![BURNING DESIRE -[魂] BURNING DESIRE -[魂]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/017/402/926/17402926/p1m.jpg?ct=62bb927c7ef8)
私は走った。
コルトで走った。
ひたすらに、峠を走った。
立ち込める霧の中、トラストマフラーの排気音を轟かせ、ひたすらに走った。
私は走った。
RVRで走った。
林道に踏み入り、
洗い越しの飛沫を跳ね上げ、林道を走った。
私は走った。
ランエボで走った。
電子デバイスの恩恵を最大限に活用し、
サーキットを、高速セクションのワインディングを、ヒルクライムを、全力で駆け抜けた。
私は踊った。
後輪駆動のランエボで踊った。
超一流の走り屋になるためにドリフトした。
ドリフトさせるために、ランエボのフロント駆動を切った、究極のダンシングラインを求めて踊った。
とまあ、
コレは、現実と理想と妄想が入り混じったものである。
それでも、私の魂は、走り屋だ。
走りを愛する走り屋だ。
峠をこよなく愛する、峠の走り屋だ。
だが、今の私の現状はどうだ?
走り屋失格だ。
峠に対する今の私の姿勢はどうか?
さしずめ、峠中毒だ。
いずれにせよ、
「走り」の項目は、この記事でひとまとまりする。
これ以降は、ステージ毎にカテゴリーわけしながら語ってゆくことになる。
「走り」には、このブログの「最初の方」という意味と、
各ステージ全般をみる上での「総論」という意味、
私の「走り屋魂の根源部」という意味とを、併せたつもりである。
で、あるならば、
ここで、各ステージごとの記事を読んでいただく上での注意点を書いておきたい。
まず、出だしの部分は、とりあえず、一定の現実性を担保したいと思っている。
時として、現実と理想と妄想が入り混じることがあり得る。
しかし、そのときはそうと、きちんと注記したいと思っている。
一方、
「さて、」以下の信憑性は、著しく低い。
勿論、ステージコースのインフォメーションについては、一切の創作なく、リアリティーを追求していく。
しかしながら、
(読んでいけばわかるし、わかるように書いていくつもりだが)
「さて、」以下に登場する人物の言動は、相当現実離れしていることも多々あるし、
実際問題として、「共同危険行為」に該当していることも珍しくない。
つまり、「さて、」以下の記述では、文字通り「走り」、場合によっては「究極の走り」が主軸に置かれるのであって、それを規制するものは、脇へと追いやられることとなる。
また、「さて、」以下の「私」の発言は、
「走り」に対して誠実なのであり、
一般社会的、治安的な観点からすると、相当の逸脱が見られる。
「さて、」以下の「私」は、ブログを書いている本人の感性とは、少し差異が生じる。
具体的には、上記のように、「走り」に対してひたすらに誠実なのであり、それは、場合によっては自らの生存の継続よりも、「走り」を重視する傾向もみられる。
つまり、「さて、」以下においては、「走り」は「生命以上の価値」を帯びているのである。
さて、
俺は走った。
R34スカイラインで走った。
免許を取って、環八へ行った。
近い未来に、誰よりも滑らかに首都高を走れるように。
私の免許取得を待つかのように、環八は全通した。
環八の全通と共に、俺のドライバーとしての歩みも、始まった。
そして、多摩湖道を廻った。
霧の立ち込めるワインディングが、数多の走りの伝説を見え隠れさせていた。
俺の魂は覚醒した。
峠の走り屋魂が、覚醒した。
俺は響かせた。
トラストマフラーのサウンドを。
そして、
青梅街道を西に。
青梅街道の走り屋として奥多摩での活動を開始した。
青梅街道の走り屋として俺は進化した。
宮が瀬、ヤビツ、箱根・・・様々なワインディングを、様々な峠を走るうち、
R34スカイラインに鈍重さを感じた俺は、峠にベストマッチなクルマを求めた。
それはマーチだった。
レブいっぱいまでブン回した。
そして俺は再び環状八号線に戻った。
シビックで走った。
EGシビックSirで走った。
環状族仕様のシビックで、環状を。
そしてブイテックの咆哮を、トンネル中に響かせた。
そして関東一の走り屋となるべく、
名機、ランエボを乗りこなし、再び峠へ。
299号を北西へ。
埼玉奥武蔵エリア・秩父エリアを攻略し、
さらには長野方面へと遠征の足を伸ばしていった。
そしてその範囲は、群馬エリアへと広がっていった。
さらにこの時期に、RB26エンジンとも出会った。
最強のエンジンだった。
俺も呪文を唱えた。
俺は関東一の走り屋、つまり日本一の走り屋となった。
そして、
第二東名を制し、
既にストリートの「伝統」となっていた高速湾岸線へ。
高速湾岸線の帝王を打倒し、これに成り代わるべく、
NOSを、
名機GT-Rを使いこなしていった。
そして、
俺は、
俺たちは、
新たなる戦いの地平を求めて、
古い因習や既成観念をぶっ壊すため、
「族」を結成し、
世界の主要高速道を制した。
そして、新たに、走りの伝統を形成していったのだ。
俺は進化してきた。
これからも俺は進化してゆくだろう。
「数の世界」を愛する者のひとりとして、
いつの日にか、「最速」の象徴となり、
さらにいつの日にか「悟りを開いた私」が「数の世界の象徴」となり、
そして結果的には、「私」と「数の神」との混同が生ずるまで。
そして俺は、走りたい。
今を、近未来を、速く!上手く!美しく!走りたい。
Posted at 2010/03/24 08:59:55 | |
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