ロールスロイスから煙

あれはまだ9上旬の残暑の頃、SSⅡで奈良まで快適にドライブし、家に帰り着いたときに、フロントの方でなにやら煙のようなものが運転席から見えた気がしたのでした。夜10時を回っていたし、車を車庫に入れエンジンを停めて外に出たときは何ともなかったので「気のせいか。」と判断して、いつものようにトランクのキルスイッチを切って家に上がりました。
翌週、東大阪の今田さんのところにサブタンク交換などをしてもらうために運転して行ったのですが、あれだけ良く効いていたエアコンが全く効かない。ついでにコンプレッサーとかも見て下さいと頼んで置いて還りました。翌日今田さんから電話があり、「エンジンルームのハーネスが焦げてます。」とのこと。今田さんはコンプレッサーの内部でショ－トしたと推定して、コンプレッサーを外そうとしてびっくり。写真の矢印①のナットが外れて、矢印②の部分で配線の被覆を突き破った状態でコンプレッサーの一部とショートしており、過剰な電流が流れて、一部ヒューズは飛んでいたが、ヒューズとつながっていない線もあってそれが発熱してハーネスの束が焦げていたそうです。今田さんもこんなケースは初めて見たとのことでした。
結局エンジンルーム内のハーネスをバラして交換するという大作業になりました。コンプレッサーは結局無事でした。エアコンのガスも補充して今回合計17万円でした。
暇があればネジというネジ、ナットというナットを締める癖があれば、今回のトラブルは防げたかもしれません。