群馬県偉人伝第廿四段　切腹した大納言

←高崎市、大信寺の墓所
（ま～亡くなってお墓があるだけなんですけどね）


群馬県偉人伝第廿四段は鏡開きの御汁粉は大納言小豆でって感じで？？？
切腹した大納言・・・っと其の前に！


大納言小豆について豆だけに豆知識。
大納言は公卿であり元々武士が就く官位ではないので切腹の慣習が無く
特に江戸時代になってからは殿中抜刀しても切腹を申し付けられない官位であるので
煮ても崩れず腹を割らない事から大納言小豆と名付けられた。
因みに江戸時代に代々大納言に就く大名家は尾張徳川家、紀伊徳川家、御三卿（田安、一橋、清水）の徳川家と加賀前田家だけです前田家は親密な婚姻関係から葵紋と松平姓を下賜されていた

切腹した大納言徳川忠長（1606年－1634年）
2代将軍・徳川秀忠の三男として江戸城西の丸に生まれる。（幼名は国千代）
容姿端麗で才気煥発で母（浅井長政の娘、江）の伯父に良く似ていて
父母ともに病弱で吃音であった兄、竹千代よりも国千代を寵愛したと云う。

1620年　兄、竹千代と共に元服し名を忠長と改める（兄は家光）
（元服後、自身で撃った鴨の料理をだし喜ばせるが、西の丸で取ったものであると知られ激怒される）

1626年　駿遠甲の計55万石を領有し、大納言となるが、1631年不行跡（家臣を手討ちにした）理由として甲府への蟄居を命じられる、翌年父の危篤に際し看まいを乞うたが許されなかった。

秀忠死後、甲斐府中に台徳院殿（秀忠）供養の寺院建立や加藤忠広、改易の際に風説を流布したとして改易となり領国全てを没収され、安藤重長に預けられる形で高崎へ逼塞処分。
1634年　幕命により高崎で切腹した、享年28歳。

子に松平長頼と伝わり（史実では実子は居ないとされています）
小説、時代劇「長七郎江戸日記」の松平長七郎のモデルになっています。


ツー事で週末に温かい御汁粉でも食べましょうかネ！
大納言小豆の薀蓄書きたかっただけなのか～