試乗を終え、中村さんにCPU返還。
ここで本来なら元のROMを取り付けするところですが、それじゃあマズいだろ・・・ということでFC後期純正のROMを付けてくださいました。ありがとうございます。
ここで私の中村屋訪問は終わりです。
お土産にアヤシサ満載の装着されてたROMをいただきました。
BUP(ブーストアップの略)と書いてあるけど、ブーストアップも色々な仕様があるハズで、お遊び程度からラジエターからインタークーラーまでフル換装の本気モードからあるはずなんだけど、ヴァージョン1とかそういう仕様に分けてるような記載がないんだよね。当然中身にもね。
中村さんに感謝を告げて帰路へ。
お昼ご飯を食べてなかったので、高速乗る前にインター近くの喫茶店でカツカレー♪
さて、純正CPUの実力ですが。(笑)
純正なのでブースト0.8とかで踏めたりはできないんですが、断然乗り易く、燃費も帰りの高速は3000回転巡航で目盛の1/4しか消費しませんでした。行きは確かにちょい飛ばしたけど1/2消費した事を考えたら、これはトルクの差なのかな?
・・・とはいえ、やっぱ思いっきり踏んで走りたいので、早めに指摘事項を改善して、まともなCPUにしよう。そう心に誓ったよっしーでした。