
この記事は、
菅政権ネット規制強化 国民をもっと信用すべきと専門家指摘について書いています。
「(原発事故の収束に向けて、)現行法の範囲内で出来ることはすべてやるしかない。
その次は超法規的手段しかない。
国際法で、船の中に、直接放射性物質を入れてはいけない。
国会で先生方に動いてもらって、不可能を可能にするしかない。
by諸葛宗男(東京大学公共政策大学院特任教授)」
http://www.youtube.com/watch?v=90c8KrUzsJk&feature=related
つまるところ、
「(政府も国会も、)あらゆる法的努力をしてくれ!!」って話なのだが、
いわゆる「御用学者だー!!」などと言われている人が言うような「法的努力」さえなされていない。
「原発事故収束のための法的努力」はなに一切していない。
御用学者(だと言われる人)が唱えるようなものですらしていない!
(↑諸葛教授にはアレな言い方ですが・・・汗)
いわゆる「御用学者だー!!」などと言われている人が言うような「法的努力」さえなされていない。
それで「言論規制」(の法的努力?)とは何事か!!
こう書くと、
「いやいや、タンカーへの汚染水注入の必要はなくなったんだよ。メガフロート持ってきて注水するから」と、いう指摘が起こることだと思います。
たぶん・・・「メガフロート」(←タンカーでも、バージ(船)でもなく)ってのは・・・、
「脱法手段」だと思うのよ・・・。
「国際法で、船の中に、直接放射性物質を入れてはいけない」
↑
「船の定義・・・原動機付きで自走航行が可能な水上移動体」
⇒「メガフロートは船ではない。船舶としての登録もされてないでしょ?だから、汚染水注入しても問題なし」
↑
きっとこういう解釈論でやり過ごそうってわけで・・・。
・・・これは、
3.11より前に、「クルマとは何か?クルマの定義は?」とか書いて、そういうこと考えようとして保留にしていたから、気が付いたのだけれども・・・。
「メガフロートは船じゃありません。
原動機とか機関類はないでしょ。
スクリューないでしょ。
ホーバーとか、ジェットみたいのもないでしょ。
舵も付いてないでしょ。
船舶としての登録もされてないでしょ。
だから、汚染水注入しても問題ないっス 汗」
↑こういうことだと思う・・・汗。残念ながら。
(誠に残念ながら、この指摘は当たっている、と思う。「バージ(はしけ・艀)」の場合、「バージ船」と呼ばれるように、「船舶」である(海商法などの話にしょっちゅう出てくる)。タンカーでもない、バージでもない、メガフロート、と聞いた時点でピンときてしまって・・・。
実は、私だって日本人だから、この指摘は当たっていて欲しくないのだ。曲がりなりにも「日本政府」と称するものが、姑息なやり方で済まそう(法的努力は必要ない)、というのではあまりにみっともなくて・・・)
だが、勘違いしてほしくないのは、「メガフロート作戦」に反対しているわけではないし、その作戦の足引っ張る気もない。
メガフロート作戦は「やってくれ!」と思う(だが、1万トン程度では、早晩必ず一杯になってしまって、「追加」・・・「やっぱり10万トンタンカーくらいあればな・・・」ということになりかねないのだが・・・)。
この記事で私が言いたいことは、以下の点に尽きる。
現在、政府も国会も、「(原発収束に向けて、)不可能を可能にする」という「法的努力」はしていない!
していないのだ!
それが役に立つ・立たないは別問題として、
「(原発収束に向けて、)不可能を可能にする」という「法的努力」はしておいて、
「手駒を増やしておく」ことが大切だ。
しかし何だ!「(原発事故解決のための)そういう法的努力」は無しで、
「コンピュータ監視法案」⇒言論弾圧(?)
↑
こんな「法的努力」してる場合か!!!
(わかりやすい言い方をするなら、火事現場で火事・人命救助を放棄して、野次馬対策を全力でやっているようなものだ)
「国際法で、船の中に、直接放射性物質を入れてはいけない」
↑
「船の定義・・・原動機付きで自走航行が可能な水上移動体」
⇒「メガフロートは船ではない。船舶としての登録もされてないでしょ?だから、汚染水注入しても問題なし」
↑
・・・だいたい、これ↑だったら、「姑息」すぎるんだよ!!
国家権力だったら、
さっさと有事対応で必要な法手続きを踏む、
法的努力する、
国際法では禁止だけれども、今回は究極の違法性阻却事由が発生しているので、禁止事項も解禁とする特例法を設置します(これは著しい海洋汚染を防ぐためです!!)、と国連などにも通知する、
そうでしょう。
「姑息」すぎる!!
こんなことだから、
↓
従来の法規制:「原子力事故や放射線などで、日本人一般を被爆させていいのは、年間1ミリシーベルトまでです(100人に一人が発癌?)」
↓
「日本人一般を被爆させていいのは、年間上限量を20ミリシーベルトまで引き上げます(科学的指標では5人に1人が発癌するが・・・我慢しろ!)
↑
おいおい・・・。
国家権力だったら、さっさと有事対応で必要な手続きを踏む、
迅速に避難・疎開させて、被爆させないように守る!!
・・・すべての姑息な対応に対して思う。
「こんなもの、本当に“国家権力”といえるのか?」
(ちなみに、動画で、コメンテーターが最後の方に、「先生方、三人とも廃炉ということで一致ですね?」と訊いているのは、アレは余計。当たり前。「いまさら聞くなよ(「海水入れちゃいましたからね」「使えないです」「それより土壌汚染(←台本見て、ハイ次行って、という意味だろうが)」)」というカンジで半ばシカトされていたが)