橘屋円蔵のブログ一覧

どうも円蔵です
婚欲より混浴

円蔵です・・・









最近めっきりバイク事情に疎くなったのですが、ミドルクラスがシングル・ツイン化されるのが流行りだそうで
２５０のＣＢＲとニンジャがシングルとなり
ＣＢＲの４００までもがツインになってるのですね

元シングル乗りには聞き逃せない話でして・・・


愛車紹介にも載せていますが、チョットＧＯＯＳＥ３５０の話しでも



スズキＧＯＯＳＥ２５０/３５０とはパイプフレームに高回転型ＥＧを搭載したスポーツシングルでして
萩原直起というヒトがデザインしたのです
デビュー当初
ジレラに似ているな～
と思っていたのですが、そのハズ！
ジレラ・サトゥルノは萩原直起の作品だったのだ！！

萩原氏曰くジレラで遣り残したコトをＧＯＯＳＥで完成させた・・・とのコトらしい
そして何故スズキとタッグを組んだのか？
それはポップが関係していたらしい
日本でレースに参加していた時、ポップ吉村氏が萩原氏のバイクの近くに来て音を聞き、「これは何処で組んだの？」「自分で組みました」
するとポップ吉村氏が、スズキと萩原氏の仲立ちをしたのだという

さてサトゥルノとＧＯＯＳＥの違いだが
サトゥルノはマン島ＴＴレースを念頭に置いて製作された・・・クラッシックを最新技術で武装
対してＧＯＯＳＥは筑波をイメージしたそうで、最新技術・理論をクラッシックなスタイルでまとめた
筑波のイメージなのにマン島をイメージしたネーミングなのが面白い

乗り方のアプローチだが
サトゥルノはＦＲ
グースはミッドシップなイメージだという
後輪荷重のサトゥルノは、フロントからすべることはまずない
リアがすべる
カーブでの立ち上がり時に後輪が空転したり滑ったりするのは後輪への荷重不足だそうだ
サトゥルノの実力を知るライダーのリアタイアは溶けている、いや、溶けていないならサトゥルノの実力を出し切っていないのだ、と萩原氏は語る

対してグースは限界が非常に高い
そのかわり、滑り始めは前後とも同時だという
感覚的には前輪が滑り出したような感じになるという
ミッドシップ車と同じく、滑り出すと
立て直すのは難しいとのこと・・・

確かに前輪から滑っていた気がするがバイアスを履かせていたせいかコントロールはし易かったような記憶が(;^_^A



当時のシングルといえばＳＲやＧＢなどのカフェ・レーサースタイル
なのでＧＯＯＳＥのスタイリングと走りの性能は異質でマニア向けにニッチなバイクだった
だがＧＯＯＳＥの生産中止から１４年・・・スポーツシングル/ツインの時代がやってきた！
てことはＧＯＯＳＥはデビューするのが早すぎた？(￣Д￣）

ＧＯＯＳＥは３５０ｃｃにシングルＥＧで３３ｐｓ
ＣＢＲ４００はツインで３４ｐｓ
車両重量 186kgのグースに対してＣＢＲは１９０ｋｇ
数字で見る限りほぼ互角

あの当時に１＆２のブームが来ていたらライバルマシンだらけで
もっと楽しかったんだろうな～