ストックエンジン コンロッドベアリング/キャップ組付け
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
さて、シリンダーブロックのライナーにピストンは挿入できたんで、お次はコンロッドのキャップを本締めしていきます。
と言う事で、お久しぶりでございますクランクシャフトさん♪♪元気にされてたようでサビも発生しておらずひと安心。
まずは、ジャーナル部にプラスチゲージのカスが残ってたりするといけないんで、各ジャーナルをようく点検、除去して、サラッとピカールで磨いておきました。
では、最終洗浄していきますかね。
2
また、メタルクリーンαに漬け置きするのですが、その前に洗浄剤をなるべく汚さぬよう、一度洗剤ぶっかけて高圧スチーム洗浄してっと。
3
んで、メタルクリーンαに漬け置き。前回シリンダーブロックを漬け置きした際に使ったのを再使用です。
投げ込みヒーター入れて6時間ほど漬け置きします。
4
っで、再度高圧スチーム洗浄して、エアブローで水分飛ばして、ヒートガンで炙って湿気を飛ばして、クランクシャフト洗浄OK!!
綺麗になりましたね♪♪
そう言えば、クランクシャフトは、錆びても嫌なんで、まだ一度も洗浄してませんでした。
5
んで、錆びがこないうちに、ペースト塗って錆び防止、シリンダーブロックに組付け準備します。
因みに、組み上げ後当分は放置になるんで、こちらも全体的にペーストを塗っておきました。
6
んで、クランクシャフトの準備が整ったんで、お次はシリンダーブロック側の準備。
まずはシリンダーブロックひっくり返して、クランクシャフトメインメタル(アッパー側)をセットしていきます。
因みに、ピストンリングの張力が結構効いてるんでライナーから抜け落ちる事はなさそうですが、念の為段ボール箱でピストンが落ちないように対策しときます。朝活での作業時間の都合で一気に組めませんからね。
7
ってな訳で、こちらもお久しぶりでございます、KINGブラックメタルちゃん♪♪
少しオイルクリアランス広めですが、どうにかスタンダードのモノより0.025mmアンダーサイズでクリアランス確保できそうなんで、この0.025mmアンダーサイズを組み付けていきます。
8
では、メタル接合面のチリ、ゴミがない事を確認しながら完全脱脂していきます。
9
しつこいくらいに脱脂、指でチリを削いで、ヒートガンで炙って湿気飛ばします。
10
メタル側ももちろん、しつこいくらいに脱脂して、チリ/ゴミを除去。
0.025アンダーで間違いない事を確認したら、組んでいきましょう。
11
位置合わせのツメを合わせて無理にメタルを曲げないように慎重にハメてしっかりとシリンダーブロック側におさえつけてセットします。ヨシッ!!
12
と、そんな感じでメインメタル5箇所、セット完了!!
13
続いて、ピストン挿入時にメタル脱落を防ぐ為に、コンロッドキャップを組んだ状態でシリンダーライナーにピストンを入れましたので、ひとまずコンロッドキャップを回収です。
14
んで、再度各メタル、キャップ接合面などのチリゴミを完全除去します。因みに、スラストメタルが組まれる箇所も完全脱脂にチリゴミ除去です。
15
んで、各メタルにペースト塗ります。
16
っで、クランクシャフト載っける前に忘れてはいけないのが、スラストメタルのセットですね。
今回、元のスラストメタル再使用でも問題ない感じでしたし、純正新品もまだメーカー在庫あったんで、どれでいこうか?悩みましたが、ちょいと悪い噂を耳にしたんで、KINGメタルセットをアメリカより輸入した際に付属してきた、ACL強化スラストメタルを使う事にします。
と言うのも、H22A用としては聞いた事ありませんが、KシリーズやFシリーズ用で純正スラストメタルのブローが結構頻発してるとの事で、チューニング屋さんでは、純正スラストメタル使うのを敬遠してるのだとか??
と言う事で、もう今回はACL強化スラストメタルを試してみる事にします。因みに、クランクシャフトの嵌合を取った際に一度このACLスラストメタルを組んで、クランク軸前後方向の遊び量確認済みです。
17
ってな訳で、ACLスラストメタルを入念に洗浄、脱脂してシリンダーブロックにセット。縦溝がある方が外側です。
18
んで、こちらにもペーストを塗布。
ではでは、クランクシャフトをシリンダーブロックに載っけましょう!!
19
っで、スラストメタル脱落、コンロッドのボルト、各メタルとジャーナルの配置に注意しながら、慎重に慎重に一番シリンダー圧縮上死点の位置でクランクシャフトをメタルの上に載っけます。
何度やっても神経使います。。。
20
んで、2番3番ピストンを下から押し上げてクランクのジャーナルにドッキング!!
21
んで、コンロッドキャップのメタルにペースト塗ってっと。キャップ側面のスラスト部にも少量塗っておきます。
22
んで、各場所、キャップの向きを間違えないように注意してコンロッドにセット。
コンロッドとキャップ側面に嵌合の刻印がありますので、文字が合ってることを確認して組付けです。
23
んで、コンロッドキャップのナット締め付けトルクの確認です。4.7kg・mですね。
24
っで、+1kg・mづつ何度かに分けて締め付け。
25
んで、同じようにして、ちょいと奥の方でやり難いですが、1番と4番もコンロッドキャップ組付け完了です。
あとは、クランクキャップとキャップブリッジ載っけてクランク締め付けですね。慎重に進めていきましょう。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク