みんカラでの布教活動?が浸透してきて、他店でホイールバランスを実施したが、改善されないので見て欲しいというお客様が結構見えられます。再測定すると大きく狂っている場合が多くなぜそうなるのかを考えてみました。
一つは固定方法の違いです。通常は汎用のコーンを使用してホイールのセンターでバランス測定をします。(バーデンでも通常はこの方法です)
ユニフォミティマッチングや、精密バランスの場合は、ローテーパーコーンとフランジプレートを使用して、実際に車両に装着している状態を再現して測定します。
センターコーンとフランジプレートでは測定結果が結構違います。実験結果
もう一つは、機械の差(器差)です。測定原理や経年変化により値が変化してしまいます。
バーデンで使用しているハンター社製ホイールバランサーGSP9700ですが、簡単にキャリブレーション(較正)が可能です。(簡単にできるという事は良く狂うという事ですが。。。)
キャリブレーション用の較正ウエイトです。重さは118gです。
機械の指示に従いウエイトを装着します。
装着して回転させて数値を記憶させます。
測定結果を確認します。ぴったり118gになりました。
数値ですが、結構狂います。特に温度変化により大きく変わりますのでバーデンでは測定毎に確認しています。
通常バランスで使用しているバランサーは10年選手ですが殆ど狂いません。シンプルな物ほど狂い難いようです。
アライメントテスターも含め(こちらは較正料金が高いので年1回程度ですが)精密な測定器で有るほど狂いやすいので注意が必要だと改めて感じました。
最近ブログを見て、全国のメーカー様やディーラー様から振動問題(高速シミーやハンドルブレ)についての検査依頼が来るようになりました。
今回は、小売販売店を通じて、とあるメーカー様から依頼が有り原因追及する事になりました。はたして原因は分かるのでしょうか?
ホイールは21インチ3ピースです。前後でリムが違うサイズです。タイヤは新品のプレミアムコンフォートタイヤでした。
ホイール単体でホイールバランサーGSP9700にセットしてランナウトを測定します。
測定後、タイヤを組み込みます。
再びGSP9700にセットしてユニフォミティを測定します。
結果ですが、タイヤの交換をお勧めされてしまいました。。。
2次RFVが悪いとの事です。2次RFVが悪いというのは、簡単に言うとタイヤが楕円形に成っているという事です。プレミアムタイヤなのでもう少し頑張って頂きたいのですが。。。。。。。。
その他3本も1次RFVが100N以上でした。ホイールも3Pなので、精度はどうしても出にくいです。リア(③④)は何とか良くなりましたが、フロントがあまり良くありませんので振動は改善出来ないかもしれません。 一般的に3Pホイールの精度は、ランナウトの振れが0.5mm以内、重量バランスがリム端部で80g以下が基準値とされている場合が多いです。個人的にはラジアルランナウトは0.1mm以下が理想ですが組立ホイールでは難しいです。
測定結果より、今回の原因はフロントのタイヤユニフォミティが悪いことにより振動が発生していると思われます。データを添付して返送しました。
最近は、20インチ以上が当たり前になって来ていますが、振動問題で悩まれている方は多いです。個人的には、20インチ以上のユニフォミティの良いタイヤを作る技術が有るメーカーは限られてくるような気がします。。。。。
新東名高速道路が開通したらさらに振動問題で悩まれるオーナー様が増えそうな予感がします。
振動問題で悩んだらぜひバーデンまでご相談ください。
バーデンには今日も大量に検査依頼品が。。。。。

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