2009年10月30日
今期限りでのS-GTからHONDA、NSXが参戦終了となります
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寂しさばかりが心に残ります。
まず、私がレースに熱中して、本当の「レースってすごい」と初めて思ったのは親戚の兄ちゃんが持っていたビデオのグループAの蒼いスカイライン、カルソニックスカイラインでした
縁石を跳ねながら走り、後続との距離をぐんぐん伸ばす、星野一義の熱い走り、少年の心に強く、焼きつきました。
時は過ぎて少年は周りのみんなが野球や、サッカーに熱中するなか月2回程度の「モトクロスごっこ」に熱中し始めますが、「速さ」と言う意味では弟に負けていたのでそれも結局、遊びになりました。
そして少年は高校生になると「クルマ」に興味を持ち始めます。
「自分で早く運転したい!」ですが年齢的な意味で免許が取れず、なぜか少年の興味は自動車工学に移ります。
「日産はスカイライン」、「トヨタはスープラ」、「ホンダはNSX」が最高のクルマだと思い始めるようになりました・・・まんま、当時のJGTCの風景でした
少年は自分の力で初めて運転したバイクの印象から「ホンダは神!」と思うようになりました
そして忘れた頃に偶然テレビでみたJGTC、少年から青年へと変わった少年の心に再び火を付けました。色んなレースをみて、色んな本を読んで少年は学びました
ですがいつも最後に出る答えは同じでした
「やっぱり、ホンダがいちばんいい!」
JGTCの中でも1車種だけ本気モードのMR
常に政治的に弱い立場
その政治的ハンデを速さで表現する技術屋集団としての誇り
速さと弱さが共有する儚さ
けして速いだけでは生き残れないレースの中で真の速さだけを求めるホンダ陣営の活躍が最高に好きです。
そんなホンダのハコレースの最高峰、NSXがついに姿を消します
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JGTCの記録である49回のPPは誇りであり、
たった2回しかチャンピオンを取れなかったのもNSXの生き様だと私は思います。
そんなNSXに最後に言いたい
「色んな思い出をありがとう」
Posted at 2009/10/30 00:18:01 | |
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