【日産 ノート 新型発表】
「ものづくりの現場」日産自動車九州で披露
日産自動車は9月3日より全国一斉発売する新型『ノート』の発表披露会を日産自動車九州で行った。
生産工場内に特設ステージが設け行われた発表披露会には、プレス、従業員、地元九州の販売会社、そして部品メーカー代表などが招待された。ステージは開発関係者の運転する新型ノート全8色が、次々とランウェイに登場するという演出であった。
壇上に登場した志賀俊之COOは「ものづくりの現場であるこの地で、日産自動車九州の皆さんと共に迎えることができ大変嬉しく思います」と披露会を始め、生産を九州に決定したことへの思い、グローバルマザーとして、日本の工場で、高品質の徹底した技術により生まれた新型ノートは自信作であるとアピールした。
この日は、発表披露会のほか、プレゼンテーション、工場見学なども行われ、参加者は新型ノートを始めとする九州産日産車の製作現場を間近で体感した。
志賀COO、「熾烈なHB市場で伍していける」
日産自動車は8月28日に、新型『ノート』の発表会を生産工場である日産自動車九州(福岡県苅田町)で行った。出席した志賀俊之COOは、「スーパーチャージャー搭載によってダウンサイジングし、燃費はクラスでナンバーワンとなった。国内の小型ハッチバック市場の熾烈な競争にも十分、伍していけると確信している」と述べた。
新型ノートは2005年1月に発売した初代モデルから7年半ぶりの全面改良となる。志賀COOは、「爽快な走りなどが評価された初代に、更に磨きをかけ、取り回しの良さや広い室内空間を確保した。エンジンは1.2リットルとしたが、1.5リットル並みのトルクで力強い走りを実現した」と、強調した。
新モデルは、海外の一部地域では異なる車名で発売し、年間35万台の販売を目指す規模の大きいグローバルモデルに育成する。国内ではモデルサイクル中に月平均1万台の販売を打ち出しているが、志賀COOは9月3日の発売後、13年3月までの今年度は「10万台以上を販売していきたい」と、強気の計画を示した。
輸入部品の比率は40~45%に
志賀俊之COOは8月28日の発表会後の会見で、追浜工場(神奈川県横須賀市)から日産自動車九州(福岡県苅田町)に移管して生産開始した新型『ノート』の輸入部品の割合が40~45%程度になったと明らかにした。
旧型車の比率は公表されていないものの、日産九州の立地条件を生かし、中国やタイなどからの調達拡大が相当進んだ模様だ。エントリーモデルが約125万円からに設定された同モデルのコスト改善にも貢献している。
日産九州は立地する福岡県などの近隣サプライヤーからの地場部品調達と海外部品の拡大推進を、原価低減策のひとつの柱に据えている。部品の物流費用抑制が可能なほか、労務費が関東圏より比較的安いからだ。新型ノートの場合、地場サプライヤーと海外部品を合計した比率は85%程度に達したという。
「全面的な海外生産も検討した」
志賀俊之COOは8月28日に日産自動車九州(福岡県苅田町)で開いた新型『ノート』の発表会見で、同車の生産工場について「社内では(全面的な)海外生産も含めさまざまな議論と検討を重ねた」ことを明らかにした。
2005年に発売した旧型ノートは、神奈川県の追浜工場からコスト競争力を高めている日産九州に移管し、同日のラインオフ式と発表を迎えた。しかし、志賀COOによると国内生産からの撤退という選択肢も存在したという。
新型ノートは、タイなど新興諸国に生産移管した『マーチ』と同じ新開発の「Vプラットホーム」を採用。日産は近い将来にこのプラットホームのモデルを世界で年間100万台に拡大する方針を打ち出しており、実現にはコスト競争力の確保がカギとなっている。このため、全面的な海外移管も模索した。新型ノートは、北米や欧州でも生産する計画だが、結局、国内も継続することとした。
志賀COOは決断の背景について「コスト競争の厳しいこのクラスをすべて海外に出せば、われわれのクルマづくりのチャレンジが止まってしまうという危機感があった」と説明した。そのうえで「(国内生産による)闘いを放棄すれば、日本でのモノづくりは弱体化する」と指摘した。
『コスト競争の厳しいこのクラスをすべて海外に出せば、われわれのクルマづくりのチャレンジが止まってしまうという危機感があった』
『闘いを放棄すれば、日本でのモノづくりは弱体化する』
その心意気やよし!
松下幸之助じゃないけどこういう姿勢は大切ですよね。
確かに国産車は輸入車に較べて物足りない部分は結構あるんですよ。
ウチのエルグランドも600万近いのに、輸入車では当たり前の装備がほとんど装着されてないんですよ。
今までJAGUARやAudi、Mercedesにあったのに無いものは
例えば
シートベルトセンサー(助手席に人が座っているのを感知してベルト装着を促す)
雨滴感知オートワイパー
ドアミラーオートクローズ
オートパーキングブレーキ(停車すれば自動的にかかり、アクセルを踏むと解除)
助手席エアバック感知システム(助手席に座ってるのが大人か子供か判断してエアバックの開閉を調整)
オートパワーウィンドウスイッチ(今時、押し続けてないと閉まらない開かないパワーウィンドウ、もちろん外からリモコンでの開け閉めも出来ません)
ヘッドライトウォッシャー
ドア付近のスイッチの照明
今はこんなものしか思いつきませんが、同価格の輸入車との基本的な装備の差にけっこう愕然としましたね。
まぁエルグランドだからかも知れませんが、けっこう色々ついているのに上記のような当たり前のものがついてないんですよね。
ある程度のクラスの輸入車で当たり前の装備が付いていない・・・開発者はそのことに気づいてて気づかないふりをしているのか・・・もしくは国産ユーザーはどうせ知らないんだから、こんな装備で納得するだろうってことなのか?
車に関しても日本はガラパゴス化しつつあるような気が致します。
これでもし輸入車が円高差益を還元して本国価格の15~20増しでS350やA8やXJが600万、Eclassが400万から買えたら、国産車は壊滅ですよね。
クルマづくりの意識は欧州車と国産車では未だに歴然とした差があります。
輸入車も車種によっては、きっと開発の人が本当にクルマが好きでこの仕事してるんだろうなって気がする時がありますからね。
国産車にそういう意識が感じられるのはほんの一部だけじゃないですか?
多くの国産車は下請けイジメとコストと競合他社との優位性と社内のネゴシエーションスキルでクルマが作られてんじゃないの?って気がしちゃいますもん。
それでも我々は国産車を買わなきゃいかんと思うのですよ・・・気持ちの上では・・・

でも・・・乗るならこんなオシャレなのがイイっすよね♪
では、今日の松下幸之助の言葉(笑)
不況時こそ金を使え!
昭和四年というのはたいへんな不景気で、政府が官僚の賃金カットしたでしょう。そのときにぼくは自家用の自動車買うたんです。大阪で五十九番目や。
政府から「みな始末せんといかん」という緊縮令が出て、政府みずから自動車に乗らないと範を示したわけです。そしたらパッと不景気になりますわな。ぼくはじっと考えてみて、こういうときにこそ、金をもっている者は金を使わんといかんと考えて初めて自家用自動車を買うたんです。
金のない人が借金してまで使うのは困るけれども、金をもっている人は金を使う、それがぼくは大事だと思う。そうやって消費を適切に高めていったならば、物の生産活動も活発になり、景気は回復し、失業者も少なくなっていくんやないかと思うんです。
(解説)
昭和四年七月に発足した浜口内閣の緊縮政策や金解禁の断行によって、世の中が不況沈滞の一途をたどっていたころのことです。政府は緊縮一辺倒の施策をとり、民間の会社や団体もこれに倣って緊縮経営を行なったため、消費はますます冷え込み、失業者は増えて、不況は深刻の度を増すばかりでした。
そんななか、自動車のセールスマンが松下幸之助を訪ねてきました。「この節は自動車がさっぱり売れません。松下さんはこの不況期にもかかわらず盛んにやっておられます。どうか助けると思って一台買ってください」。
当時、松下電器には自動車は一台もありませんでした。実際、大阪で自家用車をもっている会社はまだ数えるほどしかなく、それまで幸之助も自動車を買うことなど夢にも思っていませんでした。しかも世間には金や物を使うことが反社会的な行為であるかのような風潮さえあるときです。
しかし、幸之助の頭にはピンとくるものがありました。「経済を向上発展させるためには、生産と消費を同時に高めていかなければならない。今の世の中は消費を高める必要がある。だから物を買える人が買うことは、世のため人のためになる。いま自動車を買ってくれと言われているが、これはいわば世間の要請でもあろう」。
幸之助はその場で自動車の購入を決めました。
また、同じころ幸之助は、「家を新築しようと考えていたが、こう世間が不景気ではなんだか気がひけるから遠慮しようと思う」と言う知人に対して、「それはいかん。こういうときこそ君らのような資産家は建築すべきだ。多くの人に職を与えて喜ばせ、君自身も丁寧な仕事をしてもらえて一挙両得ではないか。躊躇せず、すぐに建てたまえ」と勧めています。
こうした体験を経るごとに、幸之助には、人々が分に応じて物を買い、消費を高めることによって新たな生産が起こり、不景気も解消される。そうしてこそ経済の発展がはかられ、社会の繁栄がもたらされるのだ、という信念が確固たるものとして培われていったのです。
社内の朝礼かって???(笑)
みなさんもお金使ってね~~~
消費税増税まであと15ヶ月ですよ~~~
食料品や生活必需品を非課税にしてない今の日本の消費税制度だと、実質消費税率は21.8%になるんだってよぉ!
(クソ!)