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ジェームス安城店のブログ一覧

2013年03月30日 イイね!

ポルシェ911 ハンドルブレ

ポルシェ911 ハンドルブレ中古?で購入したタイヤホイールを装着したら、ハンドルぶれが発生し、とても乗れないので見て欲しいと言うオーナー様がご来店されました。普通に走行してもかなり振れる症状で重症のようです。原因は何でしょうか?






車両はポルシェ911(964)です。


ホイールは純正?タイヤはSP9000です。製造はかなり古いです。


ユニフォミティマシンGSP9700にセットして重量バランスとユニフォミティを測定します。


測定結果です。重量バランスが130gオーバー、RFVが195Nとかなり厳しい数値です。この数値では普通の走行も厳しいです。


一旦ばらしてユニフォミティマッチングをします。


ホイールのランナウトを測定後タイヤを組付けます。


ユニフォミティマッチング後のRFVです。195Nから135Nと大幅に低減しましたが最初が悪すぎました。


RFVを最小化してから重量バランスを精密に取り装着します。
 

詳細数値です。今回はフロント2本のみ施工しました。


何時も関心するのですが、ポルシェ純正ホイールは古くても精度が抜群に良いです。強度、剛性共に良く考えられて設計されていて経年変化に強いです。
今回のハンドル振れの主な原因は重量バランスの狂いだと思われます。RFVも悪いのですが、RFVが悪い場合は主に高速シミー(高速域の微振動)が発生します。
ホイールは問題ないので、早めにタイヤの交換をお勧めしました。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
2013年03月24日 イイね!

ロードスター ユニフォミティマッチング

ロードスター ユニフォミティマッチング

ロードスター(NB8C)のタイヤ交換をしました。当店でタイヤを購入頂いて組み付けはユニフォミティマッチング指定でした。当店で購入して頂くとユニフォミティマッチング料金がお得になりますので是非ご利用ください。





車両はNBロードスターです。


購入頂いたタイヤはミシュランPS3 205/45ZR16です。ドイツ製でした。


ホイールは純正16インチです。


タイヤをサクッと外してユニフォミティマシンGSP9700にセットします。


ビードシート部のラテラル、ラジアルランナウト(縦、横振れ)を0.01mm単位で測定し、ローポイントにマーキングします。


レバーレスタイヤチェンジャーで組み込み、再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。タイヤ単体で75N、組付けのRFVが80Nと今一つです。


タイヤのRFV1次ピークにマーキングします。


再びタイヤチェンジャーにセットして、ビードを落としてホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを位相合わせします


三度GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。組付けRFVが10Nと激減しています。通常は考えられない低減幅ですが、ミシュランの場合はビードの篏合が難しく組付けにコツが要るのでRFVが大幅に減ることも珍しくないです。


RFVを最小化してから重量のホイールバランスを取ります。剛性的真円度を最優先させます。


バランスウエイトを貼って再測定します。3gの残留アンバランスが出ました。
 

3gのウエイトを貼り、残留アンバランスを極限まで排除します。


上記の工程を4本行います。数値的には非常に優秀でした。通常国産車の場合は100N以下であればシミー(微振動)が出る可能性は低いです。
運転席から近い順にRFVの良い物を装着します。


ホイールと車体側の当たり面も重要です。ここが綺麗に当たっていないと折角のユニフォミティマッチングも効果が半減してしまいます。


固着防止にグリスアップして、RFV1次ピークを上死点にして装着します。


詳細数値です。ホイール精度、タイヤユニフォミティ共に良好です。


10年近く前のホイールでしたが、精度は良好でした。ロードスターにPS3は相性が良いと思いますので”人馬一体”感を体感出来ると思います。

オーナー様お買い上げありがとうございました。





2013年03月14日 イイね!

ポルシェ ケイマン 高速シミー

ポルシェ ケイマン 高速シミー今回もブログを見て高速シミー(高速域の微振動)でお悩みのオーナー様が来店されました。
症状は110km/h付近でのハンドルのブレで、重量バランスを取り直して良くなったがまだ多少残っている感じが有るとの事でした。フィーリング面でさらなる改善がご希望でした。
微振動は一度気になると我慢できなくなる場合が多いので何とか頑張って改善したいと思います。



車種はポルシェ ケイマンです。 ホイールは純正18インチ タイヤはミシュランパイロットスーパースポーツ(PSS)です。


ハンドル振れの原因を探るべく、ユニフォミティテスターGSP9700にセットして重量バランスの誤差とユニフォミティを測定します。


測定結果です。重量バランスを取り直したはずですが20~30g程度狂っています。


振動に一番関係するRFVですが30Nと50Nと悪くは有りません。通常の車両では100N以下で有れば問題ない場合が多いですが、高性能車の場合は80N以下でフロントタイヤの場合は40N以下が望ましいです。100N(ニュートン)で荷重された状態での振れが0.6mm程度となります。
この数値でシミーが出る車両は高性能車の証ですが、ユニフォミティの良いタイヤを装着しないと本来の性能が発揮できません。


タイヤがユニフォミティ的に大変優秀なPSSなのですが、組付けにコツが要りますのでユニフォミティマッチングを実施してRFV最小化を目指します。


ホイール単体にしてGSP9700にセットします。ホイール単体の重量バランス誤差は27gでした。この数字を覚えておいてください。バーデンがPSSを一押しする理由が分かります。


ホイールのビードシート部のランナウト(振れ)を測定します。 縦ブレは0.05mmと優秀です。
 

測定後一番凹んでいる部分(ローポイント)にマーキングします。


ユニフォミティを向上させる秘密のテクニックを使ってタイヤを組み込みます。


再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。組付けた状態でRFVが55Nと今一つです。タイヤ単体のRFVピーク部分とホイールのローポイントが180度ずれています。


この状態の重量バランスの狂いです。ホイール単体の場合の重量バランスの狂いとほとんど変わりません。タイヤを組んだことがある人は分かると思いますが驚異的な数値です。


タイヤのRFVピーク部分にマーキングします。緑のテープがタイヤの一番縦剛性が高い部分で青のテープがホイールの寸法的に一番凹んでいる部分となります。


一旦タイヤのビードを落として位相組換えをします。 組換え後再びビードを正確に篏合させる秘密のテクニックを使用して組付けます。


GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。55Nから15NとRFVが激減しています。数値としては走行状態の振れが0.33mmから0.09mmに改善した事に成ります。数値的には僅かですが真円度はかなり良くなっていますので官能評価が高い車両やドライバーは体感出来ると思います。


タイヤを180度組み替えた時の重量バランスです。ホイール単体時、1度目のタイヤ装着時と重量バランスはほとんど変化していません。この事からバランスウエイトの量とタイヤの剛性的真円度(RFV)には何の関係もない事が分かると思います。
良くバランスウエイトを最小化する事が最良だとおっしゃる方がいますが現在では時代遅れの考え方です。
 

RFVを最小化してから1g単位で重量バランスを取ります。 これは剛性的真円度は組み合わせでしか変えられませんが、重量バランスは後から取ることが可能な為です。当たり前ですが重量より真円度を優先させます。


ホイールの当たり面も汚れていると取付時に誤差が出ますのでクリーニングします。


マイブーム中のコパスリップでグリスアップします。


RFV1次ピークを上死点にして装着します。


今回はフロント2本のみの施工でした。


最初の状態からはRFVがほぼ半減しているのでシミーは無くなると思いますが、無くならない場合はタイヤ以外が原因と思われます。
 

ミシュランPSSは基本的にC3M製法で作られています。この製法は特に重量のバランスが非常に良いのです。今回の結果からもタイヤ単体の重量バランスがほぼゼロだと思われます。タイヤ単体の重量バランスが良いと高速ユニフォミティが良くなりますのでバーデンではPSSが一押しなのです。この当たりの理屈はスーパー長文になるのでまたの機会に書きたいと思います。

オーナー様シミーは改善したでしょうか?
今回は遠方よりご来店ありがとうございました。
2013年02月28日 イイね!

アウディA6(C6)ユニフォミティマッチング

アウディA6(C6)ユニフォミティマッチングアウディA6のタイヤ交換をしました。アウディはサスペンションが敏感なのか、シミーでお悩みの方が多く、少しのユニフォミティ不良で微振動が出てしまうのでタイヤ選びと組み付けには注意が必要です。






今回タイヤはオーナー様の持込みでユニフォミティマッチング指定でした。
タイヤはミシュランPS3 AO(アウディ認証)255/35R19です。 製造国はハンガリーで日本向けのようです。PSSと違いC3M製法ではないのでユニフォミティ的にバラつきが少し有る場合が多いPS3ですがAOの場合はどうでしょうか?
 

ホイールは純正19インチです。


4本タイヤを外してGSP9700にフランジプレートを使用してセットします。


ホイールのビードシート部の縦(RRO)と横(LRO)方向の振れを測定し一番凹んでいる部分(ローポイント)にマーキングします。


タイヤを組み込みます。ミシュランはビードを篏合させるのに少しコツが要ります。


再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


タイヤの一番縦剛性の高い所(RFV1次ピーク)にマーキングします。


一旦タイヤのビートを落としホイールとタイヤのマーキングを合わせます(位相組換え)


三度GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


組換え結果です。組付けで20Nと良好な数値になりました。20Nで荷重された状態の振れで僅か0.12mm程度の振れとなります。
ユニフォミティ(剛性的な真円度)を優先的に合わせてからホイールバランス(重量のバランス)を取ります。当たり前の事なのですが、重量のバランスは後から取れますが、真円度は組み合わせでしか変えられないからなのです。
この工程を4本繰り返して終了です。


LFV(コニシティ)は今一つですがRFVは良好です。


ホイールとハブの当たり面をクリーニングして、最近マイブームのコパスリップ(銅グリス)でグリスアップします。このグリスは最近のお気に入りです。
アウディ系のハブは変わった形状なので、社外品のホイールを装着されている方はハブリングを付けていてもうまく当たっていない場合が有るのでご注意ください。


RFV1次ピークを上死点にして装着して終了です。


詳細です。ホイール精度、タイヤユニフォミティ共に優秀です。全て50N以下で組付け出来ました。


今回はアライメント測定、調整も実施します。B-DYNAでサクッと調整します。


アライメントはタイヤが新品の時に調整するのが最適です。
 

布教活動?の効果か、最近ブログを見てユニフォミティマッチングの依頼が増えてきました。タイヤ持込みや、遠方の場合は送って頂いても対応していますので是非ご利用ください。本当はバーデンでタイヤも買っていただけると嬉しいです。PSSをお買い上げ頂いてユニフォミティマッチングの場合はユニフォミティ値も保証していますので安心です。

オーナー様ご利用ありがとうございました。
2013年02月17日 イイね!

タイヤ職人 VS ユニフォミティマッチング

タイヤ職人 VS ユニフォミティマッチングバーデンのブログを見て少し遠方よりお客様が来店されました。
地元のミシュランに強いタイヤ屋さんで職人さんがパイロットスーパースポーツ(PSS)に交換されたのですが、ユニフォミティマッチングに興味が有り、特に不具合は無いがさらなる向上のためにユニフォミティを測定して欲しいとのことです。
PSSを組ませたら世界一?と自称しているので、職人さんに負けないように?何とか頑張りたいと思います。


車両はジャガーXJです。 オーナー様は他にも輸入車を何台か所有されているのですが、タイヤによる振動問題(シミー)で悩まされる事が多いとの事でした。やはりタイヤは重要です。


ホイールは純正20インチ ミシュランPSS 265/35ZR20 275/35ZR20 です。


現状把握の為、ユニフォミティテスターGSP9700にセットしてユニフォミティとホイールバランス(重量)を測定します。


測定結果です。重量バランスは9~20g程度の狂いです。機械差も有りますので何とも言えませんが主に偶バランスの狂いなので問題ないレベルだと思います。センターコーンとフランジプレートの固定方法の違いかもしれません


RFVですが左リア以外は25N以下と素晴らしい数値です。経験と勘でこのレベルで組めるのは流石職人さんです。RFV 25Nとは荷重を掛けた状態(走行状態)でのタイヤの振れが僅か0.15mm程度の振れとなります。


オーナー様とお話しをして、左リアの1本だけをユニフォミティマッチングする事にしました。60Nは決して悪くは無いですが残りの3本が良すぎるので目立ってしまいます。
タイヤを外してホイールのビードシート部のランナウトを測定し、ローポイントにマーキングをします。


レバーレスタイヤチェンジャーにて組み込んでいきます。特にミシュランタイヤはリム組みにコツが要ります。秘密のテクニックを使って篏合させていきます。


再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


測定結果です。ホイールの精度は0.16mm以下と良好です。


タイヤのRFV1次ピークにマーキングします。


一旦タイヤを外してホイールのローポイントとタイヤのRFV1次ピークを合わせて位相組換えします。


三度GSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。


アッセンブリーのRFVが10Nに低減しました。 これで全てのタイヤが25N以下と素晴らしい結果となりました。毎回思いますがミシュランのC3M製法は本当にユニフォミティが良好です。早くダンロップさんにもNEO-T01製法を稼働させて左側通行用タイヤを作って頂きたいです。RFVを最小化してから重量バランスを取ります。


RFV1次ピークを上死点にして取付して規定トルクで締め付けます。


4本装着して終了です。


全国にはタイヤの組付けに拘っているお店や職人さんが沢山居られます。色々な技術を駆使してタイヤの真円度を追究していますが、大きく分けて3つの方法が有り、ユニフォミティマッチングはその内の一つですが、RFVを最小化する事を目的としています。RFVを測定するにはユニフォミティテスターを使用する事が唯一の方法となりますので残念ながら経験と勘では不可能な作業となります。

職人さんが組込みに使用した方法はランナウト(無負荷状態の振れ)最小化だと思います。この方法はバランサー上で回転させてタイヤの振れを見る方法で、出来るだけ綺麗に回転するように位相組換えします。場合によりタイヤを切削してランナウトを最小化します。この方法は悪くは無いのですが、ランナウトとRFVは完全な相関関係が無いのでランナウト最小化では限界が有るのです。
今回のタイヤホイールは無負荷状態では全て綺麗に回転していましたが、実際にはまだRFVを低減できる余地は残っていました。但しユニフォミティマシンが無くてもこのレベルで組込みが出来る事には職人の拘りを感じました。

今回も色々と勉強になりました。オーナー様ご利用ありがとうございました。


追記:ランナウト(RRO)とRFVの違いについて参考動画を追加しました。
無負荷状態では綺麗に回転しているのに、ローラーで荷重が掛かっている時はローラーがボコボコ動いているのが分かるでしょうか?
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