バシケンさんから
ユニフォミティマッチングのご依頼がありました。
タイヤホイールを新調されたのですが、シミーが出てしまいハブリング等色々と工夫されたのですが解決せず今回のご依頼となりました。
遠方のため、今回はタイヤホイールを発送いただき通販対応としました。 ホイールはSSR EXECUTOR CV04 20インチ タイヤはミシュランPS4Sです。
到着後、ユニフォミティテスターGSP9700にて現状のユニフォミティと重量バランスを測定します。
測定結果です。RFVが115から490Nと不良品の範囲を大幅に超える数値でした。車体振動の原因はRFV不良でした。
一番数値の悪いセットです。波形を見る限りRFV1次ピークがとびぬけて悪いです。
重量バランスは問題ないレベルです。
原因を追究するべくタイヤホイールをばらして計測していきます。
各部測定後、位相合わせを行いながら組付けます。ミシュランタイヤは組み込みにコツが要りますが、C3M製法で作られたPSSやPS4Sは特にビード部分の嵌合不良が多く普通に組むだけでは本来の性能を発揮できない場合が多いです。 バーデンでは企業秘密の嵌合方法を用いて正確にビードを嵌合させます。
RFVを最小化してから、重量のホイールバランスを1g単位で取ります。
1gのウエイトを使い、フランジプレートとハブフィットコーンを用いてバランス取りします。
最終的にRFVが20から60Nと初期から比べて50%から90%低減できました。
厳重に梱包して発送します。
詳細数値です。ホイールが3Pですのでラジアルの振れが0.44mmと多少多いですが良品範囲です。タイヤも流石C3M問題ない数値です。
今回の車体振動の原因は組み込み不良によるRFV不良でした。
大口径ミシュランタイヤの嵌合不良は本当に多くて、折角高価なタイヤを購入しても慣れない所で組み込むと本来の性能を発揮できないという残念な結果になることが有ります。
数値的にも問題ないので、あとはきちんと装着して慣らしをしていただければC3M特有の真円度を感じられると思います。
車体振動や、高速シミー等でお困りの方がおられましたら通販も対応しておりますので
お問い合わせください。
バシケンさんこの度はご利用ありがとうございました。
Posted at 2020/05/05 15:19:48 | |
トラックバック(0) |
ユニフォミティマッチング | 日記