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ジェームス安城店のブログ一覧

2013年07月04日 イイね!

ルノーメガーヌRSユニフォミティマッチング

ルノーメガーヌRSユニフォミティマッチング今回は東京にお住いのオーナー様からユニフォミティマッチングの依頼を頂きました。バーデンのブログを見て、ユニフォミティマッチングに興味を持たれて、タイヤ交換時に施工するために来店いただきました。

車両はルノーメガーヌRSF1チームリミテッドエディション日本限定30台と言う非常にレアな車両です。


タイヤはバーデン一押しのミシュランPSSです。ミシュランは組込みにコツが必要で、PSSはさらに技術が必要となります。PSSを組む事に関しては自称日本一だと勝手に思っています。当店で購入して頂いたのでユニフォミティ値は保証します。


タイヤを外します。


ホイール単体をGSP9700にセットしてビードシートのランナウトを測定します。


ホイール測定後秘密のテクニックを使ってタイヤを組み込んでユニフォミティを測定します。


測定結果です。ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークが反対の位置に有ります。組み合わせ上最悪な状態になっています。


マーキングをして、タイヤチェンジャーにセットして位相合わせをします。


再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


組換え後の数値です。アッセンブリーのRFVが55Nから15Nと低減しています。タイヤの位相を180度近く変えているのに重量バランスはほとんど変化していません。この事はタイヤ単体の重量バランスが良い事となり、タイヤ単体の重量バランスが良いと高速ユニフォミティが良い事に成るので速度記号(Y)300km/h越えも伊達ではないのです。PSSのC3M製法の凄さです。


重量バランスが多めなのはTPMS対応ホイールの為です。外国ではTPMSの装着が義務付けられている場合が多く、ホイールに座繰りが有るとバランスが悪いです。


RFVを最小化してから重量バランスを取ります。残留バランスを限りなく低減させるために1g単位でバランスさせます。


今回ホイールが1本変形していました。プロットで見てもインナーリムが1か所変形しています。


外観でも結構凹んでいます。


組込み後の測定数値です。以外にもRFV1次は悪く無く、RFV2次が悪いです。縁石ヒットなどでリムが曲がった場合は、衝撃で全体が卵型に歪む事が分かります。2次が悪い場合は40km/h前後で15hz前後の振動になるので低速シミー(微振動)の原因になる場合が有ります。


4本を半日程掛けて組みます。


ハブ取付面も重要です。0.1mmの狂いでハンドルぶれやシミーの原因となります。


RFV1次ピークを上死点にして装着して終了です。歪んだホイールはRFVが良くても運転席から一番遠い所に装着します。


完成です。


詳細数値です。


今回はホイールの歪みというハプニングが有りましたが何とか許容範囲内に収める事が出来ました。結構走行されているのでホイールの精度は今一つですがある意味ホイールも消耗品ですので仕方ない部分もあると思います。
組込みにコツが要りますが、PSSの真円度は群を抜いています。C3M製法のような製法を日本のメーカーも早く実用化して頂きたいです。
オーナー様にはしっかりと慣らし運転をお願いして納車しました。
今回は遠方よりご来店いただきありがとうございました。
2013年06月29日 イイね!

VW ゴルフ5 GTI ホイール交換

VW ゴルフ5 GTI ホイール交換以前車両の左流れ改善で来店いただいたオーナー様が、ホイール交換に来店されました。タイヤはそのままでホイールのみ新品交換ですが、組込みはユニフォミティマッチング指定でした。車両はVW ゴルフ5 GTIです。

ホイールはレイズさんからワークARKLINE AL04に交換です。タイヤは流用でトーヨーT1スポーツ225/40R18です。


タイヤを外してホイールのランナウトを測定します。作業は見習い1号です。


ホイールのローポイントにマーキングしてから秘密のテクニックを使ってタイヤを組み込みます。


ユニフォミティテスターGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定後RFV1次ピークにマーキングします。タイヤチェンジャーにセットしてホイールのローポイントとタイヤのRFVピークを位相合わせします。


GSP9700で再度ユニフォミティを測定します。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを調整します。


バランスウエイト(錘)を1g単位で貼り付けます。


残留アンバランスを極限まで低減します。


4本組換えして終了です。


ハブの当たり面を清掃してグリスアップします。


アッセンブリーのRFV1次ピークを上死点にして装着して終了です。




詳細数値です。


タイヤは新品ではないのでこんなものかなと思います。ホイールも0.2mm以下の振れで良好です。100Nのアッセンブリーは左リアに装着します。
ホイールのみの交換等も行っています。タイヤホイールの事なら何でもバーデンにご相談ください。
オーナー様ご利用ありがとうございました。
2013年06月20日 イイね!

BMW 523i (F10) 微振動の原因は?

BMW 523i (F10) 微振動の原因は?今回は東京から微振動でお悩みのオーナー様がご来店されました。車両はF10 523iの新車ですが、納車時から高速シミー(微振動)と車体振動に悩まされて、何度かディーラーでホイールバランスやオンザカーバランスを取り直したが改善せず、バーデンのブログを見て遠方よりご来店されました。しかも新車なのに脱ランフラットを決心されミシュランPSSを持ち込まれました。
BMWは結構シミーが出やすく、F10は特別出やすいですのでタイヤホイール選びと組み付けには注意が必要です。

Msportの19インチ351Mホイールです。タイヤはミシュランPRIMACY(プライマシー)HP ZP(ランフラット)BMW認証タイヤです。


ホイールの真ん中にバランスウエイト(錘)が貼ってあります。これはオンザカーバランサーでバランスを取ってある証拠ですが、オンザカーでは重量のバランスのスタティック(縦)バランスしか取れないので、現在の車両ではほぼ無意味です。逆に新しい車両でオンザカーで直ってしまう場合は車両側に異常が有るのに誤魔化す事に成るのでご注意ください。


タイヤを交換してしまうのですが、原因追及の為ミシュランランフラットタイヤのユニフォミティを測定します。


測定結果です。RFV(ラジアルフォースバリエーション)が左フロント110N 右リア80Nと今一つです。振動の原因はRFV不良だと思われます。


レバーレスタイヤチェンジャーでタイヤを外して、ビードシート部を清掃します。


交換するタイヤはユニフォミティ的に優秀なので一押ししているミシュランPSSです。


絶賛修行中の見習い1号に奥義を伝授しながらユニフォミティマッチングします。


タイヤを組み込んで、GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


ホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークをマーキングして、タイヤを一旦脱着して位相組換えします。


組換え後再びユニフォミティを測定します。


RFVを最小化してから、重量のホイールバランスを取ります。


1g単位まで精密に測定して、残留アンバランスを極限まで低減します。


半日掛けてタイヤ4本を組付けます。


流石PSSです。RFVが50N以下となりました。LFVのコニシティが今一つですが、輸入車なので何とかなりそうです。


ハブを清掃してグリスアップします。


RFV1次ピークを上死点にして少しでも真円度を高めて装着します。


完成です。


詳細数値です。


ホイールの振れは0.08mm以下と非常に優秀です。RFVも組付けで50N以下と全く問題ないレベルでした。
同じサイズのPSSとランフラット重量ですが、275/35R19で1本あたり2kgほど違いました。タイヤでこれだけ違うと乗り味は大分違うと思います。


今回のハンドル振れや振動の原因は、RFV不良と考えられます。ホイールの精度は問題ないので、組付け(篏合)不良かタイヤ単体のRFV不良です。但しRFVが100N程度の場合は不良品と言うには厳しい数値で、特に製造が難しいランフラットタイヤの場合は100N前後は珍しくない数値だと思います。
今まで多数のF10の振動問題を見てきましたが、ノーマルホイール(スクラブ半径変更なし)で80Nを超えると官能評価の高いドライバーなら振動を感じ取る場合が多いです。
F10を初め高性能車はサスペンションが非常に敏感に設計されているために、ハンドリングと引き換えに振動問題が出てしまうのは仕方がない部分ではあります。ブッシュを柔らかくすると耐シミー性能は上がるのですが、ハンドリングは悪化していきますのでバランスが難しい所です。
改善するにはユニフォミティが良好なタイヤと限りなく残留アンバランスを低減させるしか方法は無いと思います。
オンザカーバランスについては、無負荷状態の静バランスを取るだけなので、ブレーキローター等が原因の場合は有効ですが、それ以外ではあまり効果は期待できません。

オーナー様遠方よりご来店ありがとうございました。
2013年06月14日 イイね!

BMW Z4 車体振動の原因は?

BMW Z4 車体振動の原因は?BMW Z4(E89)35iにお乗りのオーナー様からユニフォミティマッチングのご依頼を頂きました。症状は車体とステアリング振動との事です。BMW等の高性能車は素晴らしいハンドリングと引き換えにサスペンションが敏感なのでシミー(微振動)や車体振動が出やすくなっています。原因は果たして何でしょうか?只今絶賛修行中の手下1号が作業しましたが改善出来たのでしょうか?



ホイールはTWS EX-fB タイヤはピレリCinturato(チントゥラート)P1 235/35R19 265/30R19 です。


DOTコードから製造国は中国のようです。


現状把握の為、ユニフォミティマシンGSP9700にフランジプレートを使用してユニフォミティと重量バランスを測定します。


測定結果です。重量バランスが30~50g、RFVが60~100N程度狂っています。BMWの場合はRFVが100N程度でも振動が出てしまう場合が有ります。今回の振動原因は主にリアのRFV不良だと思われます。


ユニフォミティマッチングをするために一旦タイヤを外します。


ホイール単体のバランスを測定しましたが、2Pですが流石鍛造です。ウエイト貼り付けモードで20g程度なので良好です。


ホイール単体の振れを測定して、ローポイントにマーキングしてからタイヤを組み込んでいきます。頑張れ手下1号


タイヤ組込み後、GSP9700でユニフォミティを再測定します。


測定後、タイヤのRFV1次ピークにマーキングします。


レバーレスタイヤチェンジャーを使用してマーキングを合わせ(位相組換え)てからGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


タイヤ単体のRFVは70Nですが、ユニフォミティマッチング後は45NとRFVを低減出来ました。機械の指示通りではうまく行かない場合も多く、RFVが最小化するまで位相組換えを実施します。


剛性的(RFV)真円度を高めてから重量のホイールバランスを取ります。
こちらも1g単位で取り、残留アンバランスを出来るだけ低減させます。


ユニフォミティマッチング後の数値です。RFVがほぼ半減しました。手下1号から見習い1号に昇格です。


取付面も清掃してコパスリップします。


RFV1次ピークを上死点にして規定トルクで装着します。


完成です。


詳細数値です。

ホイールは2Pの為、どうしても多少の振れは出てしまいます。リアの振れが少し大きいですが許容範囲内です。タイヤ単体は結構バラつきが有りましたが、マッチング後はRFVは55N以下に出来ましたので大丈夫だと思います。個人的ですが、ピレリは設計は良いのですが、品質にバラつきが大きいような気がします。
ホイールの振れですが、ビードシート部で3P、2Pは0.6mm以下1Pは0.2mm以下が望ましいです。
アッセンブリーのRFVですが、国産車は120N以下、高性能車は80N(フロント40N)以下が望ましいですが、18インチ以上で80N以下にするのは結構難しいです。
さらにホイールのインセットを変更してスクラブ半径が変わると加振力が増幅されますのでご注意ください。
重量バランスやRFVが悪いと、フロントの場合はハンドルに、リアの場合はフロアや車体が振動します。

今回はRFVが半減しているのでかなり改善できると思います。オーナー様ご利用ありがとうございました。
2013年06月08日 イイね!

アウディA4アバント(B8)車体振動の原因は?

アウディA4アバント(B8)車体振動の原因は?車体振動でお悩みのオーナー様がご来店されました。新車時より高速シミー(微振動)や車体振動が出て、ディーラーで何度か点検してもあまり改善せず、バーデンのブログを見て来店されました。アウディとBMWは本当にサスペンションが敏感で微振動でお悩みのオーナー様が多いです。


純正18インチホイールと純正タイヤ ピレリ Cinturato(チントゥラート)P7 AO(アウディ認証)245/40R18 DOTコードから製造はイタリアのようです。


ディーラーさんにて何度かホイールバランスは点検しているとの事ですが、現状数値測定のために、GSP9700にフランジプレートでセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。重量のバランスが20~40g程度、リアのRFVが100Nオーバーと悪い数値でした。特に重量バランスは取り直してこの狂いの場合はバランサーのキャリブレーション(較正)か固定方法の違いが原因だと思われます。シミーや車体振動の原因は、重量バランスとRFVの狂いだと思われます。新車でこの数値は厳しいです。


ユニフォミティマッチングで組み直すために全てタイヤを外します。


ホイール単体のランナウトを測定してから、タイヤを組み込みます。


再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


新車なのですが、タイヤの交換をお勧めされてしまいました。。。


頑張って位相組換えしましたがRFVが135Nと厳しい数値となりました。


色々頑張りましたがホイールの精度が良いのであまりRFVは低減出来ませんでした。アウディ等輸入車の場合は80N以下、出来ればフロントは40N以下にしたい所です。


ハブと当たり面を清掃して、コパスリップを塗布します。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。


完成です。


詳細数値です。ホイール精度は良好ですが、タイヤのバラつきが大きいです。


アウディのタイヤホイールアッセンブリーRFV上限は120N前後みたいなので、1本オーバーしています。オーナー様には新車なのでディーラーと交渉してみて下さいとお伝えしました。
国産車は耐シミー性能が高いのであまり問題になりませんが、輸入車や高性能車はハンドリング重視の為にどうしてもシミーが出やすくなります。タイヤは製造工程上どうしても個体差が大きく出てしまうので注意が必要です。
無負荷状態でいくら綺麗に回転していても、重量のホイールバランスをいくら精密に取ってもユニフォミティ(主にRFV)が悪いと必ず振動が出てしまいます。RFVを測定するにはGSP9700等のユニフォミティ測定マシンを使用する事が唯一の方法となります。
振動問題でお悩みの方は是非一度ご相談ください。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
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