
今日、スープラが納車されました。
実はぼくにとってスープラはただの車ではない
ものすごく思い入れのある車なんです。
少しばかりこのブログで語らせて頂こうと思います。
文才も無く、読みにくいとは思いますが
お時間のある方は読んでもらえると幸いです。
実は昔、僕がまだ幼稚園の頃。
うちにはスープラがありました。
平成5年式RZのシルバー
このスープラで幼稚園へ送り迎えをしてもらったり
いろいろなところへ家族で出かけたりしました。
親父はスープラが大好きで当時発売日にスープラを買いに行ったらしいです。
「納車まで半年待たされた」と笑いながらいってました。
その日、契約印を押した日からおやじは
「このスープラを大切にして、将来、息子が車を乗れる様になったときこのスープラに乗ってほしい」
というのが密かな夢になったそうです。
そして時は過ぎ、ボクは18になり免許を取りました。
免許取り立ての頃はよく親父が
「スープラ乗るか?」
と言ってきたのを覚えてます。
ですが、このときボクはスープラが家にあるのが当たり前であり
あまり、スープラに対して興味が無く
最初の頃はボクが運転で何度か一緒に乗りましたが、
だんだん乗りにくいからあまり乗らなくなっていました。
そして、僕が免許を取って二年くらい経ったとき
僕は事故を起こしました。
その日は両親は2人で旅行にいっており、いつも乗っていた車が無かったため
しかたなく、スープラで家を出ました。
雨の日でした。
単独スピン。
飛ばしていた訳ではなく、法廷速度内で走っていました。
幸い無傷、相手はいなかったのですが
,,,親父のスープラは廃車になってしまいました。
僕は「なんてことをしたんだ。」と
このときの僕はほんとに涙が止まりませんでした。
親父はきっと車を壊したボクを許さないだろう。
申し分けない気持ちと怖さでいっぱいでした。
ボクが両親に
「事故をした」
と、電話をかけてから、すぐに旅行を途中でやめ、
両親は帰ってきました
ぼくは顔をあわせるのが怖くてしかたなかったのを覚えてます。
そんな、僕に親父がかけた言葉は
「車は所詮、消耗品だ。おまえはこれで車を嫌いになるなよ。」
車が大好きで、スープラが大好きで
僕が3歳のころスープラを買ってから、成長して免許を取った僕に
自分のスープラをのって欲しいと思ってた親父が
「車は所詮、消耗品だ」
なんて、本当は思っているはずがありません。
僕のためについた優しい嘘です。
その言葉を聞いてから、ボクは車が大好きになり、スープラが大好きになり
「いつか、親父を自分のスープラに乗せたい」
と思う様になりました。
それから何年かたち、今日、家にスープラが戻ってきました。
今度は親父のスープラではなく、僕のスープラ。
軌跡なのか、運命なのか
「RZ、平成五年式、シルバー」
親父のスープラとすべてが一緒です。
この車が今日から僕の相棒です。
親父は最近酔うと
「まさかお前がスープラにのるとは!!」
と楽しそうに笑います。
親父とまた楽しくスープラをいじって行きたいと思います。
Posted at 2013/10/17 04:28:12 | |
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スープラ | 日記