2012年04月05日
今日もほんのりオタクに行きましょう(笑)
さて昨日、あれだけ大風大雨の中、地元の陸運支局…または陸事、または運輸局…に行って参りました(笑)
理由は…初めてのユーザーでの中古新規登録と、車両検査を受ける為です(笑)
バイクもちゃんと仕上がっている…はず、検査予約もバッチリ(笑)
何の間違いも無ければ検査には合格するはずだ…そう思いながらまずは予備車検屋に立ち寄り、ヘッドライトの光軸の調整を機械でしてもらい、その後で陸事へ向かいます。
そして窓口へ行き、開口一番に…↓↓↓↓
引き続き会話をお楽しみ下さい。
出演、ワタス、窓口の担当者(担)、暇そうな検査員(暇検)
私→ユーザーで二輪の中古新規登録と、車両検査を受けたいんですが…。
担→え?、二輪の中古新規登録と検査ですか?。
私→はい、今日の予約をしてあるんですが。
担→継続じゃなくて?。
私→中古新規登録と検査です。
担→今、検査員呼びますから待って下さい。
私→まだ書類の記入を済せてないので、申請用紙を頂けますか?。
担当者→パウチの通りに記入して、印紙とOCRシートを購入して記入してから窓口にもう一度来て下さい。
私→既に記入方法が解りません…。
担→ですから、パウチの記入例に従って…あ…、これは継続検査のパウチですね…。
私→…。
暇検→お兄ちゃん、バイクの中古新規登録と検査かい?。
私→はい。
暇検→お兄ちゃん悪りぃね、こっちが中古新規登録のパウチだから、面倒臭ぇけど、書いて出してくれやね(笑)
私→はい~。
暇検→書き方解るけ?。
私→なんとか…。
暇検→しかし珍しいなぁ、ユーザーさんで中古新規登録と検査を受けに来るなんてよ(笑)
私→そうっすかぁ?
暇検→まぁ、普通に中古新規登録は業者にやらせるってのが多いからよぉ(笑)まぁ、もっとも手順さえ覚えちまえば自分でやれる事だし、俺みたいに暇な検査員を捕まえちまえば検査ラインの中まで付き添いするから大抵の人は出来るけどよ(笑)
私→そうなんた(笑)自分、今日初めてユーザーで来たんで、何とも言えないんすけどね(笑)しっかし書類記入欄が多いですね…これでいいですか?。
暇検→記入漏れはねぇから大事だんべ(笑)
んじゃ、時間だから検査ラインさ行くべ(笑)構内はノーヘルで構わないからライン入り口まで乗ってきて(笑)
私→あの~雨が…。
暇検→ヘルメット被って来たのがいいな(笑)
検査ラインにて…。
暇検→灯火類のテストはオッケーね、スピード、ブレーキ、ホーン、光軸…うん、全項目大丈夫だね、タイヤは検査後に交換してね。
んじゃ、ナンバー交付受けてお終いだね。
私→ありがとうございました。
再び窓口へ。
担→こちらが新しい車検証になります、住所記載に間違いが無ければナンバー交付になります。
担→新しいナンバーですね…、これからこんな大風、大雨ん中帰るの?。
私→はい。
担→気をつけろやなぁ、視界悪りぃからよ。あ、あとタイヤは速めに交換してね(笑)溝はあるけどゴムがひび割れているからね。
私→はい、ありがとうございます。
そんなこんなで陸事を出ました。
実際に言いますと、登録と車両検査を受ける為の申請用紙へ必要事項を記入して各窓口へ出すんですが、混み合わなければ20分も掛からずに申請はすぐに終わります。
後は、車両検査ラインへ入って検査員から言われた通りに機械操作をすれば車両検査も10分掛かりません。
しかし、車両年式によってはその各検査基準に適合しない部品が付いていたり、車両に自体に不備があるとそこであれこれと指摘を受けたり、検査員同士で話し込まれたりして時間が掛かります。
業者さんだと、ユーザーからの委任を受け、代理人として車検整備をしっかり施した上で検査に来ていて、技術面、知識面、専門用語を全て解っている商売人ですから、検査員もちょっとした事にも問答無用でNGを出すし、業者と喧嘩になってもダメ出しも強烈に言う様です。
その点では検査員も業者に求める厳しい内容を、ユーザーは技術面や知識面、専門用語には乏しいと判断しますから、NGやダメ出しをすると言うよりは、検査後にこの部分を修繕、整備を受けてくださいと言う感じの丁寧な説明と指導をすると言った感じです。
もちろん、最初から検査項目に引っかかる状態…灯火類が点かない、タイヤパンクとかではハッキリダメ出しされてしまいますからその場合は部品交換をするしかありません。
あくまでも検査基準はギリギリ満たしているけど、部品交換や調整をするかしないかの微妙に整備、修繕が必要な状態を指摘され、説明、指導を受けると言う事です。
現に、私は前後のタイヤにほんの少しのひび割れが入っている事を指摘されました。
タイヤ自体の溝はあるがゴムが古くなり割れて来ると、走行中に破裂する可能性があるから、タイヤとしては交換時期と言う様な内容を丁寧に説明され、検査後に交換して下さいと言われる感じでした。
そこは検査を受けている場所が場所だけに検査員の言葉が妙に納得できる感じです。
決して検査員は無理難題は言いませんし言い方も甘いですが、言われている事は結構厳しいです。
検査員は私がラインを出る時に言いました。
業者はプロなんだから、持ち込み車両に不備があればダメ出しを言われて当たり前なんだ、お客さんの安全を保証する立場にあるんだから。
しかしユーザーさんが検査に持って来る時は、車両の不備に対しての適切な説明、適切な指導をして、修繕や整備をしてもらってユーザーさんに安全に対する意識と知識を理解してもらった上で車両を扱ってもらえる様にする事も、また検査員の勤めだと。
うるさい事かも知れないけど、安全を心掛ける為に何でも良いでは困る、安全を意識して安全を心掛ける為のルールがあって、検査がある、それを見極めてまた運行許可を出すのが我々検査員の仕事だし、陸事の役割だからと言ってました。
普段なら業者に任せて終わりなお話しですが、今回はユーザーで車両検査と登録に来た事は貴重な体験だったと思います。

Posted at 2012/04/05 02:03:54 | |
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