• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
7月17日(土)にツーリングいきませんか?? Boxster`s PleasureのBBSへ書き込みいたしました。 是非、ご一読ください。参加検討、ご希望の方は私までメール(touring@986owners.net)ください。 6月末くらいまでに行程表をお送りします。 こちらに書き込んでまーす・・ http://www.986owners.net/bbs/wforum.cgi?no=6161&reno=no&oya=6161&mode=msgview&page=0
「そうか・・PSMの介入は、シフトダウンでのギヤの繋がりが悪いんだ・・つまり完璧なヒール&トゥができなくなって来ているんだ。」

それは・・ブレーキペダルの踏み込む量が少くなっていることに起因していた。低中速セクションでは、きついコーナーが連続する為、当然スピードのレンジは低くなる。コーナー手前の減速ではPCCBのペダルストロークが少しで済む為、低いスピードでは右足半分がアクセルに届かないのだ。よって、回転数を合わせられなくなるのだ。
986時代Tip乗りだったタケシにとっては及びもつかないことであったのだ。

タケシはもともとサーキット上がりだけあり高速セクションを得意にしていた。
金僕団のヨウはタケシをいろいろなステージに連れて行き、バトルを重ねた。唯一タケシが負けを喫していたのが下りの低速セクションだったのだ。
ヨウはタケシによく「下りこそアクセル踏み込むのだ!」と良く言っていたのだが、その意味はわからないまま記憶の奥に放り込んでしまっていたのだ。

走るなかで覚醒した一言が「アクセルを踏め!」なのだ・・・


「そうだ・・思い出した・・」

それはだいぶ前の話だった。下りは黙ってでも車速が乗る。コーナーを逸脱しない速度コントロールさえできればそれでいいのではとずっと思っていたタケシであったが、下りではコーナー直前まではヨウのイエロー986 2.7をつつくまで追い込むのだが、立ち上がりでは必ず離されていくのだ。それはタケシが2速固定激しくタコが踊る走る下りもヨウはギヤを3速に入れ猛烈にダイブして行くのであった。ほんの短い繋ぎの直線でもなのだ。
そうすると当然、3速から2速へのシフトダウン操作が必要となるのだ・・通常その操作する空走状態を考えれば、ギヤ固定で駆け抜けられる方が速いが、コーナーとコーナーの繋ぎの部分、この長さの判断を誤るとパワーバンドから外れた高回転、やがてはリミッターに当たることとなるのだ。

タケシの本能は、ヨウの走りを完璧にトレースし始めた。下りのコーナー出口からアクセルオン。さっきと違って、早めのパワーオンはPSM介入に繋がるため、慎重なアクセルワークを駆使している。

いままで上げたことのない3速にたたき込み、車速が乗ったら思いっきりブレーキペダルを蹴飛ばす。するとどうだ、かすかに右足小指の下にアクセルペダルが当たる・・
「これだっ!」
すかさず、3速→2速への電光石火のヒール&トゥ!スポーツクロノオンによるアクセルのシビアな反応も少ないペダルストロークで行えることとなり、2速ギヤへ完璧にクラッチはシンクロ。PSMの介入は無し、「よし!」アクセルはワイドオープン!!
「うおおおおぉぉ!」

初めての感覚にタケシは絶叫する。
流れ去る景色は、地上の急降下!足元の感覚が薄くなる下りの高速エレベーター・・
「マジに胃が空中遊泳しているぜっ!」

新たなる走りの領域に飛び込むブラックボクスター・・イエローのキャリパーは燦然と輝きを増してくる。シックスポットモノブロックキャリパーは強靭な剛性を持って、セラミックの円盤を締め上げる!!
空気は逆流し、ボクスターのフロントには一瞬真空状態が現われる。
再加速の際には「ボムッ!」かすかな破裂音も聞くようになる。

湿った森の中を急降下していくボクスター、当然リヤウイングは上がっている。
下る直線!スピードがぐんぐん上がり、ウイングの両サイドから、時折ベイパーを引きながらコーナーへ・・
強烈な風を巻き起こし、緑の葉くずを剥ぎ落とす。

「くーっ!」第二次世界大戦においてドイツの誇る急降下爆撃機「スツーカ」が逆さガル翼を翻し、獲物を狙いダイブする姿と重なりあう・・

そしてどうだ、そのブレーキのストッピングGを伝達するタイヤも忘れる訳にはいかない!装着タイヤはイタリアの誇る至宝、ピレッリ社のニュージェネレーションウルトラハイパフォーマンスタイヤ。その名は 新P ZEROだっ!

-続く-

© LY Corporation