2010年08月05日
「maneuver(マヌーバ)」は、航空機の機動、動き方のこと。主に固定翼機に対して用いられる。
戦闘機同士の接近戦(ドッグファイト)手法や、アクロバット飛行の演目解説を行なう際に用いる場合が多い。 ロケット等の宇宙開発関連分野でも用いられる。
本来、飛行機なるものは真っ直ぐ飛んでりゃいいのだ。
乗り物類はみんなそう。原則、まっすぐに。
それはクルマの走りにも当てはまる。
こんなセリフもある。
↓
「くっくっく。
クルマの本当の走らせ方も知らないで、クルマ好きもないもんだ。
(中略。)
クルマってのは前に走らせるものってコト覚えときな」
『オーバーレブ!』第1巻
そう、クルマってのは、前に走らせるものだ。
『オーバーレブ!』
でこう発言している当人も、
かなり真っ直ぐ走っていないし、
最終的には、ジムカーナの走者となる。
「ドリフト走法」は勿論、
「つづら折れの道」だって、
「ジムカーナ機動」だって、
みんな真っ直ぐ走っていない。
「クルマでの走り」の中で、本当に真っ直ぐ走ることを志すのは、「最高速トライアル」くらいなものなのではなかろうか?
このブログだってそうだ。
「クルマでの走り」を主軸において、「技研・伝説・魂」に関連すると私が感じたことを色々と書いているが、そのどれも、普通に、ありのままを捉えているとはいえない。
また、「マヌーバ」には、
作戦行動をとる; 演習する; (巧妙に)動かす; 策を弄(ろう)する.
という意もある。
このブログは、
私の脳内の出来事を主軸として、
現実世界の非日常的要素を、意図的にズラした観点から書き連ね、それを積み上げてゆくものだが、
まさにコレは、水平飛行体勢を意図的に崩していく姿勢である。
崩そう。
意図的に崩そう。
なるべく意図的に崩した姿勢から、
世間を見よう、
私をみよう、
他人をみよう、
そして、道をみよう。
・・・そして、
あわよくば、いずれ「安定姿勢」というものを知ろう。
昨年の今日から、このブログをスタートさせているのだが、
今日までに、このブログのスタイルは、かなり形成されてきたといってよい。
この種のネット書物において必要となる、「構造性」は、どうにか形成されたといってよい。
ブログの基本体系は、(口にするのも悔しいことだが)「パンデクテン・システム」に拠ることとした。
また、個々のカテゴリータイトルについては、「街道名」「地域名」に拠ることとしてきた。
これに関しては、「クルマの走り」・・・「マヌーバ」に主眼を置くのであれば、
その動線性・姿勢制御・挙動といったような、機動性・身体性を中心として分類をするべきであるのは、百も承知である。
しかしながらそれでは、「クルマでの走り」に興味が無い人に対しての共感性が、著しく低下する可能性が高い上、
時代変化を超越した普遍性を獲得することができないであろう。
そのため、「街道名」という、最も伝統的なわけ方をこのブログでも取り入れた。
少しでも街道を走ったりするとわかるが、
それぞれの道には、ペースがあり、リズムがある。
勿論、時間帯による変化はあれども、そうしたテンポの変化に左右されない固有のパターンがある。
それぞれの街道のブログ記事は、この固有パターンによっている。
しかも、これは、私の主観によって捉えられた固有パターンである。
また、ブログを形成していくと、自ずと、
私の主観によって捉えられた、それぞれの街道が持つ固有パターンと一致していくともいえる。
残念ながら、今の私は、この偶然調和性について、明確な説明ができない。
だから、
意図的に、崩してみるしかない。
意図的に、崩して書くしかない。
意図的に、崩して走るしかない。
つづら折の道をひたすら走るしかない。
ジムカーナ機動をやるしかない。
それを、走っているのというのか、這いずり回っているというのか?
それは今だわからない。
ただ、
ひとつだけいえること、
安定直線走行を意図的に崩して、変化機動させること・・・それは、「マヌーバ」。
Posted at 2010/08/05 23:36:22 | |
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走り(技研・伝説・魂) | 日記