
東京世田谷区にある等々力不動尊に、モモと散歩に行ってきました。
寺は一年で一番の稼ぎ時、初詣参拝者用の準備がすっかり整っていました。
一富士、二鷹、三茄子・・・
さて、2011年元旦には、どんな初夢が見られるやら・・・。
子どもの頃はよく見ていた「空を飛ぶ夢」を、最近、すっかり見なくなってしまったのはなぜなんでしょうか。
昔観たイタリアのフェデリコ・フェリーニ監督の映画『81/2』に想いが及びました。トンネルの交通渋滞に巻き込まれた映画監督役のマルチェロ・マストロヤンニが、何気なく周りを見渡しながら窓ガラスを軽く拭いていると、突然車内に白い煙がこみ上げてくる。息苦しくなって慌ててドアを開けて車外に出ようとするが、いくらやってもドアは開かない。もがき窓をたたく主人公役のマストロヤンニ。それを無感情に見つめる周りの人々。バスの窓からは手と足だけがダラリと下げられている。
時間の止まったひんやりとした空気が漂う・・・。
もがいていた主人公役のマストロヤンニはようやく窓から車外に這い出る。そして外の空気に触れた喜びを体いっぱい感じながら、流れるようにトンネルを出ると、その体は大空を飛行している。だが彼の足は映画プロデューサーのロープに捕らえられてしまう。そしてそのまま引っ張られると海に転落してしまう。
・・・この映画にはそんな主人公の夢や幻想、妄想といったイメージ・シーンが数多く挿入されています。私も以前はよくこうした息苦しい現実から脱出するために?空を飛ぶ夢をよく見たことがあるためか、この古い映画には今でも共感を覚えますが・・・、最近は夢に登場しなくなりました!
Posted at 2010/12/22 00:25:31 | |
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