ハイエースの盗難車両

職業柄、自動車市場に良く足を運びますが、この車両は、去年撮影した物です。原則、市場では売り買いできる車両しか出てこないので、盗難後、運良くよく発見され、譲渡書類完備の上での出品だと思います。多分.......この状態は盗難車両が発見された状態そのままだと思います。知人でも「ハイエースが盗まれた!」とか、良くききますが、「車が出て来た!」という事はあまり聞きません。その大多数が国外に流出しているのだと思います。



この車両は水際で食い止めたのだと思いますが、このバラバラ状態から、再溶接され、再び道路を走る状態にするという事です。見事に機関機構系の大事な所は切断されてません。税関の写真を見た事がありますが、その手口は海上コンテナ奥の奥にこの状態のハイエースを隠して、手前側に他の荷物を満載にして奥が見えない様にするのだと思います。



盗難保険に加入していれば、車両金額は充当されますが、ビジネスで使う職人さん等は、車より大事な商売道具が入っていたりすると思います。また、車両保険に入っていなくて、もし警察から、「車両が発見されました!」なんて連絡があって、見に行ってこんな状態だったら、廃車以外どうしようもないですよね。まったく、酷い話ですよ。