2011年11月10日
HR32ウォーターポンププーリー交換
お疲れ様です(笑)
今日は午後一番で、早々に仕事も終わり、HR32のウォーターポンププーリーを交換を頼まれお手伝いにきています(笑)
この車、純正ラジエターが1層なんですが、
カロリーアップと言う事で社外銅2層の物に以前交換しました。
それにより冷却水の水温は確実に冷えていましたが、キャビテーション…→気泡…は依然として多めな状態が続いていました。
キャビテーションも繰り返していると冷えるラジエターを組み付けても最後はオーバーヒートしやすい状態陥って行きます。
つまり、キャビテーションはウォーターポンプの羽根が冷却水を必要以上に掻き回してしまうために気泡が起きてラジエターの上部やヘッド内部に溜まって行く現象なので、プーリーの外径を大きくして、必要以上に冷却水を掻き回わさない様にする事でキャビテーションを減らそうと言うものです。
物理的に考えれば、キャビテーションを消しきるにはスワールポットなる社外品を冷却機能の一部に投入するしか完全解決方法がありません。
そこまではオーナーも予算が回らないと言うので、簡単な対策をするなら、SPACの0.9キロか1.1キロのプッシュボタン付きのラジエターキャップに交換してその都度エアー抜きをすれば良いのですが、オーナーはラジエターキャップを交換しながらプーリーも交換したいと言う話になりました。
なので、オーナーには社外ラジエターキャップと純正品を用意してもらいました。
上記で触れたプッシュボタン付きラジエターキャップ1.1キロの物、純正品はRB26純正ウォーターポンププーリーとプーリーの外径が大きくなるのでベルトも26の純正へ交換します。
この3点で対策をして行きます。
このRB26純正ウォーターポンププーリーはRB20と25の純正品よりも外径が大きいので、ポンプ本体の回転数を落とします。
回転が落ちると言う事はキャビテーションの発生量を落とすだけでなく、冷却水自体の循環速度を落とす事も同時に出来るので、ラジエター内部に冷却水を溜められる様になってくるのでラジエター本体のギャパを最大限に使い切った冷却が出来るので、キャビテーション発生とオーバーヒート対策を一気に進められると言う訳です。
常にオーバーヒート気味の車に向いた改善策と言えます。
この手入れ…、実に洒落っ気もなく非常に地味…。
本当にやって効果あんのかよ?と思う様な手入れですが、現に自分の車にやりましたが、オーバーヒートは一切していない状態で、水温も全体的に下がって、キャビテーション発生量も落ちました。
何もしないよりは効果ありかと思います。
またその逆も出来て、RB26等で季節を問わず、常にオーバークールの場合はRB20や25のウォーターポンププーリーに付け替えると水温が上昇しますから、場合によってはオーバークールを解消出来るかも知れません。
ただし、必要以上に冷却水を掻き回す結果を引き起こしますますから、エアー抜きは頻繁にやる羽目になります(笑)
話がそれましたね…。プーリーを交換後実走しましたが、純正の水温計の針の位置が変わる位に冷えました。
走行を数分してもらい、エアーを抜きましたが、明らかにエアーを抜いた時の気泡の量も減っています。
効果は確実にあった様です(笑)
今回社外水温計が無かった事が残念でなりませんが、もし取り付いていたらそれなりに水温数値に変化が表れたと思います(笑)
後日、水温計を取り付けて確認してみたいと思います。
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Posted at
2011/11/10 20:12:58
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