エクストレイルからフォレスターに乗り換えました。3代目(SH系)スバル・フォレスターのAT車、当然ながら四駆。そして困ったことに(笑)ターボであります。2010年(平成22年)9月製造なので12年落ち。走行73200km。マイナーチェンジ直前で、B型ってやつなのかな?
もちろんNCロードスターとは別の普段乗り用、そして林道ドライブ用です。
先日、エクストレイルのエアコンがぶっ壊れまして。冷風がまったく出ません。修理代は7万円~11万円程度と見積もられました。他にもあちこちガタが来てまして、もともと来年2月の車検までに乗り換えを検討していたのですが、想定外のタイミングとなってしまいました。
急遽、某クルマ屋さんにオークションをまさぐってもらうことに。車種はいろいろ候補はあったのですけどやはり本命はフォレスターかなと。本当はもうちょい新しめで4代目(SJ系)にしたかったのですが予算オーバー気味。なんせロードスターに恐ろしいほどお金を巻き上げられているので…。このフォレスターはコミコミ73万円くらいになりました。ふつうにNAで十分でしょ、というつもりだったのに、これどう? こっちはどう? とか聞かれるたびに…w
やっぱターボって夢がありますよね! そうだよオッサンは夢がほしいんだよ…面白きこともなき世を面白く過ごしたいんよ…
さっそく撮影会。名古屋港周辺のクルマ撮影スポットはトリトン下だけではないですぞ。でも陽射しがきついと雰囲気的に似合わない感じ。
乗ってみて感じたのは…。まず初代(T30系)エクストレイルよりうんと剛性感と静粛性が向上。乗り心地もずっと上。エクストレイルの新車発売年次は2000年11月、このフォレスターは2007年12月。この時期の7年差はデカいということなのでしょうか。エクストレイルより前に乗ってたデュアリスは2007年5月で、やはりこのフォレスター同等だったように思います(いやむしろ上回ってたか)。すると最新鋭の2022年の自動車は、もっと先へ行ってるんですかねえ。
今までに買ったクルマでいちばん重く、1530kg。車検証によると前軸重870㎏なので後ろは660kg。57:43くらい。しかしそれらの数値以上に重くズシリと感じます。重厚、というかはっきり言うと鈍重、もっさり。やたら重いパワステ(これがスバル味らしい)と動きの穏やかなレスポンス、過敏さのないアクセルがそう感じさせるのでしょうか。ただし余計なフラツキ感とかは無く、ロールやピッチがぐらっと来ることもありません。動き出しは鈍くとも動きすぎることはなく、しっかり抑えられています。
乗り出して最初のうちは、常に微妙にユラユラしてる気がしていたのですが、慣れて分からなくなってしまいました。
エクストレイルは意外と鼻先がスッと入ったんですよね。とは言え、あの過敏なアクセル、ぜんぜん利かないエンブレとやっとお別れできたのは正直嬉しい。そこらへんフォレスターは全てが自然で違和感無く操作できます。
まあ、エンジンスタートボタンのクルマがほぼ初めてなので、アクセサリやONの位置にするにはどうすりゃいいんだとか、ドアのキーの開閉とか、そういう操作には戸惑いましたw
あとクルーズコントロールも初体験でしたが…もしかして110㎞/hくらいまでしかセット出来んのですか?
シートは大きくて程よい硬さでなかなかよろしい。運転席パワーシートは便利なのやらどうやら。シートバック倒すのも起こすのも遅くてかったるくてなりません。
最新のクルマのような衝突防止装置とかは全く付いておりません。
ATは4速で、この時期のクルマとしては他メーカーに遅れを取っていました。でも乗ってみると何の問題も感じませんね。もっと多段化されていれば高速道路での燃費が向上したりするのかなあ。
SI-DRIVEなるモード切替があります。スイッチ操作で燃費優先にしたりスポーツモードにしたりできます。
いちばん燃費優先のIモードだと加速は非常に苦しいと言わざるを得ません。でもこれハイオクなんだよなあ…今めちゃくちゃガソリン高いしなあ…通勤はこれでいくべきだよなあ…。
Iモードの上にSモードがあり、その上のS#モードを選んで直線で全開にしてみると…ちょっとびっくりするくらい猛烈な加速が! 230馬力は伊達じゃなかったですわ。2リッターターボでも280馬力とかじゃないからそんなでもないやろと思ってたら結構なものでした。我が2.3L化NCロドスタと勝負したらどっちやろなあ…さすがにNCかな?
そしてさっそく山に入ってシバいてみました。やはりフォレスターなる名前を戴くからには森に入らないとですよね。せっかく納車前に磨いてもらったのに。
驚いたのは未舗装路における乗り心地の良さ。これまたエクストレイルとは雲泥の差。落石を少々踏んでもあまり衝撃が来ないので、かえってケアを怠りパンクに繋がりかねないような予感も。意識していかないと。
この余裕のアプローチアングル。これがどうしても必要なのです。これさえちゃんとしてれば他に選べる車種もいろいろ出てくるのですがねえ。
さんざん山に森に平原に乗り回してやりました。
そしてお次は、いつもの峠道でオンロードのワインディングを試してみました。
S#モードに入れて、ターボパワーでぐいぐい登ります。えらい勢いでいきます。しかしコーナーは当然苦手。これで本当に止まれるのかという恐怖。そして少しでも強めにブレーキ残してコーナーに入るとまっすぐ行きそうな気配。完全に減速を済ませてからハンドル切りましょう。いったん曲がり始めればアクセル踏み足していっても曲がってくれそうな…気配w まあ限界は試せません。
S#モードだとSモードより低いギアで頑張ってくれるようになります。それでもコーナーでいったん減速してから再加速しようとするたび高いギアからのキックダウンが入るので加速がもたつきます。最初はターボラグが1秒ほどもあるのかと誤解してしまいました。この問題はシフトレバーをマニュアルシフトに入れることであっさり解消され、思うようなタイミングで加速させられるようになりました。
それでもなお、オンロードのワインディングの上りをスポーティに走らせて楽しみ、そのまま未舗装林道に突っ込んで自然の中のアドベンチャー気分を味わうという、ずっと求めていたスペックを遂に手に入れた、と言うには及ばないですね。オンロードのコーナリングが特筆すべきほど楽しいわけではないので仕方ない。直線部分の加速力のおかげで速いは速いんでしょうけれども。
まあ、これまで乗り継いできたホンダHR-Vも、ニッサンデュアリスも、エクストレイルも、スバルフォレスターも、私の所に嫁いでくるまでは決してこんなシバかれ方はしてなかったろうと思いますので、ご愁傷様なのか、本領を発揮できて喜んでいるかは知りません。
このクルマ、貧乏ランプ点くの早すぎない? そこで?
燃費は推して知るべしですが、オイル減りのやばかったエクストレイルより少しマシなようです。リッター10㎞とは言わないけど8㎞くらいいってくれないかな。
とにかく普通に乗ってて快適です。パワーウィンドウは元気に上下するし、キーレスエントリーは効くし、ノッキングもないしw 燃料代だけは頭が痛いですが大事にしていきたいと思います。
でもやっぱ年式がゆえにどこかしら壊れていくんだろうな~。あまり壊れないでくれよな。頼むよ。
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2022/06/23 22:31:51