猛走峠のブログ一覧

この記事は、神?について書いています。

私の中学・高校時代の同級生のＭ氏は、

「あなたは将来どうなっている？」という設問に対し、
「今もそうだが・・・神」と回答していた。

彼が、本当にそう思っていたかは疑問であるが、
たしかに、「俺は、神様だな」と言ったセリフは聞いた気がした。

私は、
「神様発言」を冗談だと思っていたが・・・、
後になって考えたら、
「いや・・・本気だろう」と。

今もあるが、
辞典で『ジーニアス』（←「天才」の意）というものがあって・・・、
私は、コレを所有するのが、恥ずかしくて、
そんな些細なことなのに、恥ずかしくて、
『ライトハウス』（←「灯台」の意）を使用していた。

次は英語の時間になって、『ライトハウス』を忘れたことに気づいた私は、
別のクラスのＭ氏に辞書を借りに行った。

（やっぱり）Ｍ氏は、『ジーニアス』を使っていた。

このまえ、夢に出てきて思い出した話。


「今もそうだが・・・神」


私は、こう言える人が、正直羨ましい。
私は、
「神といえば、常人では達成不可能な数字を、常人と同じやり方で叩き出す必要性がある」
とか、
すぐ、
そういう、
細かい条件を考えてしまうのだが・・・。


明治時代の男たちには、こういう口癖を持つものが多かったのだという。

「俺は神様だー！」

・・・笑。


いや、笑ってる場合じゃない。
このさい、「そんなの不敬罪だー」とかそういう時代性議論は省略する。

自信と尊厳、

何も恥ずかしがることなく、「俺たちは世界最強だ！」と言える状況を手に入れること、
それが目的であるなら、

軽い気持ちで戦いに臨める奴らは・・・正直、羨ましい。
実際には危険極まりないことだが、正直、羨ましい。

だから私は、
羞恥心を払拭するための根拠を構築したいものだ。

だがそれは、「根拠」というのは、
「常識」と限りなく密接な距離にある。

そして、この「常識」を積み上げた演算結果が、
「我々は奴隷にされる」
という解をだそうものなら、そのときは、どうしてくれよう？

もしそうなら、そのときは、常識の範囲外のゾーンへと思考回路を出してやる必要性があるのだが、
（日本の場合、「そこまで追い込まれている」と考えた方がいいかもしれない。平和状態にせよ、軍事力で奪われた場所にせよ、何一つ、願いが叶えられそうにない）


それには、私は、
羞恥心を払拭するための根拠を構築しなければならないのだが、
だがそれは、「根拠」というのは、「常識」と限りなく密接な距離にある、
という同道巡りの思考ルートとなってしまう。

だから・・・、
「今もそうだが・・・神」
私は、こう言える人が、正直羨ましい。
（明治時代の男は「俺は神様だー」系が多かったので、日本が急速に近代化した、という説もある）