
さまざまな病気の中でもタブー視してしまいがちな性感染症(STD)。しかし、厚生労働省の「性感染症報告数の年次推移」によると昨年1年間で性感染症になった女性の数はのべ2万2777人。調査された性感染症の種類は、「性器クラミジア感染症」「性器ヘルペスウイルス感染症」「尖圭コンジローマ」「淋病感染症」「梅毒」。「梅毒」以外は、定点調査になるため、実際にはもっと多くの人が感染していると考えられます。
同報告を病気別に見てみると、「淋病感染症」「性器クラミジア感染症」の女性の患者数は、10年前に比べるとほぼ半数になっています。特に“クラミジア”は、女性誌などでもよく取り上げられている性感染症のひとつ。認知度の高さで半減したのでしょうか。
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報告数が減っていても実際には減っていないことも
「池ノ上産婦人科」(東京・下北沢)の千代倉由子医師によると「報告数が減っているから、感染者数が減っているとは言い切れません。最近の傾向として性行為が低年齢化しており、たとえば10代の少女が性感染症に感染しても気づかなかったり、知識がないために病院へ行かないという場合が多いのです」。
気づかなければ病院へ行かないのは、20~30代でも同じこと。
「性感染症の自覚症状は、男性より女性のほうが気付きにくいものです。痛みがあったり、出血をすればわかりやすいのですが、おりものの量や匂い、色にしか変化が出ない場合もあります。そのまま放っておくと『性器クラミジア感染症』『淋菌感染症』『膣トリコモナス症』などは、不妊症になってしまう可能性もあります」。
気になる症状があれば、産婦人科や泌尿器科で検査を受けるようにしましょう。
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性感染症が新たな恋の妨げになってしまうことも
さらに、「性器ヘルペスウイルス感染症」「尖圭コンジローマ」「AIDS」などは、治ったと思っても体が弱ったときには、新たな感染をしなくても再発することがあります。「出産への影響はありませんが、体からウイルスが消えることはありません」。
たった一度の感染でずっと体に残ってしまう病気。たとえば、次に新たな恋をしようと思ったとき、パートナーに性感染症のことを伝えるのは心苦しいもの。また、もしカップルのどちらかが陽性だった場合、性行為によってパートナーにも病気を移している可能性があるため、片方を治療してもまた性行為をすることで再感染してしまいます。そのため、カップルのどちらかが感染している場合は、2人同時に治療をしなければいけません。
やはり感染を防ぐのが重要です。感染ルートは、基本的に性行為。プールや温泉で感染したという話もありますが、ほとんど都市伝説のようなもののよう。
「感染防止に比較的有効なのは、性行為の際にコンドームをつけること。オーラルセックスでも感染することも覚えておきましょう。ただし、コンドームで100%防げるわけではありません。性行為は、特定のパートナーとしかしないというのも大切なことです」。
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検査は5000円前後、新たな恋の始まりや定期的に
「定期的な検査が必要です」とも話す千代倉医師。
「できれば年に1回の定期検査を。できれば、パートナーが変わるたびに2人で検査を受けるのが理想的です。ブライダルチェックとして結婚前に受ける方はいますが、付き合う際に検査するのがもっとも安心です」。
ちなみに検査費用は、5,000円程度からとのこと。検査方法は、遺伝子検査や血液検査など感染症の種類によって異なり、病院よりも高くつく場合もありますがインターネットで注文して匿名で検査できるキットなどもあります。
今、恋人がいる人にとってもいない人にとってもハッピーな未来をつくるために必要な性感染症検査。タブーな話題と避けるのではなく、自分や大切な人のために受けてみませんか。
<代表的な性感染症の種類>
・クラミジア感染症
女性にもっとも多い性感染症。自覚症状は、おりものの増加、頻尿や排尿痛、性行為後の性器出血など。悪化すると不妊の原因に。
・性器ヘルペス感染症
感染しても必ず発症するとは限らず、自覚症状は、性器に水泡やそけい部のリンパ節にはれができる。初期感染では、歩けないほど痛む場合も。
・尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によるもので、女性は膣や外陰部、子宮頚部にイボができる。痛みやかゆみはないが再発しやすい。型によっては子宮頚癌に変化する場合もありますので注意が必要。
・淋病感染症
女性は自覚症状が少ないため気づきにくく、進行すると激しい下腹部痛と発熱が起こり、子宮外妊娠や不妊症の原因に。
・トリコモナス膣炎
寄生虫が膣内に入り込むとこで感染する。症状としては、おりものの量が増えて臭いが強くなり、性器付近に強いかゆみを感じます。
・HIV感染症(AIDS)
感染してから発症するまでの潜伏期間が長いのが特徴。また、ほかの性感染症に感染しているとHIVにも感染しやすくなる。
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性感染症を防ぐための3つのルール
・特定のパートナーとしか性行為をしない。
・おりものや体の状態に意識をはかり、変化があったら産婦人科へ行き相談する。
・1年に1回、もしくはパートナーが変わるたびに検査を受ける。
(浜田彩)
怖い怖いヽ(´Д`;)ノ
女性が感染してるってことは、男も感染してるってことでしょ?
みんなも気を付けなよぉ
装備の確認は怠らずにね(笑)
ムムムム
心当たりはないけどムズムズしてキタァ(ーー;)
ぢゃ♪
Posted at 2013/10/28 16:16:26 | |
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