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~れぶ~のブログ一覧

2012年09月07日 イイね!

久しぶりな更新

みなさまお久しぶりでございます。
相変わらず…れぶは北関東の片隅でひっそりと暮らしております。
そして今日のお題は…、昨日の出来事なんです。

昨日、自宅の仕事に使う機械を修理にショップへ行った先での出来事です。

顔馴染みのお客さんが新規のお客さんを連れてきていました。

車は前期34スカイラインでした。

パッと見は大体の部品は組み込み済みの様でしたが、なんでもこれからブーストアップをしたいのだとかなんとか…。

そのお客さんが口に出す言葉はどこで聞いてきたのか非常に興味がありますが、RB26インテーク廻りに34前期タービンで目指せ400馬力…。

どうもガセネタを吹き込まれた様で、ショップのチューナー、顔馴染みのお客さん、私も含めて三人並んでちびまる子ちゃんばりの顔真っ青、縦線全開でした。
以前に事故で全損にした私の33もブーストアップまではしましたが、タービンが壊れる事を解っていて、ブロー寸前ギリギリまで頑張って1.1キロを掛けて280馬力周辺をなんとかマークした感じでした。

(しかし33中期~34前期の車両は個体差にもよりますがフルノーマル平均で220~230馬力をマークしている車が多いですから、ブーストアップで280馬力は非常に大健闘です。しかし数ヶ月で見事にブロー、ノーマルタービンの許容範囲を確実に超えている状態で駆使した結果です)。

34のお客さんはノーマルタービンで400馬力を出せると完全に信じ込んでいるので話が進みません。

ショップのチューナーも…、ノーマルタービンはあくまでもフルノーマル状態の車を街中を軽やかに走らせる為の工夫をしているタービンで、スポーツタービンの様に大出力を出す事が目的で装着された物ではないから、ノーマルタービンで無理なパワーアップさせようと考えると長持ちしないし、部品交換代や無駄な工賃ばかりがかさむよとお客さんに一言。

確かにチューナーの言っている事は間違いではありません。

RB20、25、26STD、SR20、CA18、VG30に関してはエンジンの能力に対してタービンを小さめにする事でピークパワーよりも中速序盤にピークトルクを持ってくる様なノーマル特性になっている事がほとんどで、高いブースト域でタービンを活かせる羽根の材質を兼ね備えているスポーツタービンとは考えられてないです。
ECR33前期やER34後期等のノーマルタービン、または同品番系のタービンを使うRB搭載車両はブーストアップ時の対ブローには多少耐久性はあるものの、それでもスポーツタービンと比べるのは酷な条件です。

むしろ、ノーマルタービンにどこまでの性能を求めていて、ノーマルタービンとスポーツタービンの区切りはどこよ?と聞きたくなります。

R32~33GT-RのSTD、Z32ターボはCA18DETのノーマルタービンとほぼ同じ大きさの物が2つ搭載されてツインターボとされていますから、それらを1.1キロ程度までブーストアップして380~390馬力周辺が平均的て、400馬力弱出たら大健闘と言う所でしょうか。

しかし常にブローと言う恐怖感とのせめぎ合いになる事は言うまでもありません。
確かにノーマルタービンのブーストアップは全体的なトルク配分が盛り上がりますから非常に乗りやすいです。

ちなみにU12ブルーバードSSS-R、RNN14パルサーGTi-R、S14~15シルビア、R31GTS-R、R32~34N1、NISMO仕様は対出力向上を視野に入れたスポーツタービンレベルの物をノーマルタービンとして採用、組まれているので性能としては別物です。

話がそれましたね。
実際過去にノーマルタービンで過度のブーストアップをした車を沢山観てきましたが、結果としてはやはり長持ちしている車はほとんどありません。

ただ、勘違いしないて頂きたいのはノーマルタービンの能力は低い…と言う事ではないのです。

使用される条件や用途や目的が根本的に違う…と言う事です。

確かにノーマルタービンもスポーツタービンも羽根の材質や味付けを除いては製法は同じですから、ノーマルタービンでもブースト圧を高く設定すれば間違いなく多少なり出力、トルクは向上するでしょう。

しかしノーマルタービンは羽根の材質や味付け、さらに難しく言うなら各部のクリアランス、背圧までもがスポーツタービンの様な高出力、高トルクを稼ぎ出す仕様や条件、特性にはなっていない為にスポーツタービン並みのブーストを掛けてしまうとある一定のブースト域からブロー率がいきなり高くなる言う事です。

よく、ノーマルタービンがブローすると羽根が付け根からむしれてそっくり無くなると言いますが、それは排気圧力によって羽根が削られてバランスを失って壁に当たったりして欠けてしまい、そこから軸ズレを起こして最終的に羽根が付け根から吹き飛んでしまうそうです。

スポーツタービンはそれらを全て視野に入れた材質、等を使う為に安定した出力、トルクを持続させられる…と言う事なのでしょう。

それをチューナーから説明を受けたお客さんは最初はへこんでいましたが、最終的にはノーマルタービン改加工品の380RS系、または450RSをチョイスする方向性になる様です。

また速そうな車が出来そうです。
Posted at 2012/09/07 00:18:39 | コメント(3) | トラックバック(0) | モブログ

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