ランフラットタイヤの
交換をしました。
お客様の都合によりフロントのみの交換です。
タイヤ:国産ランフラットタイヤ
車両:ドイツ製セダン
ホイール:純正17インチ
某社タイヤメーカーの営業マンに聞いた所によると、ランフラットタイヤは製造が
難しく、生産された本数の半分以下しか製品にならない非常に歩留まりの悪い
商品だそうです。(かなり昔の話なので、現在はもっと良くなっているかも)
どこかで聞きましたが、タイヤは鯛焼の工業生産バージョンで、
品質を揃えるのが非常に難しい製品だそうです。
そんなランフラットタイヤの実力を測るためGSP9700にて
ロードフォースを測定しました。
1本目 ホイール単体のバランスも試しに測ってみました。
インナー27gなのでまあまあです。
ホイールの精度は可もなく不可もなく。。。
組み付けてロードフォースを測定します。
ロードフォース(RFV)は65N バランスはご覧の通りです。
うーむいまいちです。
タイヤ単体では40Nなのでユニフォミティ組み付け(位相組換え)を実施します。
うまくいきました。65Nから40Nにロードフォースが低減しました。
重量アンバランスも60gから36gに半減です。
2本目 ホイール単体はいまいちです。
ホイールの精度は可もなく不可もなく。。。
タイヤを組み込むと、ロードフォース(RFV)が125Nとだめだめです。
タイヤ単体では100Nなのでユニフォミティ組付け(位相合わせ)を実施します。
何とか基準値内になりました。ロードフォース125Nから75Nに
重量バランスは67gから35gに半減です。
フロントでしたのでラテラルフォース(LFV)も測定してみます。
右に流れる力が20Nといまいちでした。
やはりランフラットタイヤはサイドウォールを強化しているので、
ユニフォミティがいまいちのような感じがします。
アウトバーンで走行するには少し不安が残る結果となりました。
(但し測定上低速で負荷を掛けていますので実際はどうか分かりませんが。。。)
ランフラット装着車でどうもしっくり来ない方は、とりあえずユニフォミティ測定
(2,100円~/本バランス込)をお勧めします。
Posted at 2010/09/02 21:50:35 | |
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ユニフォミティマッチング | 日記